市立中学校における学習のあゆみの紛失について（2022年10月7日）

　このたび、市立中学校1校において、学習のあゆみを1名分紛失したことを報告します。学習のあゆみとは、定期テストの結果や振り返りを生徒が記録したもので、「生徒氏名、学年、組」、「定期テストの素点」、「得点の分布表」、「生徒が記入したテストの振り返り」、「保護者のコメント」を記載しています。

1　事故の発生

　6月上旬、当該学校において定期テストを実施しました。

　6月13日（月曜日）、当該学級で、生徒が記入した学習のあゆみを学級担任が回収し、職員室の自席の机上に置きました。

　9月上旬、当該学校において定期テストを実施しました。

　9月16日（金曜日）、学級担任は学習のあゆみを生徒に返却しました。その際、生徒Aのものが見当たりませんでしたが、本人が欠席していたため、後日、確認することとしました。

　9月20日（火曜日）、学級担任が生徒Aに学習のあゆみを持っていないか確認したところ、生徒Aから提出したとの返答がありました。その後、学級担任は職員室を捜索しましたが見当たらなかったため、本件紛失が判明しました。

2　事故発生後の対応

　9月20日（火曜日）から9月29日（木曜日）まで校内を捜索しましたが、発見することができませんでした。

　9月30日（金曜日）、校長及び学級担任が生徒A宅を訪問し、生徒及び保護者に謝罪し、経緯を説明しました。また、新たな学習のあゆみを渡しました。

　また、教育委員会として、校長及び当該教諭に厳重注意を行いました。

　なお、現時点において、本件に関わる個人情報の流出は確認されておりません。

3　今後の防止策

　本件は、学習のあゆみは個人情報が含まれる重要な書類であるという認識が十分でなく、長期にわたり自席の机上に置いたままにし、適切な場所に保管を怠ったために発生しました。

　これまでも、市立学校長会議をはじめ様々な機会において十分に注意するように呼びかけてまいりましたが、今後、学校における個人情報の取扱いに関しては、細心の注意を払うとともに、個人情報が記載された書類の管理を徹底し、再発防止に努めてまいります。