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更新日:2020年1月22日

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横須賀市長記者会見「2020年1月6日」

日時

令和2年(2020年)1月6日(月曜日)13時00分~13時20分

場所 1号館3階会議室
案件

市長年頭の所感

市長からの話題

市長
早いもので、市長に就任してから2年半が経ちました。この間、さまざまな種をまき続けてきました。その結果、少しずつですが、花が咲き始めたように思います。私は、過去を振り返ることを好みませんが、昨年は、音楽・スポーツ・エンターテイメントの取り組みが充実した年でした。街なかに設置されたピアノから美しい旋律が奏でられ、街角で行われるライブでは人の温かみや心のつながりを感じられる歌声が聞こえるようになりました。また、DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAが完成した追浜では、ファン感謝デーが開かれました。久里浜で練習場の整備に取り組むF・マリノスについては、デザインナンバープレートの交付が始まりました。そして、東海岸は「ウインドサーフィンの聖地」として定着し、ますます賑わいを見せてきました。それらだけではなく、アニメ「ワンピース」とのコラボレーションや猿島のナイトアートイベントなどによっても、市内外の多くの方々に横須賀で過ごす機会をお楽しみいただけたと思っています。
しかし、観光を産業の柱とする本市としては、市内経済を活性化させ、横須賀の将来を夢あるものにし、同時に「誰も一人にさせないまち」にするという点では、まだまだ道半ばです。これからも、全力で走り続けて行かなければならないという思いを新たにしました。
最後に、昨年同様、この場をお借りして「今年を表す漢字」を発表させていただきます。熟慮した結果、「仁」を選びました。「仁」は、自他ともに区別のない、一切のものに対しての思いやりや慈しみの心を表します。「仁」を体現した市政運営に取り組んでまいりたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

質疑応答

記者
今年の漢字に「仁」を選んだ理由について、さらに詳しく教えていただけますか。

市長
「仁」は、技術革新による5G、IOTやICTの発達などによって、無機質化が進む昨今の社会に対しての警鐘を表す言葉だと思っています。
年末年始に息子と会う機会がありました。その際、歌手でもある息子から、「詞を書くことができなくなった。」という言葉を聞きました。「電車の窓から見る景色」、「ドライブ中に車で聞く音楽」、「街の雑踏のざわめき」など、これまでは当たり前にあった光景が失われているからです。スマートフォンに夢中な電車内の乗客、自家用車を持たない若い人、イヤホンから流れる音楽だけを聴く人、このような人たちが増えてしまったように思われます。「十年ひと昔」という言葉がありましたが、時代の移り変わりが顕著な今日では、「一年ひと昔」です。
私は以前から、技術革新によって感性や価値観が変わることで、「個」が自分のことしか考えず、自分の趣味にしか目を向けない無機質な時代が加速していくのではないかと感じていました。そのような社会に対し、危惧を抱いている私としては、地域社会の絆を大切にしていきたいと考えています。「仁」には、無機質な社会に対する警鐘に加え、横須賀の地域の絆を強固にし、助け合いの精神を広げていきたいという意味も込めています。
また、「仁」という言葉は、深い思いやりを表す仁義の「仁」でもあり、人間の原点です。これを忘れてはいけないと思っています。行政として、変化に対し、柔軟に対応していくことは必要ですが、「仁」の心のように変化させてはいけないものもあります。職員には、その両極をバランス良く俯瞰的に見ることができるようになって欲しいと思っています。

記者
今年は、オリンピック・パラリンピックが東京で開催されますが、横須賀市として力を注ぐポイントを具体的に教えていただけますか。

市長
ルートミュージアム構想を観光の柱、音楽・スポーツ・エンターテイメントをツールとし、本市の更なる発展につなげていきたいと考えています。

記者
2021年春に開設予定の横須賀港と北九州港を結ぶフェリー航路計画について、横須賀市と横須賀港を利用中の事業者間で調整が難航中のようですが、どのようにとらえていますか。

