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令和3年8月16日
本日は、新型コロナウイルス新規陽性者急増に伴い、積極的なワクチン接種と、感染対策の徹底のお願いについてお伝えをいたします。
去る8月11日に開催された、厚生労働省の専門家の会合では、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県で、新型コロナウイルスの約95%がデルタ株にほぼ置き換わっていることが示されました。
デルタ株は、感染力が水ぼうそう並みに強く、1人の感染者が周囲の8人以上に感染させてしまうと言われています。
従来の新型コロナウイルスでは、周囲の1人から2人に感染させていましたので、このデルタ株が大変強い感染力であるということを、まずはご理解いただきたいと思います。
デルタ株への置き換わりが始まった7月ごろから、首都圏を中心に全国的に感染者数の増加が始まり、8月からはほぼ毎日新規感染者数が更新され、今まで想像もできなかった感染拡大が起きています。
横須賀市としても、市民や事業所の皆さんのご協力のもとに、様々な感染対策を行ってきましたが、残念ながら、8月14日には、ついに新規陽性者が100人を超えました。以降現在まで、減少の兆しは全く見えておりません。
感染の急拡大とともに、新型コロナ感染症対策の最前線にいる保健所も、これまでにない業務量となっておりますが、現在、市役所の全部署が応援体制を組み、一丸となって保健所をサポートしています。今後も状況にあわせた体制強化を行い、保健所機能の維持に万全を尽くしていきます。
また、医療体制もひっ迫しています。横須賀共済病院を始めとする医療機関のご協力のもとに、何とか新型コロナ病床や救急医療体制を維持しておりますが、横須賀市民以外の患者を受け入れていることもあり、大変厳しい状況となっております。既に多くの自治体では、新型コロナ病床に加え、交通事故や病気、熱中症などの通常の救急医療にも支障をきたしているところがあり、このままでは横須賀市も、いつそのような状況に直面するのか、本当に予断を許さない状況です。
現在、主流であるデルタ株への感染対策は、マスク、手洗いなどの従来からの対策を徹底することはもとより、ワクチンの接種を確実に実施していくことが、何よりも重要です。
市民の皆さんには、接種可能な時期になりましたら、是非とも、積極的なワクチンの接種を、お願いいたします。今後の予定といたしまして、明後日の8月18日水曜日より43歳以上の方の予約を開始いたします。また来週の8月23日月曜日より34歳以上の方の予約を開始する予定です。33歳以下の方々に関しましては、国からのワクチンの供給量が限られているために、大変申し訳ないのですが、もうしばらくお待ちをいただきたいと思います。
ただ、ワクチンは重症化の予防には大きな効果がありますが、感染を完全に止めることはできません。ワクチン接種を受けた後も決して気を緩めることなく、引き続き、マスク、手洗い、大人数での会食を自粛するなどの感染対策の徹底へのご協力を、お願いいたします。
現在の非常事態を乗り切るためにも、接種可能な方には、できる限り多くの方にワクチンの接種をしていただきたいと思います。そして、昨年の1回目の緊急事態宣言時のことを思い出していただき、今一度、徹底した感染症対策の実施を、何卒、お願いをいたします。
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