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更新日:2026年8月14日

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横須賀、取材中。【vol.3】教科書では学べない「地域史」の魅力

広報よこすか編集部が、取材の舞台裏や日々の仕事の中で見つけた“横須賀のいま”をお届けする連載「横須賀、取材中。」です。
横須賀市では、地域の特色ある学びを通じて、横須賀への愛着を育む「出前授業」を小・中学校で展開しています。
ある日のテーマは「三浦一族の歴史」。山城ガールむつみさんが、諏訪小学校の6年生に社会科の講義を実施しました。
教科書の枠を飛び出し「足元に眠る歴史」に触れた子どもたちの様子をお届けします。

出前授業2

なじみある地名に刻まれた「一族の証」

「佐原」「津久井」「芦名」「平作」―。「横須賀の地名は、三浦一族が由来」という山城ガールむつみさんの言葉に、子どもたちは興味津々。
三浦一族は、自分たちが屋敷を構えた場所を苗字にしたことから、聞き覚えのある地名が次々と「人の名前」として繋がります。
自分たちが今暮らしているこの場所が、かつて武士たちが駆け抜けた舞台だったことを知り、教室内には驚きの声が広がりました。

一族の長・義明が繋いだ「横須賀のアイデンティティ」

「三浦一族がいなかったら、鎌倉幕府は誕生していなかったかも!?」。そんな大胆な切り口に、聞き入る子どもたち。
一族の長・三浦大介義明は、源平合戦の一つ「衣笠合戦」で自ら犠牲となり、頼朝のために一族を城から逃がしたとされています。
そして、ある松の木の下で自害したとも伝わる義明。その場所は、現在「腹切松公園」として大矢部に残されていることも紹介されました。
遠い昔の出来事が「自分たちの物語」へと変わった瞬間でした。

歴史を探求に変える「溢れ出す好奇心」

講義終盤には、子どもたちからの鋭くもユニークな質問が飛び交う場面も。

  • そんなにすごいのに、なんで教科書に載ってないの?
  • 武士は何歳までできるの?定年はあるの?
  • 一族の中で、一番活躍したのは誰?
  • 当時の軍勢は何人くらいいたの?

一つひとつの質問に対し、むつみさんは丁寧に、かつ情熱的に回答。
歴史を「暗記するもの」ではなく、「当時の人の暮らしを想像し、探求するもの」として楽しむ姿が印象的でした。

出前授業3

担任の先生が語る「現代に生きる学び」

授業を見守った担任の先生(社会科担当)は、今回の授業の意義をこう語ります。
「ただ戦った歴史を学ぶのではなく、『痕跡を残しながら歴史をつくった人がいる』という事実。
そこに一歩踏み込むことで、現代の自分たちの暮らしと歴史が一本の線でつながる。まさに『今に生きる学び』になったと感じています。」

歴史は、未来をつくる力に

「自分がどこから来たのか」を知ることが、歴史を知ることにつながるのかもしれません。
三浦一族がこの地を愛し、守り、発展させてきた。その延長線上に今の横須賀があります。
過去から受け継がれたバトンを大切にすることが、100年後の横須賀をつくる力になる。
「明日の文化の担い手」たちは、今日、その確かな一歩を踏み出しました。

お問い合わせ

市長室広報課

横須賀市小川町11番地 本館1号館4階<郵便物:「〒238-8550 広報課」で届きます>

電話番号:046-822-9814

ファクス:046-827-8878

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