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令和5年3月10日
横須賀市長の上地克明です。本日は皆さんに、これまでのコロナの対応へのお礼と、今後への思いをお伝えしたいと思います。
新型コロナが、市内で初めて確認されてから、もう3年の歳月が経とうとしております。これまで市民の皆様には、本当に多くのご辛抱と我慢をおかけしてまいりました。特に、医療・保健・福祉に従事されている方々をはじめとする多くのエッセンシャルワーカーの皆様には、大変なご尽力をいただき、改めまして皆様のご理解とご協力に、心から御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
このコロナも、ようやく来週には、日々の生活様式に関する政府の指針が変更になり、特にマスクの着用は、原則として個人の判断に委ねられることとなります。
そして5月8日には、感染症法上の取り扱いも2類から5類となることから、コロナによる生活上の制約はほとんどなくなることとなり、ようやく元の日常に戻ることとなります。
しかし私たちは、この3年間に本当に多くのものを失い、犠牲にしてきました。
今思えば未知なる感染症との戦いで、市民の皆さんの命を守るためとは言え、様々な活動を止めていただいたことは、横須賀の誇る地域の繋がりを断ってしまうこととなり、現在でも自責の念に駆られる時があります。
是非これからは、これまで薄れてしまったつながりを、そして何よりも地域の絆を、コロナ前以上の形で、取り戻していっていただきたいと思います。
これまで三年間、ずっとつけてこられたマスクを、急にはずすということには、非常に戸惑いがあることと思います。ただ、それ以上に、人と人とが素顔で接するということは、人が幸せに生きていく上でとても大切なことではないでしょうか。
当然のこととして、年配の方と接するときや、人の多いところなどでは、引き続きマスクの着用をお願いしたいと思います。その上で市民の皆さんには、素顔でのコミュニケーションをどうかお願いしたいと思います。
私自身も様々な場所で、また皆さんと素顔を見せあいながら、笑顔でお会いできることを、今から非常に楽しみにしております。
長く、長く、厳しかった風雪の時期をようやく乗り越え、温かい春の息吹を、胸いっぱいに直接感じることができる時はもう間もなくです。
どうぞよろしくお願いをいたします。
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