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更新日:2019年3月31日

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横須賀市長記者会見「2019年3月5日」

日時

平成31年(2019年)3月5日(火曜日)11時00分~11時55分

場所 1号館3階会議室
案件

1. 「横須賀市民の就労支援事業の実施に関する協定」を締結します~自治体・商工会議
所・労働局での協定締結は県内初!~

2.東京駅の建設工事写真の発見と保管について

市長からの話題

「横須賀市民の就労支援事業の実施に関する協定」を締結します~自治体・商工会議
所・労働局での協定締結は県内初!~

市長
横須賀市民の就労支援事業の実施に関する協定締結についてご説明させていただきます。人手不足が全国的な問題となって久しいところですが、横浜市や東京都といった、1時間以内で通勤できる大都市と近接する本市では、中小企業の皆さまの人手不足が、他都市に比べてより深刻な問題となっている現状があります。一方で、高齢者、障害者、ひとり親など、働きたくても就労が困難な方がたくさん存在し、公共的な就労支援を必要としています。そこで、このたび本市と横須賀商工会議所、神奈川労働局の三者は、横須賀市民の就労支援事業の実施に関する協定を締結し、市民の就労支援と、市内事業者の人手不足の解消を進めていこうと考えています。当然、これまでも個々の事業ごとに共同で説明会を開催したり、互いの事業を広報したりといった協力を行ってまいりました。今回、この協定を締結することで、就労支援に三者が共同で取り組むことになり、それぞれの強みや特徴を生かした役割分担で、より効果的で効率的な取り組みを実施してまいります。主な連携事項として、若者、高齢者、女性、障害者、生活保護受給者、生活困窮者などの就労支援を記載しておりますが、これに限らず、市民全般の就労支援を連携して進めてまいります。本日は横須賀商工会議所会頭の平松さま、そして神奈川労働局の局長の三浦さまにもご列席いただいております。共に市民の就労と、市内事業者の人手不足解消のためにご尽力いただけることを頼もしく感じておりますし、改めまして厚く御礼を申し上げる次第でございます。今後も関係機関と連携を強化して就労支援に取り組むことを改めて申し上げまして、私からの記者発表といたします。

横須賀商工会議所 会頭
今日は神奈川労働局、横須賀市、横須賀商工会議所の連携のもと、横須賀市民の就労支援事業の実施に関する協定を締結することができたことに深く感謝申し上げます。横須賀商工会議所は、地域産業の活性化、地域商工業者経営支援を行う地域経済団体として、近年人口減少、人口の流出や少子に高齢化、事業承継問題等、都市活力が萎縮するような課題が山積みの中で、神奈川労働局、横須賀市をはじめ、県や金融機関との連携を深め、合同企業就職説明会やキャリア教育推進事業、横須賀の製造業の若手社員にスポットを当てた横須賀未来づくりプロジェクトなど、地域人材育成確保などにも力を注いでまいりました。今回神奈川労働局、横須賀市、横須賀商工会議所連携のもと、三機関の特性を生かしてさらなる地域人材の育成、それから各方に向け連携して横須賀市全体を盛り上げていきたいと存じます。今後は、事業そのものを可能な限り三者が共同で実施していきたいと考えています。共同で実施するということは、準備段階から当日の運営、必要に応じたその後のフォローアップなどにもそれぞれが関わるため、一層の作業の効率化が期待できるのではないかと思います。この三者協定の締結が発展していくことを心より期待しています。今後ともご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

