yokosuka city 閉じる 横須賀市
横須賀市報道発表資料
●日時: 平成19年(2007年)01月05日
●場所: 本庁舎3階 来賓室
●案件: 市長年頭の所感(定例記者会見)
横須賀美術館の初代館長が島田章三さんに決まる(定例記者会見)
「いじめ対策サポートチーム会議」を設立(定例記者会見)
よこすかの新たな世紀へ(定例記者会見)
あなただけの「横須賀」を描いてください(定例記者会見)
お客さま志向の行政サービスを目指します(定例記者会見)
※各案件のタイトルをクリックすると、当該案件の詳細をご覧いただけます。

▼ 市長からの話題
・広報課長
 新年の年頭に当たり市長から年頭の所感を述べさせていただき、併せて2番目の「横須賀美術館の初代館長が島田章三さんに決まる 〜本市出身の洋画家で愛知県立芸術大学学長〜」についても、市長から発表します。

・市 長
 明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
 年頭の所感は、すでに新年賀詞交歓会などで述べたとおりです。
 昨年を振り返って見ると、横須賀は波乱に満ちた、激動の一年だったと思います。今年は、できれば昨年よりは穏やかな一年であるよう願っています。
 年の初めですので、今年の抱負をいくつか申し上げたいと思います。

 一つ目は、市制施行100周年という節目の年であるということです。
 現在、県内には19市ありますが、明治40年に市になっていたのは横浜市と横須賀市だけです。昔から県の中心的な地域として発展してきたという長い歴史があります。人に歴史ありといいますが、地域に歴史ありで、横須賀もさまざまな歴史があります。
 特に、横須賀の場合は、日本の重要な歴史の一部に登場するわけです。それは世界の歴史にもつながるのかもしれません。
 そういう歴史をこの100周年を機に、市民の皆さんとあらためて振り返ってみたいと思います。そして、私たちの街には、このような素晴らしい歴史があったということを再確認して、横須賀に対する愛着や誇りを再認識する契機にしたいと思います。
 この一年いろいろな行事やイベントが予定されています。これを機に横須賀をPRして、あらためて全国に知ってもらう機会としたいと思います。

 100周年の記念事業として美術館が4月28日にオープンします。初代館長をこの後発表しますが、素晴らしい建物ができましたので、内容を充実させて横須賀の新しい文化の発信地にしたいと思います。
 美術の愛好家だけでなく、子どもや高齢者の方、心身にハンディを持った方など誰もが楽しみ親しみやすい美術館にしたいと思います。市民だけでなく全国の人から横須賀美術館は素晴らしいという評価をいただき、また来ていただけるレベルの高い美術館にしたいと思います。

 ちょうど100年ということで、これからの横須賀の進む方向を市民に分かりやすく示すものとして「新世紀ビジョン」を策定しています。間もなく完成しますが、できるだけ具体的な数値を入れ、夢のある計画にしたいと思っています。

 最後は、原子力空母の問題です。2008年に配備されますので、今年は非常に大切な年です。市民が安心感を持てる体制を作るため、米海軍と協議、交渉を進めています。これまで米海軍は、原子力空母の事故は起こらないと言ってきましたが、万々が一のことを考えて、それに備える体制を作らなければいけません。この一年間で、具体的な協定、事故を想定した訓練などを具体的に決めて、市民の皆さんに安心してもらえるよう努力していきます。

 次に、横須賀美術館の館長を発表します。横須賀出身の洋画家で、現在、愛知県立芸術大学の学長であります島田章三さんに決定しました。

 島田章三さんの略歴をご紹介します。
 昭和8年、現在の横須賀市大津町に生まれ、現在73歳です。
大津小学校、馬堀中学校を経て、県立横須賀高等学校に入学、美術部に在籍しました。
 この後、画家を目指して東京芸術大学に入学され、在学中に国画賞を受賞し、その俊才ぶりを発揮されました。
 大学を卒業後、国画会の会員となり、安井賞や宮本三郎記念賞、日本芸術院賞などさまざまな賞を受賞されて、画家としての地位を確立し、現在も第一線で活躍されています。
 平成16年には文化功労者に顕彰され、今後、日本美術界の牽引者としての役割を、ますます期待されています。

 館長をお願いした理由ですが、島田さんは横須賀が全国に誇ることができる芸術家だということです。
 次に、愛知県立芸術大学の学長を5年務められていて、経営感覚、管理監督者としての能力にも優れています。
 三つ目として、横須賀美術館の設計者を選考する委員でもあり、計画当初からご尽力いただきました。

