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ボイスバンクとは、市民の皆さまから「よこすか市政への提言」等の手紙や電話、電子メールなどで頂いた市政へのご意見・
ご提案「市民の声」と、それに対する横須賀市の回答・対応を、自由に検索して閲覧できるシステムです。
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VOICE NO.9237
カテゴリー:子育て(児童福祉・青少年育成・母子保健)
市民の声156/06 2025年03月17日受付
このたびは、貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。
お子様の市立保育園へのご入園にあたり、園のカリキュラムにご不安を感じていらっしゃると承りました。
お申し出の内容につきまして、お答えいたします。
平成30年の「保育所保育指針」の改訂に先駆け、『子どもの主体性を育む』ことの大切さが、国の検討委員会で議論され、横須賀市立保育園でもその方向性について検討を重ねてきました。
指針の中にもある「養護と教育の一体化」を本市は最も重要と考え、そこを大切にして行くこととし、それまでの一斉保育から見直しを図り、平成28年度より現在の保育方針へと転化し、9年が経とうとしています。
乳幼児期の「教育」とは、大人が一方的に何かを教え込むことや、小学校へ行く練習をすることではなく、生活の一つ一つ、また子どもが夢中になって遊ぶことの中にこそ「学び」があふれており、その小さな発見や気づきを次の学びにつなげていかれるような環境づくりや関わりを「教育」として考え、市立保育園・こども園では大切にしています。
また「基本的生活習慣」ですが、登降園の時間も含めた家庭環境や、成長の差も大きく影響が出てしまう乳幼児期には、一人一人の生活リズムがあり、集団という名のもと、大人が決めてしまう時間枠の中で子どもが合わせられるようになることを目指すのではなく、子ども一人一人が「何」ができて、「何」に困っていて助けを求めているのか、を大人が応えてあげられることで、養われていくことだと考えています。
それらを踏まえ、市立保育園ではデイリープログラムの中で、一人一人の発達や「やってみたい」ということに寄り添い、時にクラスの中で子どもたちと話し合いを重ねて行事を作り上げるなど、保育士は子どもたちにたくさんの経験をしてもらえるよう、様々な取り組みをしています。また生活習慣も個々にあわせた声掛けや介助を行い、身につくよう促しています。
乳幼児期から、自分の欲求を保護者以外の大人にきちんと受け止めてもらえた、大切にしてもらえた、という経験を積み重ねることで、自分で物事を考えたり、気持ちを素直に表現できるようになったり、また他者に対しても話を聴こうとする意識が芽生えてきます。
小学校学習指導要領も同時期に改訂されており、子どもとの対話や探究を重視した授業(アクティブ・ラーニング)の展開がなされている小学校も、現在では増えてきています。自分で考える力を培うことは、その基礎になるとも言えるかと思います。
しかしながら、上記で述べたことは保育園だけでは成り立たず、ご家庭との連携やご協力いただくことは園にとっても必要不可欠です。
ご入園後、貴方様の思いも含め、お子様の様子を介して園長や副園長、また担任保育士等とたくさんお話をしていただけますでしょうか。
それでもなお、ご不安や直接園には言いづらいことなどございましたら、ご遠慮なく子育て支援課までご相談いただけたらと思います。
今後市立こども園が増えていく予定です。教育・保育内容に大きな変わりはありませんが、今回いただいたご意見を全体のこととしてとらえ、子どもたちのために、様々な見直しをこれからも行ってまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
民生局福祉こども部子育て支援課
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