市長
心配はしていません。互いが「横須賀のため」と前向きに考えるならば、妥協点を見つけ、円滑に調整を進められると思っています。

記者
年末年始は、どのように過ごされたのでしょうか。

市長
時間の許す限り、宗教書・哲学書を読んでいました。私は若い頃から、宗教的・哲学的な見地で人類史がこれからどのように発展していくかということに強い興味がありました。そして、現在は、首長として、それを俯瞰している自分がいます。人類は、西洋文明が作り上げてきたものの延長に存在する「地球の寄生虫」に過ぎないと考えています。また、「自然と一体化する」ことが人類本来の在り方であり、存在意義であると思っています。それらを常に客観的に見つめられる目をどのようにして持ち続けるかということが私の永遠のテーマです。
先程も申し上げたように、時代の変化と共に社会の無機質化が進んでいます。その中で、これから人類は、「AI」とどのように直面していくのでしょうか。人間が本来持つべき情緒や感性より、数字や論理に重きをおき、それを「AI」にプログラムした時には、どのような社会が訪れるのかと考えています。技術革新が著しい時代においては、自分にしか目を向けない人々が増え、横のつながりが失われます。情緒や感性を持って助け合う地域社会を構築するという使命感を持ちながらも、どのように対応していくかを熟考した年末年始でもありました。

記者
現在、米国をはじめとする国際関係が揺らいでいますが、米軍基地のある市として、どのようにとらえていますか。

市長
難しく、流動的な問題であると感じています。横須賀から出て行く人たちが、無事で安全に帰って来てくれることを願うばかりです。

記者
1月6日に開催された「新年賀詞交歓会」における市長のお話の中では、観光に関する話題に時間を割かれていましたが、それ以外の教育や福祉の分野については、どのようにお考えでしょうか。

市長
市として「誰も一人にさせないまち」を目指し、教育環境の整備や福祉の増進に尽力することは、言わずもがなです。そして、歳入をいかに福祉や教育に充てられるかを考えることも、自治体として、当然の役割です。しかし、これらの分野は、財政・歳入・社会保障費の問題、経常収支増による次の取り組みというように、多方面につながる問題です。そのため、短い時間の中での話題には適さないと考えていますが、今回は、ご質問がありましたので、簡単にお答えいたします。
今年の横須賀市は、教育や福祉の更なる充実を図るため、地域で助け合う仕組みを構築していきたいと考えています。また、スピード感を持って問題解決に努めることは、市民の皆さんに頼られる行政につながります。共に考え、支え合う仕組みを構築することが、最も必要なのではないかと思っています。具体的には、市民の方々の話を聞き、必要な窓口へすぐに案内できるような仕組みを現在、準備中です。
そして、教育や福祉の充実には、良好な経済状況が前提です。私は、2020年以降の経済の冷え込みを懸念しています。幸い、横須賀は国の経済の影響を受けにくい自給自足経済と言えますが、現時点で既に、市内の中小企業や零細企業の事業承継問題は深刻です。産業の誘致や雇用の促進に取り組まなければ、横須賀の未来はありません。昨年同様、観光事業を進めながら、事業承継に関する産業の誘致・育成も継続していきます。

記者
昨年、12月16日に三笠ビル商店街裏で崖崩れが発生しましたが、取材をする中で、土地の関係者、商店街の店舗や入居者の関係が非常に複雑であると感じました。再開発を進めるためには、商店街の組合に任せるだけではなく、行政が積極的に乗り出していかなければならない状況ではないかと思います。市長はどのようにお考えでしょうか。

市長
三笠ビル商店街については、ご承知のとおり、横須賀の「古くて新しい問題」です。大変複雑な関係性で、戦前・戦中にさまざまな人たちがこの土地に現れ、店を開いていきました。権利が入り組んでいることも事実です。行政の積極的な介入が必要な時期に差し掛かっているのかもしれません。再開発も含めた都市部の機能やマンパワーの強化を図らなければならないと個人的に感じています。また、現段階の行政能力では不十分な部分がありますので、外の力を借りながら、再開発を進めていかなければならないという危機感も持っています。可能な限り、私も乗り出し、いろいろな調整を図りたいと思っていますが、どこでどのような強権を発動するかが重要です。チャンスを見つけ、行政が乗り出せる部分は、積極的に介入していきたいと考えています。

お問い合わせ

市長室広報課

横須賀市小川町11番地 本館1号館4階<郵便物:「〒238-8550 広報課」で届きます>

電話番号:046-822-9814

ファクス:046-822-4711

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