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更新日:2026年9月1日

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学芸員がひもとく、横須賀の自然と歴史(第1回)

横須賀市自然・人文博物館の学芸員が、多様な展示の見どころ、日々の調査・研究の舞台裏、横須賀に息づく自然と歴史の魅力を、自らの視点でつづる連載です。

2026年7月から、特別展示「未来へつなぐ博物館」(外部サイト)を公開中。
11月8日までの開催で、国立科学博物館が新たに制作した巡回展キットの“全国初の巡回先”として自然・人文博物館が選ばれました。
連載の第1回目は、内舩学芸員(昆虫・陸上無脊椎動物担当)が、見どころなどをご紹介します。

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博物館の活動と巡回展キットの特徴

巡回展キット「未来へつなぐ博物館」は、国立科学博物館が収蔵する500万点以上の資料から厳選された展示物を「集める」「残す」「調べる」「伝える」という4つのテーマに沿って構成しています。
これにより、博物館が資料とどのように向き合い、それを未来へつなげているかを感じ取れます。
また、巡回先の地域資料や活動を巡回展キットと同じ空間に展示することで、博物館の規模や運営主体を超えた共通する役割への気づきを促しています。
自然・人文博物館はこれらの思いに共鳴し、特別展示の実現に取り組みました。

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「未来へつなぐ博物館」展示室では、巡回展キットと自然・人文博物館の資料(左の黒ケース)を同じ空間に配置。

展示活動の背景

今回の特別展示のベースには、2015年の企画展示「標本いろいろ」があります。
ここでは、横須賀・三浦半島の自然史標本や資料を通じて、標本収集や活用、地域の宝に対する博物館の役割を紹介しました。
また、2025年に開催した国立科学博物館の別の巡回展「ノーベル賞を受賞した日本の研究者」では、横須賀市や自然・人文博物館ゆかりの科学者の資料も展示し、連携を深めました。
これらが「未来へつなぐ博物館」巡回展キット受け入れの基礎になっています。

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企画展示「標本いろいろ-しらべる・のこす・みせる-」(2015年)

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巡回展「ノーベル賞を受賞した日本の研究者」では、巡回展キット「下村脩博士の経歴と受賞研究」の展示タペストリーの間に、自然・人文博物館所蔵の下村博士の書簡を展示(2025年)

特別展示の見どころ

「未来へつなぐ博物館」では国立科学博物館と自然・人文博物館の資料を併せて展示し、規模は違えど、資料に対する博物館の4つの活動が共通していることを示しています。
また、国立科学博物館に収蔵されていた横須賀産の古い標本を、4つの章の枠を超えた特別な「里帰り展示」コーナーとして公開している点も、大きな見どころの一つ。
明治時代の横須賀製鉄所にゆかりのある「ナウマンゾウの下あご化石」や植物標本など、150年以上の時を経て故郷に戻った標本たち。
博物館や保存機関が長年にわたり未来へ資料をつなぐ努力の証として、多くの来館者の関心を集めています。

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「里帰り展示」コーナー

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ナウマンゾウの下あご化石

次世代へつなぐ使命

自然・人文博物館は今年で開館73年目を迎え、2030年春の大規模リニューアルを見据えています。
収集してきた資料の歴史は、150年以上ぶりという「里帰り展示」の資料に比べ浅いかもしれませんが、50年、100年先を見据え、次世代へとつなげていく使命を持っています。
今後も「集める」「残す」「調べる」「伝える」の活動を、地域のみなさんと分かち合いながら続け、横須賀・三浦半島の自然と人の営みを未来へ届けていきます。

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横須賀市自然・人文博物館

お問い合わせ

市長室広報課

横須賀市小川町11番地 本館1号館4階<郵便物:「〒238-8550 広報課」で届きます>

電話番号:046-822-9814

ファクス:046-827-8878

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