 初代の美術館長として島田さんをお迎えできることは、横須賀美術館にとって最高の船出です。
 島田さんは、この4月から非常勤として館長に就任しますが、全国の美術館や芸術関係の大学などとのネットワークをフルに活用して、横須賀美術館を素晴らしいものにしてもらいたいと思います。
 島田さんを中心に職員一丸となって、市民の皆さんをはじめ多くの方々に親しまれ、全国に誇ることのできる美術館にしたいと考えています。

・広報課長
 3番目の「いじめ対策サポートチーム会議を設立 〜学校のいじめ問題を解消します〜」について、教育長から説明します。

・教育長
 昨年は、いじめの問題、あるいはそれに伴う子どもの自殺が大きな社会問題となりました。
文部科学省の教育再生会議は、昨年11月29日に「いじめ問題への緊急提言」を発表しました。 その中で、「教育委員会もいじめ解決のサポートチームを結成し、学校を支援する。教育委員会は、学校をサポートするスキル(技能)を高める」という内容がありました。
 これを受けて、すべての子どもにとって、学校が安心・安全で楽しい場所であるために、本市教育委員会では新たに三つの取り組みを行ないます。

 1点目は、「いじめ対策サポートチーム会議」の設立です。学校教育課長を会長として、小・中学校の校長会から代表者をそれぞれ1名、指導主事6名、学識経験者1名の10名で構成しています。
 昨年12月7日に第1回目の会合を開きました。この会議では、学校でいじめが起こらないようにすること、あるいはいじめが起こった場合に速やかに解消することを目的として、さまざまな検討や対策を行っていきます。
 具体的には、次の五つを活動の柱として考えています。一つ目は、学校にいじめを訴えやすい場所や仕組みを設けるための工夫をすること。二つ目は、いじめに関する調査等を行うための検討と分析を行うこと。三つ目は、問題を起こす子どもに対しての指導に関する検討を行うこと。四つ目は、いじめに対する学校の組織体制づくりに向けての指導や助言をすること。五つ目は、いじめについて地域や保護者に対して啓発活動を行うことです。

 2点目は、「いじめ対策サポートチーム会議」の最初の活動となる、フォーラム
「STOP THE いじめ」の開催です。このフォーラムでは、教育委員長の奥寺康彦さん、元横浜FCの城彰二選手を招いて、ご自身のサッカー体験を通して、いじめについて語ってもらいます。
 さらに、参加する市内小・中・高・ろう・養護学校77校の中の数校が基調提案を行い、会場全体で協議を盛り上げ、有意義な会議にしたいと考えています。
 「いじめ対策サポートチーム会議」では、今回のフォーラムをはじめとして、さまざまな対策を進めたいと考えています。すでに児童相談所や神奈川県警の少年相談保護センター、あるいは市PTA協議会とも連携・協力を進めていますが、今後も各専門機関に協力いただきながら、すべての子どもにとって安心・安全で楽しい学校づくりを進めていきたいと考えています。

 3点目は、「ヤングテレホン横須賀」のサービス拡充です。2月3日土曜日から、これまでは平日だけ受けていた電話相談を、土曜日、日曜日、祝日にも拡大して、いじめ、不登校をはじめ、青少年の悩みに対応する電話相談の受け付けを開始します。受け付け時間は午前9時から午後4時30分までです。相談を受ける時間が増えることで、より多くの青少年の悩みを解消することができればと考えています。

・広報課長
 4番目の「よこすかの新たな世紀へ 〜市制100周年記念事業がスタート〜」、5番目の「あなただけの「横須賀」を描いてください 〜市制100周年を記念して美術作品を募集〜」、6番目の「お客様志向の行政サービスを目指します 〜サービス向上のためのアンケートを実施〜」について、企画調整部長から説明します。

・企画調整部長
 「よこすかの新たな世紀へ 〜市制100周年記念事業がスタート〜」について、説明します。
 2月18日日曜日の「市制施行100周年記念式典」を皮切りに、本期間の記念事業がスタートします。

 100周年を記念して制作した「よこすかの歌」の題名は「風を感じる街〜yokosuka」で、作詞は阿木燿子(あき・ようこ)さん、作曲は宇崎竜童(うざき・りゅうどう)さん、歌唱は杉山清貴(すぎやま・きよたか)さんです。
 阿木さん、宇崎さんは、1976年に山口百恵さんが歌った「横須賀ストーリー」の作詞、作曲を手がけています。歌唱者の杉山さんは横須賀学院高校の卒業生です。
 すでにCDのレコーディングは終了し、現在、ジャケットのデザインなど、最終の調整を行っています。「市制施行100周年記念式典」で正式に発表します。
 発表後は、市内レコード店や書店などで、1枚500円で販売します。合唱用や吹奏楽用の楽譜も作りましたので、多くの皆さんに活用してもらい普及に努めます。