神奈川労働局 局長
本日は横須賀市、横須賀商工会議所の皆さま方のご協力のもと、横須賀市民の就労支援事業の実施に関する協定の締結ができ、大変喜ばしく思っております。さて、神奈川労働局は、国の総合労働行政機関としまして、働き方改革の推進など重要な施策を担っておりますが、その中で、職業安定行政における地域の需給調整機関としての役割につきましては、地方自治体や地域経済団体との連携を密にし、多岐にわたる地域のニーズを的確に把握し、機動的な対応を図っていく必要がございます。わが国が人口減少および少子高齢化の時代を迎えている中、京浜地区の経済の一端を担い、中核市であります横須賀市におきましても、神奈川県全体よりもかなり早いスピードで高齢化が進んでおります。そこから生じる深刻な人手不足の解消、横須賀市の未来を見据えての若者、高齢者、女性などに対する就労支援に当たっては、本日締結されました横須賀市民の就労支援事業の実施に関する協定に基づきまして、横須賀市、横須賀商工会議所および神奈川労働局の連携が大きく寄与するものと確信しております。昨年8月に横須賀市、横須賀商工会議所主催の、ハローワーク横須賀、ハローワーク横浜南共催で合同の企業説明会を開催しております。定員40社のところ、90社近い企業がお申し込みいただき、参加者につきましては、130名を上回る実績がございました。これも横須賀市、横須賀商工会議所、ハローワークの三者が連携し、事業を推進した結果だと考えております。今後につきましても、連携をさらに強固なものとしまして、面接会等に限らず、さまざまな事業を共同で実施するなど、地域に密着した労働施策を展開していくことで、横須賀市の活性化のお役に立てればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

(ここで写真撮影を行った。)

質疑応答

記者
お三方にお聞きします。今回の協定を結んで、新たにそれぞれの役割分担ができたと思うのですが、具体的に、今回の協定で、新たに三者で具体的にどのようなことができるのか、1つで結構ですので上げていただけますでしょうか。

市長
高校生向けの出張校内説明会を開きたいと考えております。それぞれの商工会議所の実情、国の実情も踏まえた形で、高校生向けの説明会ができないかというのが1番の大きな目標でした。これまで大学生向けの合同企業説明会はやってきましたが、高校生に関しては開いていなかったので、非常に大きな可能性を秘めている三者協定だと思っています。

横須賀商工会議所 会頭
商工会議所としては、従来からも就労支援というのは実施してきたわけですが、我々が窓口になり、横須賀市内の若者たちや、定年になったあとに長くお勤めできる方々の就労支援ができる窓口が今までもありましたが、会議所だけでやっているという側面もありました。これを、横須賀市、労働局と一緒に共同で行うということになれば、間口がかなり広がり、横須賀市民の皆さんにとって就労のチャンスが多くなるという点で、大きく変わっていくと思います。例えば、長く事務的な手続きを行っており、卓越した能力をお持ちの横須賀市の方が、民間で大いに役立つというようなことだってあるわけで、これを知らしめていくことが、横須賀の就労状況の向上に大きく役に立つと思っております。例えばの話ですが、そのようなことも1つ考えられるので、これからこの点を積極的に、前向きにやっていきたいと思っています。

神奈川労働局 局長
労働局、つまりハローワークにつきましては、当然全国のネットワークを持っているということでございます。求人募集を行っている企業に対する繋がりと、就職活動をしている市民の皆さまとの繋がりという、両方のツールを持っていることが1つあります。当然、企業と市民の双方への情報提供や企業説明会をするための参加の募集は、労働局は非常に長けていますので、そのようなことがさらに頻繁にできるようになると考えています。それと、先ほど高校生の話が出ましたが、実は高校の就職担当者の方もハローワークとは繋がりがありますので、そのような情報もいち早く入ってきますし、国の機関でありますので、法律改正や制度改正の内容がいち早く皆さま方のところに情報提供できるということで、より早く、いろいろなことができるというメリットがあると感じております。

市長
もう1点なのですが、福祉という側面から、支援できることがあります。女性の就労支援も共にできると思います。例えば、母子家庭等の親に対するパソコンの講座であるとか、会議所会員に対するひとり親家庭の求職者紹介、母子父子寡婦福祉資金貸付金を活用した起業支援、さらには横須賀が進めている農福連携による障害者雇用の推進、就労援助センターなど就労支援機関を含めたネットワークの構築といった、さまざまな福祉的な支援を通じた連携ができることが、私どもにとっては非常に大きなメリットがあると思っています。

記者
分かればお願いします。横須賀市が深刻な労働者不足というのは、具体的な数字で、求人倍率の平均がこうで、横須賀市の場合はこうであるという、他市よりも深刻な状況にある数値がわかれば資料をいただきたいと思います。

神奈川労働局 局長
それは労働局の方で分かりますので、後ほど提供いたします。

記者
労働局長にお尋ねしたいのですが、先ほど8月に共同説明会があったとおっしゃっており、定員40社のところ90社が申し込んできたということで、結局90社参加されたのですか。

