広報よこすか2014年6月1日号
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(2)100%80%60%40%20%0%H13H24物件費など31.8%人件費24.2%投資的経費17.1%公債費12.5%他会計繰り出し4.3%扶助費 10.1%決算額1,357億円(端数処理のため、合計が表示と合わない場合があります)物件費など27.4%人件費20.7%投資的経費8.6%公債費12.1%他会計繰り出し8.6%扶助費 22.5%決算額1,369億円増加減少53.8%41.4%+16.7ポイント社会保障費31.1%14.4% 図1 平成13年度と平成24年度(決算)の支出構成比の比較その他の経費△12.4ポイント 本市は、将来にわたって安定した財政運営を行うための方針と達成すべき目標を定めた財政基本計画を策定して、財政の健全化に取り組んでいます。 ことし2月に策定した新しい計画について、先月号に続き財政状況の分析を紹介します。◆現在の本市の財政状況▼収支のバランス 行財政改革の効果を上回って、高齢化などにより社会保障費の増加(図1)と税収の減少が続いています。その年度の支出に対して収入が足りず、基金(貯金)を取り崩している厳しい状況です(図2)。▼基金(貯金)の残高 土地の売却などの臨時的な収入がなければ、基金残高は減少傾向にあります(図3)。◆将来の見込み 税収の減少と社会保障費の増加が進み、今後はさらに財源不足額が増える見込みです。このままでは近い将来、基金の残高がなくなってしまう可能性があります(図4)。▼計画の取り組み こうした状況に陥らないように、財政基本計画では三つの財政運営方針と具体的な数値目標を定めました。▼財政運営方針①単年度の収支バランスを改善する②今後の財政運営に必要な基金残高を確保する③将来負担の抑制と将来収入の増加を図る投資を行う(数値目標など詳細は5月号をご覧ください) 経費の削減を主とした行財政改革に加えて、将来にわたって本市が活力を維持していくために、市税収入の増加や、社会保障費の抑制などの課題の解決に積極的に取り組んでいきます。設定した数値目標を達成することで、平成29年度までの4年間では、収支バランスを改善し、図4の①から②へ基金残高も確保する見通しです。◆市長と話す車座会議 8月9日㈯13時~14時30分、総合福祉会館5階。財政基本計画をテーマに意見交換をしませんか申当日直接会場へ。託児と手話通訳の希望は、その旨と必要項目を8月1日㈮までに☎、FAX((822︶7795)か(fi- @city.yokosuka.kana gawa.jp)で財政課へ。 市では平成18年度から、職員の意欲と能力を引き出す人事制度を導入し、より効率的・効果的に業務を遂行するために目標管理を実施しています。この目標管理を市役所内部のマネジメントとして活用していましたが、平成22年度からは「各部経営方針」として、市役所各部局の目標を市民の皆さんにご覧いただけるように作成しています。 平成26年度の「各部経営方針」は、6月上旬から市役所1階市政情報コーナー、行政センターで閲覧することができる他、市HPでもご覧になれます。 横須賀市職員倫理条例は、市職員の職務執行に対する不信を招く行為を防止し、公務に対する信頼を確保することを目的としています。職員は、自己の職務に利害関係のある者(許認可や補助金などを受けている個人・法人・団体)と職務または職務外で共に飲食するなどの一定の行為について、倫理監督者から許可などを受けるよう義務付けられています。平成25年度に許可された行為は、特定の団体との市の事務事業に関する意見交換会での夜間飲食などで、許可件数は288件でした。 学校・市営住宅・社会福祉施設など、市は多くの公共施設を所有しています。施設の約6割は建築後30年を経過しており、建て替えや改修などには多額の費用が必要となります。 そこで、人口減少や施設に求められる役割の変化、市の財政問題などを踏まえて「施設配置適正化計画」を策定します。この計画は、市(上下水道局を除く)が所有する348施設を対象として、施設の縮小や統廃合など、今後の方向性を示すもので、平成27年度から64年度までの38年間を計画期間としています。このたび計画の素案ができましたのでお知らせします。▽計画素案の資料は、6月13日㈮以降に、市役所1階市政情報コーナー・5階資産経営課、市HPでご覧になれます。◆市長と話す車座会議 施設配置適正化計画策定に向けて、公共施設の在り方を話し合いませんか。