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1ch新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(2020年4月17日)

公開日

令和2年4月17日

概要

神奈川や東京に緊急事態宣言が出されてから10日が経ちます。
市内では、休業されている店舗が目立ち、街を歩く人影も目に見えて少なく、政府の要請や本市からのお願いに、ご理解とご協力をいただいていることが実感できます。
皆さんのご協力のおかげで、本市では新型コロナウイルスの患者さんの発生は、低い状態に抑えられています。ありがとうございます。
他都市では、患者さんの発生数が大きく増加していて、その大半が地域の医療の中核を担うような病院での院内感染によるものといった事例がみられるようになってきました。報道で知る限りではありますが、感染症ではない病気やケガで入院した患者さんが、実際には新型コロナウイルスに感染していたことが原因ということもあるようです。
現在は、新型コロナウイルスの感染の有無は、PCR検査をしなければ判定ができません。しかし、その検体を採る行為は感染のリスクを伴うため、帰国者・接触者外来と呼ばれる限られた病院でしか行えませんでした。そのため、全国的な問題としてPCR検査を希望しても検査してもらえないといったことになり、それがひいては感染者を見逃し、院内感染に繋がっていたのかもしれません。
このような状況になると、新型コロナウイルスへの対応はもちろん、がんや脳卒中といった普通の病気への対応にも支障が生じ、本来であれば救えた命が救えなくなる、いわゆる医療崩壊となる可能性があります。
本市では、このような状態とならないように、来週から、横須賀市医師会、三浦半島病院会とともに神奈川県の協力をいただきながら、救急医療センターの駐車場に「PCR外来(集合検査場)」を設置することとしました。こちらでの検査には、本市保健所の「帰国者・接触者相談センター」に事前に予約をいただくことが必要となりますが、これによって、PCR検査をこれまでよりもスムーズに受けられるようにするとともに、検査のための検体採取に労力を割いていただいてきた各病院に、本来の役割である患者さんの治療に専念してもらえるようにします。
このPCR外来は、横須賀市医師会の医師や各病院の看護師さんたちに担当していただきます。
先ほども述べましたように、この業務には感染のリスクが伴います。しかし、医師も看護師さんたちも皆、私たちの命と健康のために、高い使命感をもってこの業務を引き受けてくださいました。私としては、感謝の言葉しかありません。
もとより、職業に貴賤はありません。しかしながら、待望される職業、すなわち救世主は時代の時どきによって、存在してきました。今はまさに、これ以上の感染の拡大を食い止めようと、一人でも多くの命を救おうと、まさに命がけで医療や福祉の現場で働いている方々です。
一方で、感染された患者さんを非難したり、その患者さんの治療にあたっているスタッフがいわれのない誹謗中傷を受けたりすると見聞きし、私としても悔しさのあまり涙を流すことがあります。
自粛要請が続き先行きが見えない中、誰かを悪者にして不満のはけ口としたいのかもしれません。しかし、そのようなことでは何も解決せず、余計に荒んだ社会になっていってしまいます。
今、世界各地では病と闘っている患者さん、その命を救おうと懸命に働いている医療スタッフにエールを送るために、決まった時間にまちをあげて拍手するといった運動が広がっています。
私たちがすべきことは、誰かの誹謗中傷ではなく、患者さんや医療スタッフにエールを送ること、そして外出を控えることです。
世界の人々と心を合わせ、この難局を乗り越え一日も早くこれまでの日常を取り戻しましょう。今回PCR外来の設置が、このような思いを新たにするきっかけとなればと願っています。
最後に繰り返しとなりますが、私からのお願いです。徹底して外出を控えてください。手洗いや咳エチケットを励行してください。

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市長室秘書課

横須賀市小川町11番地 本館1号館3階<郵便物:「〒238-8550 秘書課」で届きます>

電話番号:046-822-8118

ファクス:046-824-2610

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