神奈川労働局 局長
参加企業は37社で、参加者が129名ですね。

記者
参加者というのはどういった意味ですか。

神奈川労働局 局長
参加企業、求職をする人、企業の方が37社あり、それに対して応募した方、参加した方が129名説明会に集まったということです。

記者
企業側の話に限定してお尋ねすると、90社の申し込みがあった中で、37社を厳選したということですか。

神奈川労働局 局長
実際来て、参加されたのが37社ということです。ただ、40が定員なものですから、100も200も来ても入れませんので、実際来たのは37社ということです。

記者
まだ半年程度ですが、139人の参加があって、実際の就職率、ペアリングというのはいかがですか。

神奈川労働局 局長
紹介件数がそこで53件ありまして、実際に就職したのは8件と聞いています。

記者
これはデータ的にどうなのでしょうか。魅力があるのかどうかという点でいかがですか。

神奈川労働局 局長
説明会をやってもその予定までいかない場合が結構多いのです。例えば、先ほど40と言っていましたが、それで100いくつも来るということ自体がそもそもそんなにないです。参加企業も結構少ないですし、参加者も少ない中では、先ほど申し上げた数字は多い方だと思います。

記者
そうですか。

神奈川労働局 局長
やはり三者で合同でやったという実績だと思います。

記者
協定を結ぶことによって、何が変わるのかということが先ほどの質問に具体的なものがあまりなかったのですが、要するにまだ具体的なものはあまりないということなのでしょうか。それでは少し記事として書きづらいような気がするのですが。

市長
今お話しした女性の就労者支援と障害者支援は、全て三者でなくてはできない話です。簡単に言うと、需要と供給のマッチングがそれぞれの機関でバラバラにやっていたわけです。どんなジャンルの人たちでも、このようなものが欲しいと言ったときに、すぐ職を見つけられる、あるいは企業側も大小にも関わらず見つけられる、という広範な仕組みをつくるという意味では、画期的だったと思います。民間であれば当たり前のように思うのですが、実は行政機関というのはご承知のとおり、いろいろな制約があり、往々にしてこのようにはなりません。商工会議所会頭のご尽力もあり、画期的な横の広がりができたと感じられます。具体的にイメージができないとは思うのですが、具体的な施策をこれから繰り広げるので、今後お分かりいただけると思っています。

記者
市内企業者の人手不足解消ということはやはり緊急性があるということですか。

市長
ものすごく高いです。

記者
必要性ということに駆られて、この政策を持ってきたと思います。実際に先ほど言ったとおりのデータ上で、規模的な問題もあると思うのですが、横須賀市内の50人規模くらいの事業所がかなり多いということで伺っております。それが県外に労働者が行ってしまうことが問題であって、その方々に地元で働いてもらえるような施策にしないといけないと思います。県外に行ったものを呼び寄せるということですか。

市長
基本的には、中にいる人間を外に出さないという考えです。私はいつも自給自足経済を唱えているのですが、せっかくいい事業者が存在しながら、そのマッチングができてないという実情があるわけです。それにはやはり、労働局、商工会議所と手を組まないと実態が分かりません。1番分かっていらっしゃるのは、おそらく商工会議所の会頭だと思っています。さまざまなお話をお聞かせいただくのですが、実態がよく分からないです。今は横須賀市の経済部が個別に中小企業を回っているのですが、それを全体的に、どういう状況にあるのかというのをご存じなのはやはり商工会議所の会頭で、さまざまな情報をお持ちだと思っています。それを踏まえ、連携しながらいろいろなことをやっていきたいと思っています。

記者
そうすると、市内の事業者が大体人手不足というのは、100ではなく、皆さまが70とか80くらいのことで四苦八苦しているという状況ということですか。あるいは四苦八苦ということはないけれど、次の事業の展開のための労働より、今現在の仕事を回すためのものが不足しているということですか。それとあと1点。横須賀市内の事業者というのは、どういう系統があるのですか。自動車関連だとか造船関連というような形で、お聞かせください。

