横須賀市立中央斎場における事故後の対応及び休止中の火葬炉（1炉）の再稼働について

1.事故の原因

現段階で、事故原因は不明です。

作業員は耐熱エプロン、耐熱手袋、安全靴、防塵マスク、フェイスシールド等の保護具を着用し、火葬終了後の整骨作業にあたっていました。

一般的に、体重の重いご遺体を火葬する場合、脂肪などのご遺体の体液が火葬炉台車に浸透するなどして残ることで、火葬終了後も火葬炉台車に火や煙が残り燻っている事があります。

事故の発生状況から、作業着に火が回った原因は、耐熱エプロンの破れ箇所から火が作業着に回ったか、または、エプロンの脇から火が作業着に回ったことなどが推測されます。

2.火葬炉の点検

• 事故発生後から休止している火葬炉（1炉）の点検実施（3月30日点検、異常なし）
• 全ての火葬炉（10炉）の点検実施（4月2日に点検、異常なし）

3.再発防止の対応

• 新しい耐熱被服を新調し、作業員に支給（4月2日）
• 初期消火用として消火用水を配備（4月2日）
• 作業員の心理的ケアの実施（3月28日以降継続して実施中）
• 作業員に対し安全確認の徹底及び安全研修の実施（4月14日）

4.休止中の火葬炉の再稼働

事故発生後から休止していました火葬炉（1炉）は、4月24日（水曜日）から稼働します。

5.作業員（被災者）の容態

被災した作業員（40代）の症状は、身体前面に火傷を負い重症で、現在医療機関に入院し治療中です。

6.火葬業務受託者

株式会社宮本工業所

代表取締役　宮本　芳樹

（本社）富山市奥田新町12-3

（東京本店）東京都中央区八丁堀3-22-13　電話03-3553-2811