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更新日:2017年2月27日

ページID:37107

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見つめてみよう私のふるさと~浦賀郷土芸能の夕べ~

虎踊り(西浦賀・浜町)

とっぴきぴー踊り(鴨居・脇方)

祭ばやし(東浦賀)

木遣り(西浦賀・川間)

〔開催日程:昭和58年8月27日〕

今回は、ふるさと浦賀を再発見する機会として、浦賀地域に伝えられてきた民俗文化としての郷土芸能を観賞しました。

浦賀に伝えられる民俗芸能には、西浦賀・浜町の「虎踊り」、鴨居・脇方の「とっぴきぴー踊り」のほか、東浦賀1丁目の「祭り囃子」、西浦賀・川間の「木遣り」などがあります。

特別展では、これらの民俗芸能を浦賀公民館(現・浦賀コミュニティセンター)の集会室において観賞し、浦賀の伝統文化を改めて見つめなおす機会としました。このページでは、西浦賀・浜町の「虎踊り」、鴨居・脇方の「とっぴきぴー踊り」をご紹介します。

虎踊り(西浦賀・浜町)

『浦賀案内記』に「享保5年下田海関の浦賀に移りし時、下田部屋のもの其処に行われし虎踊りというものを、興業したるが始めにて、爾後、西叶神社の祭礼には、いつも浜町のものこれを行い、やがて近郊の評判となれり」とあるように、享保5年下田より浦賀へ奉行所が移った時、下田の虎踊りが浦賀へ伝えられたものという。現在では、毎年6月中旬の土曜日、西浦賀の為朝神社で奉納されている。昭和33年1月、神奈川県指定無形民俗資料。

縫いぐるみの虎は2体で、主人公・和藤内や唐人衣装の子どもたちと、唐人踊りの大人が3人、三味線、太鼓、笛によるお囃子で踊る豪放なものである。

この踊りは、市内では、野比の中村地区にある白髭神社の祭礼に、隔年で行われており、太鼓だけの囃子による看々踊りという子どもの大勢の踊りが、虎を1体用い、唐人姿の親方が1人ついて行われる。

とっぴきぴー踊り(鴨居・脇方)

この踊りは、鴨居・脇方地区に、文化・文政のころより伝わっている郷土芸能で、「ひょっとこ」と「ばか」が主役を演じ、里神楽の面を用い、囃子、身振り手振りによって情景を表現し、磯の香り、土のにおいのしみこんだ素朴なもので、滑稽なしぐさが大いに笑わせる。

その起こりは、獅子舞を中心に、「獅子退治」「狐とり」「餅つき」「鯛つり」等が演じられ、里人たちが須賀神社(八幡神社に合祀)に大漁満足、五穀豊穣、海上安全等を祈念するために奉納したものである。

後継者不足に悩まされているが、地元の熱意は衰えず、脇方地区の有志を中心に練習を続けているという。(参考『横須賀雑考』、『横須賀風物百選』)

お問い合わせ

民生局地域支援部浦賀行政センター

〒239-0822 横須賀市浦賀5丁目1番2号 

電話番号:046-841-4155

ファクス:046-842-7511

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