横須賀商工会議所 会頭
基本的には横須賀の中小企業の皆さまは、現状で人手不足ということは、必ず7~8割は皆さまそう思っています。現実に経営をしている人たちも、仕事に対する人をもう少し入れれば、もう少し仕事が増えるだろうというような状況下に、今あります。ただ、問題は、この仕事がいつまで続くだろうかという不安も一方であって、人だけそんなに入れてもいいのかということです。だから、人材と頭数の問題なのです。非常に専門度の高い職員が欲しいとなっても、そのような人はあまりいないということです。頭数だけ入れてもいいという問題ではありません。人数だけではなく、質の問題も横須賀市内ではあるということで、その業種が、どちらかと言えば自動車、あるいは造船です。過去よりもずいぶん縮小してきましたが、それでもそのような町工場や中小企業の工場が多いので、その分野の職人さんや、建設土木の職人さんたちが、現実に少ないということは今もあります。それをなんとかしましょうと言う場合、何回も言うようですが、この売り上げがいつまで続くだろうかと考えたときにそんなに沢山は入れられないということです。しかし、現状では人手は不足していると、このようなジレンマが今横須賀の中にあるということだと思います。それが何軒あるのかということのデータは、まだ調査していませんけど、基本的には会議所が捉らえているところは、やはり現状では7~8割は人手不足ということだけははっきりしているようです。

市長
現在、求人している企業にどういう企業があるのか、それは、仕事を求めている人にはよく分からない。当然、高校生も大学生もよく分からない。連携するというのは、そういった点で非常に大切なことだと思います。将来、事業承継も含めて、どのような企業があるか職を求める人にも分かってもらいたいし、企業側にも説明会などを通じて自社をPRしていただきたい。そのような効果があると思っています。

記者
協定の第3条で、「運営協議会を設置する」とあります。今の事業のイメージで構わないのですが、どういうメンバーで、どういうペースで開いて、どんなものにしていきたいかというのを教えてください。また、事業所の方で、「それぞれの機関が提供する情報を、互いに秘密保持しなければならない」とあり、「事前に相手方の承諾を得られた場合はその限りではない」とあるのですが、これは先ほど市長が少し触れられた部分になるかもしれないですが、どういう情報を共有していきたいのかという点でお聞かせてください。

市長
やはり個人情報を含むものですから、それはきちんとしなければならない。ただ、三者協定をしたときに、どういう人たちがどういう職を求めているかということは、オープンにして、新しく事業を行う上では、皆さまで情報を出し合いましょうということがあると思います。それ以外に関しては、秘密を保持しなくてはいけませんし、我々も福祉関係でどういう支援をしているという名簿を出すわけにいきませんから、それはきちっと保持しなくてはいけないと感じています。

記者
運営協議会というのはどんなものですか。

経済部長
運営協議会は、横須賀市と商工会議所、労働局の三者の協定ですので、そこに関わっている各部長、課長等で構成をすると考えています。基本的には、年に1回ですが、必要に応じて回数を重ねながら情報共有を重ねるということと、必要に応じて他の関係機関などの方にも参加をいただいて、情報収集などを進める。現在の段階ではそのような感じです。

記者
連絡と情報共有のための場ということでいいですか。

経済部長
はい。

記者
先ほど市長がおっしゃったように、福祉分野で何かその新しい施策でいろいろ詰めていきたいとおっしゃっていましたが、いかがですか。

経済部長
そうですね。具体的に、例えば福祉の分野で事業を進めたいということであれば、本市にもおりますが、福祉の関係の部課長が入るとか、母子家庭の関係であればこども育成部の部課長が入るというような形で対応していきたいと思っています。

記者
そこで具体的な事業も少し詰めていったりする場合もあるかもしれないということですか。

経済部長
はい。

東京駅の建設工事写真の発見と保管について

市長
東京駅の建設工事写真の発見と保管についてです。このたび自然・人文博物館において、東京駅の構造を知る上で大変貴重な写真を保管することにしました。詳細については、教育長から説明させていただきます。