 2月18日日曜日は、よこすか芸術劇場で、「市制施行100周年記念式典」と「記念事業オープニングイベント」を行います。
 第一部の記念式典では、横須賀市人権都市宣言、市政功労者表彰、市民表彰などを行います。
 第二部のオープニングイベントでは、横須賀大使によるトークショーや「よこすかの歌」の発表を行います。
 「よこすかの歌」は、杉山清貴さんだけでなく、横須賀芸術劇場少年少女合唱団による合唱も披露する予定です。

 次に、100周年記念事業実行委員会が本期間に実施する予定の記念事業について、その概要を説明します。
 「YOKOSUKA国際交流フェスタ(浦賀会場)」は、5月12日土曜日、13日日曜日に住友重機械工業株式会社浦賀工場で行います。
 ジャズコンサート「ビッグ・ジャズ・サウンドよこすか」のほか、「帆船パレードよこすか2007」などを開催します。

 「YOKOSUKA国際交流フェスタ(米海軍横須賀基地会場)」は、カントリーミュージックのコンサート「JAMBOREE the Ys COUNTRY!」(ジャンボリー・ザ・ワイズ・カントリー)を行います。
 6月2日土曜日は、よこすか芸術劇場で国内カントリーバンドによる前夜祭を行い、3日日曜日は、米海軍横須賀基地内で海外からカントリー歌手を招いてコンサートを行います。

 「子ども夢遊びフェスタ」は、10月13日土曜日、14日日曜日に長井海の手公園(ソレイユの丘)で開催します。 
 子どもたちが市内の研究機関の最先端技術に触れられる場を提供します。

 「市民主催事業」は、応募49事業のうち、審査会において28事業を認定しました。この1年間、さまざまな事業が行われますのでご期待ください。

 次に「あなただけの「横須賀」を描いてください 〜市制100周年を記念して美術作品を募集〜」について、説明します。
 市制施行100周年を迎える横須賀市の魅力を、多くの皆さんに知ってもらう機会とするとともに、市民文化の振興と本市のイメージアップを図るため、「横須賀」をテーマとした美術作品を全国から募集します。

 応募できる方は、日本国内在住者であれば、経歴・年齢を問いません。
 テーマは「横須賀」で、本市の風景、歴史、風俗、イベント、あるいはイメージ、印象などを取り入れたもので、具象、抽象を問いません。
 募集作品は、洋画、日本画、版画、写真の4部門で、サイズに制限があります。

 審査員は、横須賀育ちの写真家石内 都(いしうち・みやこ)さん、平塚美術館長の草薙 奈津子(くさなぎ・なつこ)さん、世田谷美術館長の酒井忠康(さかい・ただやす)さん、横須賀美術館長に就任します島田 章三(しまだ・しょうぞう)さん、神奈川県立近代美術館長の山梨 俊夫(やまなし・としお)さんにお願いしています。

 入賞の賞金は、横須賀大賞が1点、賞金100万円を予定しています。準大賞1点、賞金50万円、部門賞に当たる優秀賞が4点、賞金20万円です。そのほか入選作品を70点選び、記念品として入賞作品図録を差しあげる予定です。
 大賞、準大賞の作品は、本市が買い上げる予定です。
 5月1日から出品の受け付けを始め、来年1月5日に表彰式を行います。詳しいことは、文化振興課へお問い合わせください。

 最後に「お客さま志向の行政サービスを目指します 〜サービス向上のためのアンケートを実施〜」について、説明します。
 「市民やサービスの利用者をお客さまととらえ、お客さまの声を手掛かりとして、行政サービスの改善を行い、効率的・効果的・高品質なお客さま志向のサービスを提供するしくみ」として、サービス向上運動を検討してきました。

 このサービス向上運動は、市民との対面型でサービスを提供している窓口サービス課、役所屋、保育園、図書館をモデルとして検討を行い、その結果を「サービス向上ハンドブック」としてまとめました。
 今後、このハンドブックを活用して運動を推進するとともに、この運動を全庁的に展開していくため、本庁舎と行政センターでも「サービス向上のためのお客さまアンケート」を実施します。
 これにより、全庁的に職員のサービス向上に対する意識を高め、お客さま志向のサービスを実現したいと考えています。

 実施方法は、来庁したお客さまにアンケート調査票を配布し、帰る際に回収ボックスに調査票を入れてもらうようにします。
 本庁舎では玄関付近で年4回、各行政センターでは1月22日から1カ月程度実施します。本庁舎では、職員に実施日を知らせず、抜き打ちで実施します。