▼開催日時・場所▽6月21日㈯=15時~16時30分北下浦コミセン、19時~20時30分西コミセン▽6月22日㈰=14時~15時30分追浜コミセン、19時~20時30分総合福祉会館5階▽7月2日㈬=19時~20時30分久里浜コミセン▼申し込み方法=当日直接会場へ。託児(1歳以上の未就学児)と手話通訳・要約筆記の希望者は、その旨と必要項目を各開催日の7日前までに、☎、FAX((822︶7795)か(rp-@city.yokosuka.kanagawa.jp)で資産経営課へ。 市は災害に強く安全なまちづくりに向け、木造住宅の耐震診断や補強工事の費用を助成しています。▼対象=昭和56年5月31日以前に着工した木造3階建て以下で、所有者が居住している戸建て住宅▼申し込み方法=まずは☎か直接、市役所分館4階建築指導課へ。同時にリフォームをする場合の費用の助成もあります。詳細はお問い合わせください。◆助成事業の流れ①耐震診断・改修計画書作成(13万5000円のうち8万8000円を補助)=申請図面と現場を照合、調査と診断の結果で改修計画を作成します。②耐震補強工事図面作成(11万5000円のうち5万8000円を補助)=診断士と打ち合わせし、設計図を作成します。③耐震補強工事(工事費の2分の1(上限100万円)を補助)=工事契約の前に申請書などの提出、工事終了後は報告書などの提出が必要です。④工事監理(6万円のうち3万円を補助)=工事途中に2回、完了後に1回確認します。◆第1回臨時会終わる 市議会は5月9日に第1回臨時会を開会しました。 副議長の選挙を行い、伊東雅之議員(新政)を選出しました。 また議会外議員の選挙を行い、神奈川県内広域水道企業団議会議員に、はまのまさひろ議員(無所属クラブ)、神奈川県競輪組合議会議員に芳賀親男議員(研政)、神奈川県後期高齢者医療広域連合議会議員に大野忠之議員(自民)を選出しました。  次いで農業委員会委員について、議長の指名により渡辺光一議員(自民)、関沢敏行議員(公明)の2議員を推薦することに決定しました。 各常任委員会および議会運営委員会の委員などについては市議会HPをご覧ください。 次の第2回定例会は、6月10日㈫から始まります。各部経営方針を作成しました職員倫理条例の実施状況人事課☎(822)8174人事課☎(822)8174市政総合平成26年(2014年)6月1日国際平和のための標語入賞作品<佳作>■平和の花 未来の世界に 咲きほこれ(野比小学校6年(受賞時)小お曽そ戸ど 聖せい雅がさん)10050 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24200150199208204189184125122988369646463140199137113125127①②132138137平成14年度以降は、毎年、基金(貯金)を下ろしている状態です。②土地売却などを除いた  場合の想定金額①現状の残高 図3 基金(貯金)の残高の推移        (単位:億円) 図4 数値目標を達成した場合の基金(貯金)残高見込み04010△20H25H26H27H28H29130100701331181076832△7978294②①現状のまま推移した場合①数値目標を達成した場合② 職員数の削減や事業の見直しなどの行政改革とともに、土地の売却などに積極的に取り組みます。 併せて、将来の税収の確保のための経済対策など、課題の解決にも積極的に取り組んでいきます。(単位:億円)財政基本計画(平成26~29年度)の概要財政課☎(822)8163木造住宅の耐震診断・補強工事費用を助成します建築指導課☎(822)8319市議会ニュース議事課☎(822)9394施設配置適正化計画素案を作成しました資産経営課☎(822)9617扶助費:社会保障制度の一環として行っている住民福祉に要する経費他会計繰り出し:一般会計から特別会計などに対して支払う経費公債費:地方自治体が借り入れた地方債(借金)の返済経費投資的経費:学校、ごみ処理施設など将来に残る施設などを整備するための経費収入支出諸収入 49.5基金の取り崩し 54.5地方交付税134.9その他 148国・県支出金281.4市債(借入金)164市税607.6当初予算額:1439.9億円その他 152.8経済 38.7消防・防災 61.2ゴミ処理など90.3教育・文化 136.4道路などの整備150.6借入金の返済171.5健康・福祉638.4 図2 平成26年度予算の収支   (単位:億円)収入が足りないので基金(貯金)から54.5億円下ろしています。高齢化のために増えている社会保障費は市がコントロールすることが難しく、その他の経費を削減して賄っている状況です。

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