教育長
今回、西行政センターの地下倉庫の中から中央停車場建築のときの写真、いわゆる初代東京駅の鉄骨が組まれた状態の写真、印画状態のものが発見されました。写真の黒部分の台紙のところには、株式会社東京石川嶋造船所、現在の株式会社IHI製作と記載されております。加えまして、明治44年7月19日撮影。印刷業者、写真業者宮内と記載されているものですが、この宮内とは、東京にあります有限会社宮内写真場の創業者の方と聞いております。ちょうど東京駅中央停車場の鉄骨工事が終えた頃の写真と思われますが、当時の技術でこれだけ広範囲に写真が撮られているということが大変珍しい写真だと言われております。今回見つかりましたのは、コピーではなく、当時の印画状態のもので、いわゆる原本と言われているものです。現在私どもの確認できたところでは国内に1点か2点という状況のものでございます。この写真を撮影しました有限会社宮内写真場、また、さいたま市にあります鉄道博物館では、原本から作った複製写真が所蔵されていると聞いております。鉄道博物館では、かつての万世橋にありました交通博物館に、当時の個人から寄贈されたもののコピーを作ってお持ちだったようですが、当時お持ちだった個人の方も、戦災でそれを失ってしまっているという状況であります。また、有限会社の宮内写真場につきましても、戦災に遭われましたので、ご本人の所ではネガ、その他のものはまったく持っていないというお話を聞いております。鉄骨部分の映る珍しい写真ですので、今回東京駅の復元工事の際にも参考にされたと言われております。わかっている中で、唯一所蔵していると思われるのは、東京都の建設局が持っているのではないかという話をいただいているのですが、確実な確認は現在できておりません。大変申し訳ないお話は、その発見の経緯でございますが、平成29年2月7日に、西行政センターの地下倉庫を整理している際に写真を発見した状況でございます。そのために、そのときから西行政センターでなぜ写真があったかにつきまして、これまでの歴代の勤務者等の調査に時間をかけ、さまざまな聞き取り調査を行いましたが、現時点ではどのような経緯で横須賀市に寄贈、あるいは寄託されたかという状況が分かっておりません。西行政センターは、昭和60年の1月31日に建設されております。この時点まで各調査をさかのぼったのですが、確認をとることができませんでした。そうすると、それ以前の西部支所時代から収蔵されていたものを、そのまま引き継ぎ、保管庫にしまっていたのではないかと思っております。写真ですので、劣化をしてしまいます。今後は、自然・人文博物館の方で、湿度、温度調整を保って保管をしてまいりたいと思います。またその後の活用方法を検討していきたいということでございます。

質疑応答

記者
オリジナルプリントは、先ほど東京都の建設局にあるかもしれないというお話なのですが、いかがですか。

教育長
はい、そうです。

記者
現在確認されているということであれば、国内でこれ1点なのですか。

教育長
先ほど説明を割愛してしまいましたが、大学の教授にお伺いしたところ、東京都が1点持っていたはずだというご連絡でした。東京都に確認したのですが、どこが所管しているかというのは、まだ分からないという状況になっています。それから、もう1点ですが、かつて東京庭園美術館において、建築展が開かれた際に個人所蔵ということで1点が出されたと、過去の資料の中では確認することができています。それから、古美術商の目録の中に1点販売の形で掲載されたというのをインターネット等で確認はしているのですが、これはその方のものなのかどうかということは確認が取れておりません。ですから、確実に分かるのは、原画があるとすれば、東京都がお持ちのものと推測されるものと、個人が持っていらっしゃるもの、それからこの1枚ということで、概ね3枚程度しかないのではないかと思っております。

記者
分かりました。先ほど東京駅の復元工事の際に参考にされたというのは、なにを参考にしたのですか。

教育長
鉄道博物館がお持ちの複写を参考にされたということです。

記者
参考にしたということは、鉄道博物館にはその複写があって、それは展示、所蔵してあるということですか。

教育長
所蔵はしているということは確認しております。常に展示されているかどうかは確認しておりません。

記者
はい、分かりました。明治の後半ですから、もうネガというか、乾板なのでしょうね。

教育長
そう思われます。明治44年でこれだけ広角という点と、写真の角度を見ますと、かなり高いやぐらを組んで撮られたものではないかと思われます。製作は「石川嶋」と書いてございますが、場合によりますと、鉄道省が記念用に撮影をして、配布をしたのではないかと推測されるところです。

記者
この写真の価値とすれば、この鉄骨が写っているということと、明治44年の写真ということであれば、写真のプリントという意味で言うとそれほど珍しいものではないということですか。

