広報よこすか2017年4月1日号
2/12

(2)市政総合平成29年(2017年)4月1日平成28年度国際平和標語コンクール入賞作品<佳作>■ぼくたちの えがおがさかす へいわのはな(大津小学校1年 川上 大たい駕が さん)基本的な姿勢 横須賀市は、まさに本日(2月15日)、市制施行110周年の節目を迎えました。横須賀の発展の礎を築かれた数多くの先人、先達、先輩のご尽力があればこそ、今日においても、本市は全国に名を知られる都市になっているのだと思います。これからも地域のために取り組んでいる方を支援し、熱意や、やる気に応えられるように努めていきます。そして、どうすれば市民の役に立つことができるのか、といった原点に立ち返り、職員の先頭に立って市政運営にあたっていきます。横須賀市の現状 本市は全国の中でも高齢化率が高く、自然減による人口減少が進んでいます。このような状況下では、行政組織も公共施設も規模の縮小が求められてきます。また長く健康でいることや介護予防、人生の終末の迎え方など、命の尊厳に向き合った施策の必要性も感じています。 一方、社会減については、人口移動の多い結婚・子育て世代に向けた施策、安定した雇用の確保、良質な住宅供給、そして本市が持つ魅力や暮らしやすい環境を伝えるための情報発信など「必ずや横須賀市の社会減をゼロとする」という意気込みを職員と共有しながら、市役所が一丸となって邁まいしん進していきます。都市間連携 三浦半島4市1町による三浦半島サミットでは未病や観光などで連携し、旧軍港4市では日本遺産の活用という新たな共同事業が進んでいます。今後も他市町や県との連携を深め、相互協力に努めていきます。 また5月から中核市市長会会長に就任する予定です。こうした組織を代表するという職責もしっかりと果たし、国に対しては、地域の実情に応じた事業を実施できるよう、地方への財源保障を求めていきたいと考えています。観光立市 「観光立市推進基本計画」の目標である「2025年度までの観光客数1千万人、観光客消費額636億円」の達成に向けて、日本遺産の取り組みやスポーツイベント・各種学会の誘致を観光分野に広げるなど、さまざまな施策を推進していきます。英語が学べるまち 横須賀 従来の事業に加え、親子や子どもを対象とした英語に触れるコミセン講座の開催、中学校3年生を対象とした英検3級の検定料の助成、外国人が日本人家庭を日帰り訪問する交流事業など、新たな取り組みを始めます。スポーツの振興 学校体育以外のスポーツ関連事務を教育委員会から市長部局に移管し、スポーツの持つ社会性や魅力を最大限に活用したまちづくりを推進していきます。 5月には国内で24年ぶりとなるウインドサーフィンのワールドカップを津久井浜で開催します。これを機にマリンスポーツ人口や集客の増、定住促進、地域の活性化などに取り組みます。 ナショナルトレーニングセンター(NTC)の拡充施設や、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプといった各種の誘致にも積極的に取り組みます。また横浜DeNAベイスターズファームの総合練習場を追浜に整備し、スポーツ振興と地域活性化を図ります。横須賀市まち・ひと・しごと創生総合戦略▼市内経済の活性化を図り、雇用を創出する 新たな取り組みとして、中小企業の求人情報発信サイトの開発、定年退職自衛官を対象とした就職説明会を開催します。   また商店街ではNTTドコモがYRPで開発した最先端の翻訳システムを活用したアプリケーションなどを導入して、外国の方が安心して買い物ができる環境を整備します。久里浜港では、定期航路の誘致に向けた取り組みとしてトライアル寄港を実施します。▼定住を促す魅力的な都市環境(教育環境・住環境)をつくる 教育環境では、学習状況調査の実施範囲を拡大し、学力向上に取り組みます。また教員の指導力向上を図るため、新たに小学校低学年授業アドバイザーを配置します。学校以外では「土曜寺子屋教室」を拡充し、市内13カ所で開催します。中学校完全給食については、実施に向けた基本計画を策定します。 住環境では、「子育てファミリー等応援住宅バンク」の対象地域や助成対象年齢を拡大するとともに、購入したバンク物件を解体し新築する場合も助成対象とします。また不動産事業者や町内会などと連携し、空き家に関する相談体制の充実に取り組みます。 