
横須賀市とよこすか三笠パートナーズは、三笠公園のリニューアルとその後の管理運営を行うための基本協定を締結しました。
1.事業の背景・目的
- ルートミュージアムのサテライト施設として位置付けし、世界3大記念艦の1つ「三笠」がある三笠公園は、大規模なリニューアル工事を行ってから 30年以上が経過し 設備の老朽化も進んでいることから、新たな魅力の創造に向け、民間事業者との連携も視野にリニュー アルの検討を進めました。
- 三笠公園では、令和5年7月末をもって老朽化した音楽噴水池の運用を終了し、ポンプや給水管等の 撤去を行ったことに伴い、リニューアルに向けた公園の現状や課題などを把握することを目的として、民間事業者からイベント企画などを募集し開催するトライアルサウンディング(社会実験)を令和5年10月に実施しました。
- こうした状況から、横須賀市では Park-PFI、DB方式及び指定管理者制度を活用することにより、三笠 公園をリニューアルし、「市内外から多くの方が訪れ、行きたくなる新たな魅力の創造・発信拠点」とし て整備・運営していく三笠公園集客・交流拠点機能拡充事業を推進することとしました。
2.基本協定の概要
- 本事業に係る、Park-PFI、指定管理者制度、DB(設計施工一括契約)方式など、今後取り交わす様々な認定、許可、指定等に向けた根幹的な契約として、市とよこすか三笠パートナーズ(計4社)がパートナシップを構築し、事業の早期着手を図るため、基本協定を締結するものです。
- 基本協定の主な内容は、基本的事項として、各事業者の役割分担、個別の事業スキームに対する契約締結時期、提案に基づく事業費の上限額などになります。
3.選定事業者
- グループ名:よこすか三笠パートナーズ
- 代表企業:大和リース株式会社
構成企業:西武造園株式会社、株式会社伊之崎、株式会社アーバンデザインコンサルタント
4.リニューアルコンセプト

- 世代を問わず誰もが自由に使える、地域の拠点や居場所となる、地域住民・企業・団体が主体的に公園運営に参画する多様なカルチャーを創出し続け、三笠公園は様々な輪(“WA”)が相乗効果を生み出し、横須賀ならではの魅力を感じる新しい公園を実現します。
5.実施方針
三笠公園の有する高いポテンシャルを最大限引き出し、横須賀の魅力を創造・発信する拠点となる公園を実現します。
- 景観を活かした誰もが楽しめる公園
- 地域住民と連携したカルチャー創出と発信
- エリアの拠点・周辺施設との包括的連携
6.業者からの主な提案
- 多種多様な用途の店舗を整備し、来園者の利便性をさらに高めます。
- 収益の安定と増加を通じて、自主イベントの実施や地域との連携を強化するための収益還元を行い、公園利用者の利便性を高めます。
- 年間100回以上のイベントを実施し(リニューアルオープンから3年以内を目標)、オールシーズン賑わいのある公園を実現します。
- 現在の年間来園者数約190万人を250万人まで増やします。
7.事業スケジュール
令和6年度 計画の認定、実施協定等の締結、設計、整備
令和7~8年度 設計、整備、リニューアルオープン
令和28年度 管理運営期間の終了
8.関連リンク