教育長
はい。

記者
価値判断なのですよね。

教育長
はい。私どもは専門的な部分はお答えできないので、写真自体の価値としては学芸員の方から説明させていただきます。

博物館 学芸員
江戸時代の写真と違って、明治44年というと、1点2点しかないと言うことではないのですが、この写真の特徴としましては、大型なのです。大型フィルムを使って印画紙に直接印刷しているというところです。非常に大掛かりな撮影を行った写真ということで、ここまでやっているものは希少性があるのではないかと考えています。

記者
大型フィルムを使った、例えばどのぐらいシノゴであるとか、エイト・バイ・テンであるとか、その粒子からするとどれぐらいのものが想像できますか。

博物館 学芸員
シノゴは超えてくるのではないかと思います。シノゴというのは現在撮影を委託しても非常に高額になるものです。随分大掛かりな作品になります。それを、この明治の後半にやっているということは、よほど気合いが入っていたのだろうと考えます。

市長
シノゴの説明をお願いします。

博物館 学芸員
シノゴ、エイト・バイ・テンというのは、フィルムの規格のサイズのことです。4インチ、5インチとか、8インチということです。

記者
昔はこれを35ミリと言っていましたね。

博物館 学芸員
フィルムのサイズのことですね。

記者
少し大きな、ロクロクとか、ロクナナとか言いました。

記者
はい。シノゴというのはかなり大きいです。むしろ、暗幕被って1枚ずつ写真を撮るような、建設写真によく使うものです。粒子の細かいフィルムになります。フィルムというのは間違いないです。

博物館 学芸員
フィルムというか、乾板かその何かというところですね。

記者
ガラス板であるとかそういったことですか。

博物館 学芸員
ガラス板か乾板なのか少し分かりません。詳しくは分からないのですがフィルムのようなものです。

教育長
現在、宮内写真場を経営されている方にお伺いしたのですが、もう戦災に遭って過去のものはすべてなくなっていることがありましたので、元の原図がどうだったかというとこまでは確認が取れておりませんでした。

記者
当時だと、すごい金額になるのではないですか。撮影のための機材を考えると、推測ですごい金額だと思うのですが。

博物館 学芸員
推測では計算が難しいのですが、宮内写真場の三代目の方から聞きますと、当時レンズ1つで家が一軒建っただろうと言っていました。また、やぐらまで建てております。しかも、この大型フィルムで撮らせるというのは、今の我々でも少し頼みにくく、遠慮するくらいの価格になります。現在で撮っても高いと思います。当時としましては、もう本当に値段がつくかどうか分からないぐらいの大掛かりなものです。

記者
この場所は手前に人がいるのですが、ピンがずれてないからすごいと思います。推測される場所を特定したのですか。

博物館 学芸員
ピンポイントではここというところまではいっていないです。

教育長
ちょうど手前側のドームが、東京駅の南口です。八重洲側になります。手前の道路がちょうど今のキッテの、日本郵政の前の通りで、皇居に向かっていく道ではないかと推測しています。ただ、当時確か三菱の野原と言われていた丸の内の状況だと思います。ほとんど野原状態だったと本では記載されていました。

記者
先ほどの説明の確認なのですが、鉄道博物館と、もう1つはどこにありますか。

教育長
本物と思われるこの印画状態のものについては、東京都の庭園美術館で、建築展に出品されたときに個人所蔵という形で出されたというのが1点だけ確認があるようです。

記者
その人は、どこの誰だか分からないですが、あるかもしれないというわけで、確認できるところで話したいのですが、鉄道博物館と宮内写真場にはこの写真の複写があるのですか。

教育長
そうです。

記者
もうこの時期そんなにたくさん撮っていないと思いますが、似たようなものではなく、まさにこれのコピーがあるということですか。

教育長
そう伺っています。それの元になりますのは、鉄道博物館の前身で万世橋の所に交通博物館があったかと思うのですが、そのときにこの写真をお持ちの個人の方から複写という形で、旧鉄道省が取得をいたしまして、それが鉄道博物館に今残っているということです。また、個人でお持ちだったものは戦災でもう焼けてしまったということになっています。

記者
もし分かれば、その前後関係で、万世橋の交通博物館に個人が複写を提供したということですが、その個人が持っている原本は戦災で焼けたということは、提供したのは戦前だったということですか。