「横須賀体感モニターツアー」の通年開催に加え、本市への移住体験事業を始めます。また交通機関や不動産情報サイトを活用した情報発信を図ります。▼若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 妊産婦の健康診査の助成・拡充、特別養子縁組の普及啓発、保育所の定員や小規模保育事業の拡充、認定こども園への移行推進、保育士の処遇改善などに努めます。 放課後児童クラブについては、社会福祉法人が設置するクラブを整備するほか、小学校3校の教室をクラブ用に改修します。さらに全児童を対象とする新たな放課後子ども教室の試行事業などにも取り組みます。▼人口減少社会に対応したまちづくりを進める 特徴のある物件を集めて紹介する「新空き家バンク」を創設し、多様なニーズとのマッチングを図ります。また拠点ネットワーク型の都市づくりに向けた「立地適正化計画」の策定に取り組み、都市のコンパクト化を推進します。 健康、医療、福祉対策の強化では、地域行事や観光イベントを活用したラジオ体操ワンポイントレッスンや、県や三浦半島の3市1町と連携を強化した健康づくり事業を推進します。 平成26年の在宅死亡率が20万人以上の都市で全国トップになるなどの成果が表れてきた医療と介護の連携については、今後も連携を深める取り組みを進めます。 また人生の最終段階の医療について考え、意思を表明する「横須賀版リビング・ウィル」を作成し、その啓発に注力します。 看護師の確保対策については、離職防止研修や合同就職・進学説明会などを継続し、新たに設立された男性看護師会とも連携して取り組みます。 エンディングプラン・サポート事業については、ペットなどのご相談などを含めた、より広い範囲の終活課題に対する支援を図ります。施設配置適正化計画 学校など未策定となっている施設について、引き続き計画の策定を推進します。なお万代会館と天神島ビジターセンターの廃止については、方針を改め、今後の活用について検討します。市民活動サポートセンターの移転については、利便性を考慮し、移転せず存続することとします。基地 原子力艦の原子力災害対策については、政府に対し平成25年4月から3度にわたる要請を行い、昨年7月に国のマニュアルが改訂されたことから、3月中に地域防災計画の改訂作業を完了させ、新年度からは新たな計画に基づく対応をしていくことになります。平成29年度 市長施政方針平成29年 第1回 市議会定例会(2月15日開催)で市長が行った演説の概要を掲載します。 街の清掃や高齢者支援のボランティアなどの市民公益活動に参加した人に、市立施設の使用料、一部商業施設の商品購入、市民公益活動団体への寄付などに使用できるポイント券を配布しています。ポイント券の使い道が増えました▽一部の駐車場や駐輪場で回数券の購入や利用料に使えるようになりました。▽ポイント券が使える障害者作業所製品販売店(ともしびショップ)が増えました。ポイント券のもらい方 ポイント券配布対象活動に参加するともらえます。4月〜7月の対象活動は、市HPや市民活動サポートセンターなどにある対象活動一覧でご確認ください。 4月1日㈯からJR横須賀駅を始点として、汐入駅を経由する新ルートの運行を開始します。 ルートの拡大に伴い、JR横須賀駅や汐入駅から三笠公園やよこすかポートマーケットへのアクセスが便利になります。経路など詳細は市HPをご覧ください。議事課☎(822)8463市議会ニュース市民公益活動に参加するとポイント券がもらえます市民生活課☎(822)9699「三笠循環バス」 拡大ルート運行開始商業・市街地振興課☎(822)8286◆議会報告会 「平成29年度予算」「特別委員会」をテーマに開催します。当日直接会場へ。▶池上コミセン・鴨居コミセン =4月21日(金)19時~20時30分▶ヴェルクよこすか・武山コミセン =4月22日(土)14時~15時30分◆平成29年招集議会 市議会では、議会の機能強化を図るため、定例会を年1回とする通年議会を導入します。平成29年定例会を開会するため、招集議会を以下のとおり行います。 と き 5月10日(水)▶議会運営委員会=10時▶本会議=14時▶本会議終了後、各常任委員会、議会運営委員会を順次開催します。詳細は市議会HPをご覧ください。ポイント券見本

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です