このたびは、横須賀市自然・人文博物館のリニューアル基本計画(案)に関するご意見、ご要望をお寄せいただきまして、ありがとうございます。
お申し出の件につきまして、お答えいたします。
1 基本計画(案)策定の経過について
今回の基本計画(案)は、庁内や来館者の皆さまへのアンケート調査を行い、学芸員や博物館職員が中心となって作成いたしました。アンケート調査は令和6年12月から令和7年1月までの間に実施し、来館者から463件の意見をいただきました。
また、基本計画の素案完成後には、令和7年4月から7月にかけて、庁内関係部署および関係団体等から意見を聴取し、基本計画(案)をとりまとめ、教育委員会や市議会にも報告して意見聴取を行っています。
基本計画の内容が確定し次第、博物館ホームページにて公開いたしますが、今後も意見聴取をしながら進めていきたいと考えています。
2 基本計画の内容について
他の博物館の事例も参考にしていますが、横須賀ならではの博物館へリニューアルしたいと考えています。
「オーシャンアトリウム」では、子どもたちが遊びを通して自然科学や人文科学に興味を持ち、実際に体験・資料に触れることで自ら学びを深められる場を目指しています。アスレチック要素を備えた体験コンテンツなどとともに、海洋生態系や環境問題の学びにつながる展示も検討していきます。
「ダイナミックシアター」では、“人と自然をめぐるダイナミズム”をテーマに、横須賀の魅力や横須賀の人と自然の歴史の概略がわかる映像コンテンツを検討していきます。
常設展示室では、学芸員の研究成果を取り入れ、ご来館のたびに新たな出会いや発見のある構成を検討しています。また、現在の常設展示物の一部もリニューアル後に活用する予定であり、詳細は実施設計の中で検討していきます。
特別展示については、学芸員の研究成果や時代の動向を反映させた特別展示、テーマ展示、巡回展など、多彩な企画を検討していきます。
なお、本事業は、来年度から設計、各種工事、展示製作などを段階的に進めていく予定です。
また、博物館実習生についても、実際に毎年10名以上の希望者があり、夏休み期間に市内在住の大学生等の受け入れを行っています。
3 博物館の有料化について
リニューアルには多額の経費を要するため、入館料の有無を含め、開館形態や運営方式、管理運営計画全体を見据えて、慎重に検討を重ねています。
4 文化観光について
博物館は、資料の収集・保存、調査・研究、展示・教育といった本来の役割に加え、令和5年度の博物館法改正により、資料のデジタル・アーカイブ化や様々な機関との連携、まちづくりや文化観光など、地域の活力向上にも大きな役割が期待されています。
基本計画(案)では、目指す姿や全体方針をまとめていますが、具体的な展示構成や内容については、ご意見も参考にしながら今後の設計において検討していきます。
現在、博物館リニューアルは基本計画の作成段階にあり、今後、実施設計を行いながら、展示内容や事業の具体化に努めてまいります。
“地域学習”と“文化観光”の新たな核となるミュージアムを目指して、誰もが訪れたくなる、横須賀のことが好きになる、そんな場所を実現していきたいと考えています。
引き続き、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。