教育長
そう思われます。

記者
そのようなスパンの話なのですか。分かりました。今そちらで把握されている話だと、鉄道博物館には複写があって、その提供した個人の原本というのは戦災で焼けてしまったということですね。宮内写真場のものも戦災で焼けてしまった。今インターネットで宮内写真場というのを検索すると東京の湯島にあります。これのことでよろしいのですね。

教育長
そうでございます。

記者
湯島ですか。そうすると、その複製が実はどこかにあったわけなので、これを見て初めて分かったというわけではないということですね。ですが、原本があったということはまあ大事なことである

教育長
はい。

記者
今後のことですが、一般の方が、新聞記事になると、これ見たいと思う人がいるかもしれませんが、どのようにする予定だといった点については、いかがですか。

教育長
はい。まずこのままですと光線、その他で劣化をしてしまいますので、できる限り複製品を作った形で、展示等に対応していきたいと考えています。もう1つは、やはり実際作られた「石川嶋」さまについても、自分の所で複製品も持っていないようで、それから東京ステーションギャラリー自身も、東京駅の鉄道博物館の複製品をお借りしているというような状況になっていますので、そういった所というのは、ご要望があれば今後対応を考えていかなければいけないと思っています。

記者
あとは、西行政センターというのは、その前身の支所時代ですが、きっと個人の方から寄託された郷土資料みたいなものが未整理でいろいろあるのではないかという感じなのですが。

教育長
そうなのです。実は当時こちらの写真が発見されるときに、同じような写真が2点ほど出てきていました。その写真についても、私も調査をしているのですが、まだ判明をしていません。

記者
それは寄稿者が入っていないわけですか。

教育長
ただ、同じような状況のご夫妻の写真と、軍人さんが集まっている写真というのがございました。それが一緒に出てきたのです。こちらについてずっと調査をしているのですが、写真の人物がどなたなのかも判明してない状況になっています。どういういわれで、市にこの写真が寄贈されたのかも分からない状況になっています。

記者
これらの写真が、一緒に寄贈されたということは間違いないのですか。

教育長
そうではないかという想像です。そう申しますのは、向こうの写真の台紙とほとんど同じような状況になっていますので、寄贈された方の関係者ではないかと推測しているところです。

記者
今日、地域面で新聞記事になったら、見覚えのある人がいるということがあるわけですね。

教育長
はい、それは十分あり得ます。

市長
この写真、まったく分からないですね。景虎みたいですので。

教育長
向こうの写真は、軍人さんが入った記念写真になっていました。

記者
台紙は紙製なのですね。

博物館 学芸員
はい、そうです。紙製です。

記者
台紙の大きさと写真の大きさは分かりますか。

博物館 学芸員
後ほど確認します。

記者
保管状況というのはどうでしたか。倉庫の中と聞いていますが。

西行政センター 館長
はい。西行政センターの地下には倉庫が複数ある中で、この発見された倉庫というのは比較的重要性の低い倉庫でして、使用頻度が低い物品ですとか行事で使う看板などが雑然と置かれている倉庫でした。その地下倉庫の一番奥の棚の一番上に新聞紙に包まれた形で発見されたものでございます。

記者
空調が回っているというような環境ですか。

西行政センター 館長
そういった湿度温度の管理も全くされていないような環境です。

教育長
申し訳ございません。

記者
倉庫ですから、光は当たってないわけですね

西行政センター 館長
地下倉庫で、光は当たっていませんが、長い間発見されていないような状態であったと聞いております。

教育長
そのような意味では、今回の発表は大変恥ずかしいので、いかに史料管理が悪かったかというような話で、申し訳ありません。

記者
市長にお伺いしたいのですが、近代化の黎明があった横須賀市で、こういった形で古い工業の写真が出てきたということに対してのコメントをいただきたいと思います。

市長
大変嬉しいし、ありがたい話です。黎明期の往事を忍ばせる、このような写真が出てきたというのは、それを確認できるという意味で、非常にありがたい史料だと思っています。今後ぜひ横須賀市に残していきたいです。

