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更新日:2024年6月11日

ページID:106772

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報道発表資料

横須賀市とコリニア株式会社は、自治体の実務に即した、RAGを活用した生成AIツールの実証実験を開始しました

横須賀市と、生成AIを活用したDXを推進するコリニア株式会社(東京都千代田区、代表取締役:小倉朗、以下コリニア)は、協働で大規模言語モデル(LLM)によるテキスト生成に、外部情報の検索を組み合わせる技術(RAG)を活用した実証実験を開始しました。本プロジェクトは、業務遂行や必要情報へのアクセスに多くの時間を要する「契約締結業務」を改善し、職員の負担を軽減させることを目的としています。

1.プロジェクト実施の背景

横須賀市は、これまでも生成AIの活用などを全国に先駆けて活用し、業務の効率化に取り組んできました。このたび、更なる内部事務の効率化を検討する中で、職員が業務を実施する際に、数多くのマニュアルや規則の中から対象のものを選択し、さらに目的の箇所を探し出すのに多くの時間を要しているという課題が明らかになってきました。この課題を解決するために、庁内の業務文書などに基づいた回答を、生成AIが生成する仕組みの研究を開始し、内部事務のうち、特に多くのマニュアルや規則の参照が必要となる「契約締結業務」をターゲットとして、職員の負担軽減をすることを目的に、現場の業務に即したAI開発やRAGの活用を支援するコリニアと協働で、本プロジェクトを開始しました。

2.プロジェクトの概要

本プロジェクトでは、より庁内業務に即した結果を得たいというニーズに基づき、まずは業務への確実な理解と適切なアプローチを模索しました。実務に即し現場にとって有効な手立てになるよう、現状の問い合わせ内容や結果を得た後のネクストアクションなど、デジタルガバメント推進室や現場の担当者へのヒアリングなどを通し、業務内容やビジネス要件への解像度を高めていきました。そして、契約マニュアルや規則など庁内契約業務を規定する文書を参照・検索する技術を組み合わせ、生成AIサービスから回答を得るアプローチを採用することとしました。また、人間同士のやり取りでは行間を読んだり、適宜質問を投げかけることで、無意識に必要な情報を導き出していますが、行間が読めない機械が十分に情報を収集することは、容易ではありません。ユーザー自身が求める回答を得るために必要な情報が十分明確化になっておらず、抽象度の高い質問や、どんな回答を求めているのか明確でない状態の質問が投げかけられるケースに備えて、対話を通して質問の解像度を高めるステップも組み込み、既存のパッケージサービスにはない細やかな対応も実現していきます。

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3.プロジェクトの期間

2024年9月末頃まで

4.RAGについて

RAG(Retrieval-Augmented Generation)は、大規模言語モデル(LLM)によるテキスト生成に、外部情報の検索を組み合わせる技術です。この技術を用いることで、ユーザーの質問に対して独自の情報を引用し、自治体や企業などの独自のルールに対応した回答が生成されやすくなります。

 

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お問い合わせ

経営企画部デジタル・ガバメント推進室

横須賀市小川町11番地 本館1号館7階<郵便物:「〒238-8550 デジタル・ガバメント推進室」で届きます>

電話番号:046-822-8130

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