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更新日:2023年6月5日

ページID:95534

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報道発表資料

ChatGPTの全庁的な活用実証の結果報告と今後の展開(市長記者会見)(2023年6月5日)

~生成AI開国の地 横須賀から描くAIの未来~

横須賀市では、令和5年4月20日から、ChatGPTの全庁的な活用実証を行い、この度その結果報告がまとまりました。

この結果を踏まえて、ChatGPTを本格実装するとともに、新たにTHE GUILD代表、note株式会社CXOの「深津貴之」氏をAI戦略アドバイザーに迎え、更なる職員のスキルアップや、生成AIの新たな活用に向け、取り組んでいきます。

それと並行して、市役所内でのプロンプト※コンテストの実施や、この1か月間の実証で横須賀市が蓄積したノウハウを、他の自治体にも積極的に提供するなど、取り組みを更に推進することで、自治体における生成AIの適切な活用促進、市民サービスの向上を目指していきます。

※プロンプト…ChatGPTなどの生成AIに対して行う質問や指示

1.ChatGPT活用実証結果報告のポイント(詳細は参考資料の「ChatGPT活用実証結果報告」)

【ポジティブな点】

  • 約半数の職員が実際に活用した
  • 最終アンケート回答者のうち約8割の職員が「仕事の効率が上がる」「利用を継続したい」と回答
  • 利用者ヒアリングの結果、業務短縮効果が認められた

【ネガティブな点(最終アンケート結果より)】

  • ChatGPTの利用用途に向かない「検索用途」での利用が約3割見られた
  • 常に適切な答えがくるわけではない(6%程度の職員が、概ね不適切な回答が返ってくると回答)

⇒活用実証の結果、多くの職員が活用し、業務効率向上の実感や、継続利用の意向が高い一方で、ChatGPTへの質問や指示の仕方や、利用方法に課題があることが分かりました。本格実装をしながら、今後の取り組みの中で、この課題の解決を図っていきます。

2.今後の展開

(1)横須賀市AI戦略アドバイザーを配置します(6月)

ChatGPTを含めたAI技術は急速に進化し、社会も急速に変化しています。そこで、横須賀市は、この分野の第一線で活躍する「深津貴之」氏をAI戦略アドバイザーとして迎えることで、この変化に適応し、より適切なAIの活用を推進していきます。

【深津貴之氏職位】THE GUILD代表/note株式会社CXO/Stability AI Japan アドバイザー

【審査員経歴】Yahoo!Japanクリエイティブアワード(H24~H25)/グッドデザイン賞(H29~H30)

※深津氏は横須賀市出身

(2)職員の更なるスキルアップを図ります(6月~7月頃予定)

AI戦略アドバイザーの監修による、横須賀オリジナルの「(仮称)GPT活用スキル強化プログラム」を導入し、職員の更なる活用スキル向上を図っていきます。

(3)市役所内プロンプトコンテストを実施します(8月予定)

GPTスキル強化プログラム実施後に、市役所内での新たな活用事例を掘り起こし、横展開していくため、職員を対象としたプロンプトコンテストを実施します。

(4)ChatGPT-4を導入します

現在、横須賀市ではChat-GPT3.5-turboを使っていますが、より高度な文章生成や対話の能力がある、ChatGPT-4を導入するための準備を進めます。

(5)横須賀市のノウハウを積極的に他自治体に伝えていきます

4月20日に活用実証を始めて以降、60を超える自治体からの問い合わせを頂いています。現在講演会等でも、横須賀市が蓄積した情報は積極的に公開していますが、より深くその本質をお伝えするため、導入から活用までのノウハウをパッケージ化し、横須賀市という「生成AI開国の地」において、他自治体への研修を企画していきます。

参考資料

お問い合わせ

経営企画部デジタル・ガバメント推進室

横須賀市小川町11番地 本館1号館7階<郵便物:「〒238-8550 デジタル・ガバメント推進室」で届きます>

電話番号:046-822-8130

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