総合案内 > 市政情報 > 広報・広聴 > ニュースリリース > 報道発表資料一覧(2020年3月) > ゲンゴロウ一種の新産地を発見~横須賀市民発見のニセモンキマメゲンゴロウ、分布域解明に期待~(2020年3月26日)
更新日:2020年3月26日
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報道発表資料
横須賀市自然・人文博物館では、3月24日発行の定期刊行物「研究報告(自然科学)67号」にて、横須賀市在住の研究家他2名による、ニセモンキマメゲンゴロウの北海道・東北以外では初となる発見報告を発表しました。
掲載誌頁 横須賀市自然・人文博物館 研究報告(自然科学)67号、33~35頁
(2020年3月24日発行、販売価格400円) ※関連資料参照
報告題名 三浦半島から採集されたニセモンキマメゲンゴロウ(甲虫目:ゲンゴロウ科)
筆 者 藤原大貴1)・内舩俊樹2)・大澤啓志3)(共同執筆)
所 属 1)横須賀市、2)横須賀市自然・人文博物館、3)日本大学生物資源科学部
2011年に北海道から新種記載され、同道および東北地方にしか分布が知られていなかったニセモンキマメゲンゴロウを、三浦半島北部、鎌倉市の河川から発見しました。本種は、本国の流水環境を代表する近縁種モンキマメゲンゴロウと類似していることから(関連資料)、関東・中部以西においては見落とされがちであったと推測されます。本報では、ニセモンキマメゲンゴロウを南関東において発見したことに加え、当地におけるモンキマメゲンゴロウとの混生を見出しました。これにより、北海道・東北地方に限られてきたニセモンキマメゲンゴロウ分布域の、より広域にわたる解明が期待されます。
筆者の一人藤原は、大学在学中の2017年から約2年間にわたり、三浦半島各地の河川源流部におけるモンキマメゲンゴロウの生息状況等を調査しました。その折に偶然、モンキマメゲンゴロウの中からニセモンキマメゲンゴロウを見出し、大学卒業後の当年度、元指導教官および自然・人文博物館の学芸員とともに発表に至りました。(現職は横須賀市職員)
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