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令和3年8月25日
本日は、妊婦さんとそのパートナーへの新型コロナウイルスワクチンの優先接種についてお伝えをいたします。
第4波の感染拡大まででは高齢者の重症化が問題であり、これまで感染する妊婦さんはほとんどおりませんでしたが、現在の第5波では、若者を中心に感染が広がっており、妊婦さんの感染が増加しております。
先日、千葉県内では、感染した妊婦さんが、自宅療養中に早産し、新生児が死亡するという大変痛ましい事件が発生しました。
現在まで飲み薬など、自宅で安心して療養できる薬が開発されていない以上、一刻の猶予もないと判断をし、33歳以下の妊婦さんへのワクチンの優先接種の予約受付を、明日より開始いたします。
ワクチン接種に先立ち、接種を希望される妊婦さんは、かかりつけの産婦人科医療機関に、接種ができるかどうか確認をお願いをいたします。
ワクチンの安全性を心配する声もありますが、日本産婦人科学会によりますと、ワクチンは妊娠初期を含め妊婦と赤ちゃんの両方を守ると言われております。
また、妊娠中、特に妊娠後期に新型コロナウイルスに感染すると、重症化しやすいとも言われております。
ワクチンの副反応に関しては、妊婦さんと一般の人には差はありません。そして、妊婦と赤ちゃんに、流産などの重篤な合併症が出たとする報告もありません。
副反応の有無にかかわらず、妊娠、出産の異常の頻度は、ワクチンを打たなかった妊婦と同じであるとの報告もされています。
是非、ご自身と赤ちゃんのためにも、かかりつけ医とも相談をし、ワクチン接種の検討をお願いしたいと思います。
また、妊婦さんの感染の約8割はパートナーからによるため、パートナーの皆さんも、一緒に優先接種ができるようにしましたので、是非、あわせてご検討をお願いいたします。
最後に、何度もお願いしていることですが、ワクチン接種は重症化の予防には絶大な効果はありますが、感染そのものを完全に防ぐことはできません。
ワクチン接種を終了しても、マスクの着用など基本的な感染対策に加えて、宴会やパーティなどの会食イベントは控えるなどの対策を引き続きお願いいたします。
市民の皆さんには、何卒ご理解をお願いをし、妊婦さんやお腹にいる赤ちゃんの命を守っていただきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いをいたします。
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