広報よこすか2015年1月1日号
2/16

(2)特集平成27年(2015年)1月1日国際平和のための標語入賞作品<議長賞>■言葉じゃない 笑顔が世界の 共通語(夏島小学校5年 山内 孝たか将ゆきさん) 三浦安針とその妻の供養塔はいっとき荒廃したものの修理されました。 道標は修理の一環で大正10年に、JR横須賀駅から安針塚までの経路に3基建てられました。 横須賀軍港をしのばせる衛兵の詰め所。 ドーム型の銅板ぶきの屋根に、タイル張りの鉄筋コンクリート造りの八角形の2棟の建物で、軍港の入り口でした。 対岸には、今は米海軍横須賀基地となった、かつての横須賀製鉄所(造船所)のドライドックが望めます。 ことしは横須賀製鉄所(造船所)創設150周年。 製鉄所の建設は近代以降の横須賀を発展させるきっかけとなりましたが、歴史は他にもあります。 地域には、それぞれ歴史の中で生まれ伝えられてきた有形・無形の文化があり、それらは現在だけでなく未来に向けた貴重な財産です。 この機会に、市内の文化財や市民文化資産の中でも、あまり知られていないけど身近なものをちょっぴりご紹介します。 国の史跡に指定される、東京湾要ようさい塞跡(猿島砲台跡・千代ヶ崎砲台跡)もご案内します。三浦安針墓(県立塚山公園) と安針塚への道標(西逸見町・東逸見町)旧横須賀重砲兵連隊営門(坂本町)市民文化資産 横須賀重砲兵連隊は明治23年に要塞砲兵第一連隊として設置されました。 この門は連隊の正門として明治40年に建てられた、れんが・石造りの堅固なもので、関東大震災にも耐えた貴重な建造物です。「東京湾要塞跡猿島砲台跡・千代ヶ崎砲台跡」で防備に当たった兵も、平時はここに駐屯していました。こんなところがあったんだ?虎踊り国選択無形民俗文化財浦賀の虎踊 横須賀の虎踊りは三つ、浦賀、野比の他、久里浜にもありました。 浦賀の虎踊りは西浦賀に伝わり、毎年6月第2土曜日に、為ためとも朝神社(西浦賀)へ奉納されます。野比の虎踊りは、隔年の7月最終土曜日に白髭ひげ神社(野比)で開催されます。久里浜の虎踊りは残念ながら途絶えてしまいましたが、当時の道具類は今も残っています。 「浦賀の虎踊」は、県指定重要無形民俗文化財。 「浦賀の虎踊」「野比の虎踊」は併せて「横須賀の虎踊」という国選択無形民俗文化財です。野比の虎踊 荒崎に近い長井の荒井地区で今も続く民俗風習。疫病などが村に入らないよう、村境の3カ所にしめ縄を張るものです。 しめ縄には、わらで作った草履・刀・蛇、木製のサイコロを飾り、毎年5月15日と11月15日に張り替えます。長井町荒井の道切り(長井)市指定重要無形民俗文化財国指定の史跡市民文化資産逸見波止場衛門(汐入町)市民文化資産再発見歴史あったんだ?横須賀の三浦安針墓道標の一つ【生涯学習課☎(822)8484(市民文化資産については文化振興課☎(822)8116)】

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です