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更新日:2026年7月12日

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まっすぐな想いが地域の魅力に

横須賀には情熱を原動力に、地域や人へ貢献し続ける人が数多くいます。今回はその中から、まちの魅力づくりを担う4人を紹介。続ける中で磨かれた思いと、活動を通じて生まれたつながりを追いました。まっすぐな情熱は、ときに誰かの一歩を後押しし、次の担い手を生み、まちの魅力になっていく。いま横須賀を動かしている「人」に焦点を当てます。

垣根をこえて、音楽をまちへ 歌声で広がる、つながりの輪

横須賀出身のプロソプラノ歌手、松永知史さん。幼い頃から「いつか歌を届ける人になりたい」と声楽の道を歩んできました。特別講師として小学校で音楽を教える松永さんが大切にしているのは、“教える”ことよりも、“一緒に楽しむ”こと。子どもたちが感じたことを、自分の言葉で表現する時間を大事にしています。海外での経験から、「日本の子どもたちが気持ちを言葉にする機会の少なさ」を実感。「音楽は心を開くきっかけになる」と語ります。

「一人ひとりが、自分らしく音楽を楽しめる場をつくりたい」。その情熱は、市内で開催される「みんなで楽しむコンサート」につながっています。障がいのある子どもたちとの出会いと、生の音楽に触れられる機会の少なさをきっかけに、「心に残る生演奏の喜びを、垣根なく届けたい」と始めました。会場では、声が出たり体が動いたりしても大丈夫。ベビーカーや車いすでも参加しやすいよう配慮されています。障がいの有無や年齢を問わず、さまざまな人が隣り合って耳を傾ける場には、手の届きやすい料金でありながら、一流の音楽家による豊かな響きが満ちています。多様な人や文化が交わり続けてきた横須賀だからこそ、音楽を通じて人と人をつなぎたい。そう願いながら、松永さんは今日も歌声を届けています。

7月号特集_松永さん

津久井浜の風を、まちの力に 海の魅力を、次の世代へ

津久井浜を拠点に活動するプロウインドサーファー、香村治彦さん。17歳でウインドサーフィンに出会い、還暦を迎えた今も現役選手として第一線に立ち続けています。香村さんが大切にしているのは、「継続は力なり」を体現する自分の姿も含め、競技の魅力と津久井浜の価値をより多くの人に伝えること。2017年から津久井浜で開催されてきたワールドカップをきっかけに、地域との関わりも深まりました。子どもたちへの普及活動にも積極的で、近隣の小学校では“風を感じる”体験授業を実施。競技を身近に感じられる機会を増やしてきました。まちで声をかけてくれる人が増え、大会に足を運ぶ子どもたちの姿も見られるように。「本当にうれしい」と目を細めます。

「風の力だけで海を走る非日常は、何ものにも代えがたい魅力。津久井浜をウインドサーフィンの『聖地』として、もっと多くの人が集う場所にしたい」。そう語る香村さんの情熱あふれる姿は、子どもたちの憧れとなり、まちの新たな魅力を生み出す原動力にもなっています。香村さんの挑戦は今日も津久井浜の風に乗って、横須賀の魅力を世界へ広げています。

7月号特集_香村さん

歩いて見つける、横須賀の物語 好奇心がつなぐ、人とまち

ライターネーム「うみのとなり」として、横須賀の魅力を発信する水谷泰子さん。広島県呉市出身の水谷さんにとって、横須賀は故郷と重なる、海と山のまちです。「このまちが好き」という気持ちが育ち、“いいところ”を伝えたいと思うようになりました。活動の原点は、閉店間際に売れ残ったパンを目にしたこと。「こんなにおいしいのに、知られていないのはもったいない」と感じたといいます。派手な宣伝はなくても確かな魅力を持つお店や、店主の思いを自分の言葉で届けたい。その気持ちが取材・発信へとつながっていきました。

これまで1,000本以上の記事を執筆。読者が一緒に体験しているように感じられる「臨場感」を大切に、気になったお店に自ら声をかけ、出会いとつながりを大事にしながら、店主の情熱や日々の営みを丁寧に描いています。取材を通じて、住んでいても気づかなかった横須賀の一面に触れられることも醍醐味の一つ。「人と出会えるのが何よりうれしい」と話す水谷さんの原動力は、尽きることのない好奇心です。水谷さんの発信は、まちと人の距離を縮め、横須賀の魅力を広げています。

7月号特集_水谷さん

一杯から広がる、新しい文化 横須賀を、コーヒーのまちへ

佐野町の「SPECIALTY COFFEE BEANS No.13」オーナー、野口量司さん。「横須賀で新たなコーヒー文化を」と意気込む挑戦は、都内で偶然味わった一杯から始まりました。「品質管理のもとで生まれる、複雑で魅力的な風味の“スペシャルティコーヒー”に衝撃を受けた」と振り返ります。地元・横須賀でもこの魅力を広めたいと、空き店舗をリノベーションして店をオープン。「人の温かさを感じる横須賀の日常に、誇れる一杯を増やしたい」。その思いが背中を押しました。

かつて喫茶店文化が根付いていた横須賀も、時代とともに減少。今だからこそ、コーヒーをきっかけに新しい文化を生み出すことに意味があると語ります。こだわり抜くのは、高品質な豆を浅煎いりで引き出すフルーティーな一杯。常連客はもちろん、近所の人も引きつけ、店先にはつながりが生まれています。2024年には横須賀初の「コーヒーフェスティバル」を開催。3年目となる今年は、約5,000人が来場し「お気に入りの一杯」に出会う一日となりました。

香り高い一杯とともに、横須賀をコーヒーのまちへ。若いバリスタたちが、地元で活躍できる土壌も育てていきたい。未来を見据えながら、野口さんは挑戦を続けています。

7月号特集_野口さん

これからも、人が輝く横須賀へ

まちの魅力は、そこに暮らす人たちの思いや行動によって育まれていきます。今回登場した方々も、自分の中にある情熱や培ってきた力を原動力に、地域に新しいつながりやにぎわいを生み出していました。その姿は、誰かの憧れになり、次の挑戦へとつながっていく。一人ひとりの情熱が広がることで、横須賀はこれからも、温かく活気あるまちとして進み続けていきます。

お問い合わせ

市長室広報課

横須賀市小川町11番地 本館1号館4階<郵便物:「〒238-8550 広報課」で届きます>

電話番号:046-822-9815

ファクス:046-827-8878

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