1999年1月31日は
横須賀芸術劇場
の開館5周年記念のスタートを切る「第九」公演され、8月7日にはモーツァルトの歌劇「魔笛」が予定されています。幸せなことに、私はこれらビッグイベントに参加できるチャンスを得ることができました。
横須賀芸術劇場合唱団
横須賀芸術劇場合唱団は1994年に「横須賀芸術劇場」が落成、スタートしたのに伴い編成されました。現在ではベーシックコース、マスターコース、少年少女合唱団に分かれ、市民に開かれたアマチュア合唱団として活動しています。立派な劇場に恥じないレベルの高い合唱団を目指しています。
マスターコースオーディション・・・胃が痛い
私は、1997年暮れに横須賀交響楽団の第九に始めて参加することでベーシックコース団員となりました。ベーシックは希望すれば男の場合人数が少ないので無条件で入団できるのです。聞くだけだった第九を歌えることが嬉しく、結構苦労しながらも暗譜で歌えるまでになりました。
1998年は第九はなし。せっかく昨年覚えたのにとがっかりしていたら理由がありました。それは劇場の5周年記念幕開けに、新年1月に演奏する計画があったのです。しかも
グスタフ・クーン
指揮の東京交響楽団。プロとの共演です。これに参加するためには、まずマスターコースへの昇格が前提となります。そこでオーディションを9月に受けることとなり、自分で選んだ課題曲「サンタ・ルチア」を胃の痛む(本当に痛くなって、2時間直らなかった。)思いをしてオーディションに合格したのでした。
第九オーディション・・・舞い上がる
胃の痛みが忘れられない1月後の10月に、今度は第九のオーディションが行われました。指揮者の要望で人数制限があったためです。今度は胃は痛まなかったものの、横須賀文化会館大ホールの舞台に立たされて、一人で歌わされる羽目になり、緊張連続。結果は・・・何と約250人中30番以内に入ることができ、本当にうれしく、舞い上がってしまいました。
グスタフ・クーン
本番前3日間がグスタフ・クーンの指導。世界の指揮者とはどんなものか、とても楽しみな反面、どんなに厳しいのだろうと思っていました。4回の集中レッスンは言葉のハンデを感じさせないほど分かりやすく、ユーモアも交えながらの楽しいものでした。
本番当日、指揮で特に印象に残ったのは、第4楽章で合唱が出番が近くなってきたとき、それまで厳しい表情で音楽に神経を没頭していたクーンが、合唱団に「出番だぞ」と優しい眼差しで合図してくれたことでした。
お陰ですばらしい演奏ができ、観客からの暖かい拍手と自分自身での成功の実感とにコーラスメンバー皆が酔いしれたのでした。
マエストロと遭遇
演奏会が終わり、一緒に出演した妻と観に来てくれた友人の
直美ちゃん
とで、どぶ板通りのQ'sBarで打ち上げをしていたら、グスタフ・クーンが奥さんを連れてお店にはいってきたのです。酔いと疲れでウトウトしていた私は一気に正気に戻り、クーン氏にサインをもらったり、写真を撮ったりでその日1日が夢のようでした。最後に「アウフ・ビーダー・ゼーン」と大きな手で握手してもらって別れました。
「魔笛」オーディション
4月25日は魔笛のオーディションが行われました。3回目のオーディションとなるとちょっと慣れてきて、舞台の上での緊張もさほどなく、楽しくさえありました。男声は競争倍率が低いので気が楽ですが、妻は3分の2が落とされるとあって心配していたところ、結果は二人とも合格。魔笛は高校生の頃から大好きな曲で、これに自分が出演できるなんていまだに信じられません。8月の本番はもとより、練習も今からとても楽しみです。
魔笛の様子は、このホームページに掲載をしていきます。
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