 このアンケート結果は、部長会議で職員に報告し、サービス向上のために活用するとともに、広報よこすかや市ホームページなどに掲載し、市民の皆さんに公表します。

▼ 質疑応答
・記 者
 美術館長に就任する島田章三さんの意気込み、思い入れは、いかがですか。

・市 長
 大変大きいものを感じます。今日も記者会見場に来る予定でしたが、日程の都合で来ることができませんでした。
 
・記 者
 今は、どこに住んでいるのですか。

・美術館準備室長
 愛知県名古屋市昭和区です。

・記 者
 美術館長の依頼は、どのように行ったのですか。
 
・市 長
 上田副市長が島田さんの自宅に伺い、お願いしました。

・記 者
 島田さんは、生まれ故郷の横須賀の美術館長に就任することについて、どのように言っていますか。

・上田副市長
 島田さんは、「自分をここまで育ててくれたのは横須賀であるから、地元横須賀に恩返しをしたい」としみじみと言っていました。横須賀で生まれ育って、馬堀中学校時代に絵の先生であった佐々木雅人(ささき・がじん)さんに才能を見いだされて、この道に進すんだそうです。
 最初は絵が売れず、随分苦労されたようですが、そのときに横須賀の皆さんに絵を買っていただき、いろいろ助けてもらったそうです。
 ちょうど愛知県立芸術大学の学長の任期がこの3月で満了になるということです。
 
・記 者
 横須賀に戻ってくるのですか。

・市 長
 ご自宅が名古屋市にありますので、難しいかもしれません。

・記 者
 中央公園に歌人、島田修二(しまだ・しゅうじ)さんの歌碑がありますが。

・上田副市長
 島田章三さんのお兄さまで、平成16年9月12日に亡くなられました。

・記 者
 「ヤングテレホン横須賀」は、いつから制度がスタートしたのですか。

・教育研究所主査
 平成14年に教育研究所と青少年相談センターの共同事業としてスタートしました。
 
・記 者
 年間の相談件数は何件ありますか。

・教育研究所主査
 昨年度の相談件数は、314件です。

・記 者
 今後は土曜、日曜、祝日も行うので、かなり増加が見込まれますか。

・教育長
 これまでは、保護者からの相談が250件で、特にお母さんからの相談が203件でした。土曜、日曜、祝日も行うことで、子ども本人からの相談がかなり増えるのではないかと思っています。毎日受け付けることができますので、待たせることがなくなります。 
 
・記 者
 「よこすかの歌」は、どのような感じの歌ですか。

・市 長
 演歌調でもなく、クラシックでもない、われわれの世代も溶け込めるポップス調の曲です。いい歌ができたので楽しみにしていてください。

・記 者
 100周年ということで、山口百恵さんに何か依頼はしたのですか。

・100周年記念事業担当課長
 横須賀ゆかりの方ということで関係者に話しましたが、「長く歌っていないので難しいのでは」と言われ、断念しました。 

・記 者
 昨日(1月4日)選挙管理委員会の審査が終わって、原子力空母の住民投票条例に関する署名者数が37,858人になりました。今後の縦覧で若干の変動はあるかもしれませんが、この結果をどう思いますか。

・市 長
 有権者の50分の1以上集まれば有効となるわけで、その署名数を十分上回ったのだと思います。
 
・記 者
 市長が予想していたより多かったですか。

・市 長
 予想より多いとか少ないとかということはありません。有権者の50分の1以上署名が集められた場合には、法律にのっとって、市長としての意見を付して、議会に提出する手続きをとります。
 
・記 者
 市長の意見は、どういった趣旨のものになりそうですか。

・市 長
 この場で具体的に示すことはできませんが、基本の骨子は、繰り返し市議会で申しあげているとおりです。
 自治体が決めることができる事項については、住民投票という手法は非常に意義がある場合があります。例えば、市町村の合併問題を住民投票で決めたり、あるいはその結果を参考にして首長が決めるということはあると思います。
 しかし、原子力空母の配備については、外交問題、両政府間の問題であり、地方自治体に決める権限はありません。
 したがって、この問題を住民投票で決めるというわけにはいきません。そのような趣旨の意見を申し述べようと思っています。
 
・記 者
 基地再編交付金について、国から話はないのですか。

・市 長
 法案を国会に提出して、これから具体的に決まっていくので、はっきりしたことは分かりません。ただ、基本的に再編交付金という名称であっても、横須賀市が再編とは関係ないから対象外ということはないと思います。
 国もそのように言ってくれていますから、横須賀市が対象になると確信しています。
 国は、原子力空母の問題について、横須賀がさまざまな困難を抱えているということを、十分に理解していると思っています。
 

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