記者
このようなものがあったとなると、ほかの倉庫は大丈夫だろうかという気がするのですが、他にはもうないでしょうか。

教育長
それについては、市民部の方で各行政センターその他確認をしているので大丈夫です。


西行政センター 館長
はい、地下倉庫等の整理は終了しましたので、これ以上何か出てくることはないと思います。

記者
分かりました。

市長
あるとしたら、浦賀の行政センターに古いものが残っている可能性があるのですが、大体びちっと整理して保管してあります。今回の件については、突然出てきて本当にびっくりしているのです。

博物館 学芸員
先ほど質問がありました、写真のサイズが分かりましたので補足させていただきます。写真のサイズについてですが、写真そのものが205ミリ×535ミリ、台紙のサイズが360ミリ×685ミリとなります。

案件外

【ゴールデンウィーク中の行政サービスについて】

記者
今年のゴールデンウィークは10連休と言われていますが、それに伴ういろいろな影響が出てくるのではないかと言われています。横須賀市では、この連休中、市民のためになにか配慮をされる計画はございますか。

市長
これから検討しなければいけない事項だと思っています。初めての経験で、どういった不都合が生じるか分かりませんが、転居等手続きのための窓口を開こうと考えているところです。

市民部長
10連休の間、いろいろな手続き等ございますので、開庁日を1日設ける予定です。5月だったと思うのですが、もう一度確認させていただいてもよろしいですか。

市長
連休に1日開けるということは決めています。ただ、これからどのような状況になるか分かりませんので、これから検討しますが、一日だけ開けるということは決めてあります。

教育長
博物館、図書館、その他すべての社会教育施設はすべて開けます。

記者
普段休日に閉まるところが、10日間全て閉まると、いろいろ不都合が出てくるかと思います。

市長
それはこれから検討して、市民生活に不都合がないように配慮していきたいと思っています。お知らせもしなくてはいけないと思っています。

市民部長
ゴールデンウィーク中の窓口開庁日が分かりました。5月2日でございます。現在のところ、8時半から15時の予定でおります。

記者
午後3時までですね。

市民部長
はい。場所は、本庁の窓口サービス課のみ1カ所での開庁の予定になります。また詳しくは、これから周知等いたしますので、よろしくお願いします。

【残骨灰の処理について】

記者
中央斎場の残骨灰を、今年から委託処理ではなく、売却ということになるそうですが、4年前に父親の骨を拾った身からしますと、横須賀ではないのですが、そのときに結構大きな足の付け根に入っていたボルトが出てまいりまして、死というものを改めて感じたのですが、あれは骨壺に入れないで、どこかに持って行ったような気がします。処理するときに、「これは喉仏です」と、体の部位について定番のことだけ言われてさっと持ち去っていたような気がします。ただ、今思うと、あれが金になってしまうのかと思いまして。あれが特定財源で、人さまのためになるという気持ちもある一方で、あれで儲ける人もいるというのが、釈然としないような感じがします。そういった遺族感情がありまして、落としどころとして、ひと言何か説明があってもいいのではないかという気持ちがありますが、市長はいかがでしょうか。

市長
死生観だとか、宗教観だと私は思っていまして、それをお金に換えていいのかという問題等、私は少なくとも自分が持っているものは全部お返しして、社会貢献したいと感じる人間です。自分の中に持っているものが社会貢献に使われるなら、それは構わない、と私は感じるタイプなのです。これは死生観であり、宗教観でもあるので、その辺は今までそれを1円で出して、業者がお金に換えたということが、いかがなものかと実は感じています。それだったら、私は身につけたものを、後生の社会に貢献するために残していただくということをやりたいタイプなので、それなりの理由について、おっしゃることはよく分かりますが、私にとっては、ぜひ皆さまの体の中にあるものを、ぜひ横須賀市のために変えさせていただきたいという思いでやったわけです。

記者
1人あたり2リットルも灰が出るということ自体も知らなかったのです。「これが喉仏です」だけではなく、「こうやって使います」という一言説明して下さるといいと思います。

市長
唯物史観など、いろいろなことがあるのですが、少なくとも市の財政として使わせていただくということに関しては、感謝しなければいけないと思っていますので、それだけはお伝えさせていただきます。

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市長室広報課

横須賀市小川町11番地 本館1号館4階<郵便物:「〒238-8550 広報課」で届きます>

電話番号:046-822-9814

ファクス:046-822-4711

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