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更新日:2024年8月7日

ページID:107821

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市長記者会見資料

産学官連携でサービス開発 音声会話型生成AIを活用した認知症予防会話サービス

~AIが繋ぐ、高齢者の笑顔と記憶~

横須賀市では高齢化が進行しており、特に85歳以上の高齢者数は2020年から2030年にかけて約1.5倍に増加すると推計※1されています。また、厚生労働省からは、85歳からの89歳の高齢者の32.8%が、90歳以上の高齢者の50.3%が認知症を発症するというデータ※2も示されております。

この状況に対応するため、横須賀市は、音声会話型おしゃべりAIアプリ「Cotomo」を開発したStarley株式会社および脳科学研究を行っている学術機関と協力して、生成AI技術を活用した認知症予防のための新たなサービスの開発を開始します。

今回の取り組みは、認知症予防において「会話」が重要な役割を果たすことに着目しています。

Starley株式会社の高度な音声会話生成技術を活用し、24時間365日、いつでもどこでも本当に人と話しているような体験を提供するとともに、その認知症予防効果を、脳科学研究を行っている学術機関が、医学的知見から検証いたします。

この取り組みや、検証結果は、生成AIの活用や、認知症予防の新たな一歩であり、横須賀市だけでなく、日本全国の高齢者がいつまでも元気で安心して過ごせる未来に向けての、新たな一歩であるとも思っています。

 

【開発中のサービス(会話AIサービス)イメージ】

コトモ画像

【開発中のサービス(会話AIサービス)の利用イメージ動画】

https://youtu.be/VFXSY3Q9kpQ(外部サイト)

画像動画

※1「国立社会保障・人口問題研究所推計(国推計)」

※2「厚生労働省:内閣官房令和6年5月8日第2回認知症施策推進関係者会議資料」

1.開発中の会話AIサービスの概要

生成AIを活用した、音声でのコミュニケーションに特化したAIで、大きな特徴は2点

①高度な音声会話生成技術により、タイムラグのない、自然な会話が可能

②昭和時代のニュースをAIに追加学習させることで、高齢者の思い出ばなしを促進することができる

2.会話AIサービスの利用により想定される効果

脳の活性化による認知症の予防効果

①会話というコミュニケーションを行うこと自体によるもの

②過去の記憶を呼び起こすことによるもの

※予防効果の検証については、脳科学研究を行っている学術機関で医学的見地から行います

3.産学官の役割分担

【横須賀市】これまでの生成AI活用の知見を活かしたサービス開発への協力、試験利用を行う市内介護施設等との連絡調整

【Starley】サービス開発の主体

【脳科学研究を行っている学術機関】医学的見地からの効果検証 ※Starleyと効果検証の委託契約を締結予定

4.スケジュール(予定)

【8月】市内介護施設等への試験利用に関する周知の開始

【10月】市内施設等での試験利用開始、学術機関等での効果検証

【12月】学術機関等での効果検証の終了

【3月】市内介護施設等での試験利用終了

⇒ヒアリング、アンケート等によるサービスへのフィードバック

5.今後の展開

Starley株式会社と横須賀市は「音声会話型AIサービスの共同研究及び開発に関する連携協定」を締結します。認知症予防以外での分野でも、音声会話生成技術を活かした、市民サービス提供のために、連携して研究を行っていきます。

 

お問い合わせ

経営企画部デジタル・ガバメント推進室

横須賀市小川町11番地 本館1号館7階<郵便物:「〒238-8550 デジタル・ガバメント推進室」で届きます>

電話番号:046-822-8130

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