総合案内 > YOKOSUKA PLUS > トピック > 横須賀が誇る、強固な地域医療体制【後編】
更新日:2026年10月16日
ページID:117634
ここから本文です。
横須賀が誇る、強固な地域医療体制【後編】
住み慣れたまちで暮らし続けたい―。その願いを支えるのは、市内全域を網羅する医療ネットワークです。2026年3月には、横須賀共済病院、市民病院に加え、総合医療センターも災害拠点病院に指定され、全国的にも充実した救急・災害医療の体制が整いました。今回は【後編】として、共済病院と総合医療センターを紹介します。
高度な技術と連携で、地域の安心を支える
横須賀共済病院(米が浜通)
高度急性期医療で、命の最前線に立つ
横須賀・三浦半島の高度急性期医療を担う横須賀共済病院。年間13,000台を超える救急車を受け入れ、その数は全国でもトップレベルです。思いがけない事故や病気で一刻を争う場面で、高度な医療を身近な地域で受けられることは、市民の大きな安心につながります。「地域の『最後の砦』として、必要な医療を守り抜きたい」。そう語るのは、今年4月から同院の指揮を執る小林病院長です。救急医療とがん治療を柱に、地域の医療機関と役割を分担しながら、専門的で高度な治療が必要な患者を受け入れています。

先端医療で、暮らしに戻る道を支える
重い病気やけがの治療には、高度な技術と専門性が求められます。同院ではいち早く手術支援ロボットを導入。鮮明な視界のもとで行われる緻密な手術は、傷口を小さく、出血も最小限にとどめるなど、患者の身体的負担の軽減に大きく貢献しています。大きな病気になっても、治療のために遠く離れた場所へ通わなくていい。家族のそばで治療を受け、回復後には再び日常へ戻っていく。先端医療は、治療そのものだけでなく、その先にある日常を支える力にもなります。「救急から専門的な治療まで、地域の中で完結できる医療を目指したい」。同院は、患者一人ひとりの命と暮らしに向き合っています。

日頃の連携が、非常時の医療を支える
同院は、大規模災害時に地域の医療を支える「災害拠点病院」です。患者の受け入れや医療チームの派遣に備えるほか、病院・診療所・薬局・介護施設などが医療情報を共有する「さくらネット」も活用しています。「平時から情報を共有し備えることで、必要な医療を速やかに届け、地域の皆さんの安心につなげていきたい」。小林病院長の言葉には、地域の命に応え続けようとする決意がにじみます。
うわまちの伝統を継承し、次世代の医療を切り拓く
横須賀市立総合医療センター(神明町)
移転で果たした、命をつなぎ止める決意
「うわまち病院」として長年親しまれてきた歴史を背負い、久里浜の地で新たな一歩を踏み出した総合医療センター。その舵取りを担う沼田管理者は、新病院の稼働に確かな手応えを掴んでいます。「私たちの原点は、どんな時も救急車や他病院からの紹介を断らないこと。かつては施設の老朽化やスペースの制約に悩まされましたが、この新病院では最新の設備と効率的な動線が整いました。34の診療科による緊密な連携、最新鋭の手術設備、そして経験豊富な医療スタッフ。これらすべての力を結集することで、かつて掲げた理想が、今この場所で形になっています」

災害拠点病院としての新たな覚悟
2026年3月、同院は新たに「災害拠点病院」に指定されました。屋上ヘリポートの新設により、ドクターヘリの受け入れや広域搬送が迅速化されたことは、地域医療にとって極めて大きな転換点といえます。「災害時にも診療機能を維持し、早期に回復できるよう、BCP(事業継続計画)を整備するとともに、必要に応じてDMATが速やかに現場へ駆けつける体制を構築しています。こうした有事への備えがあるからこそ、平時の安心もまた確固たるものになると確信しています」。屋上ヘリポートを見つめる沼田管理者の瞳には、市民を守る覚悟が宿っています。

病院の垣根を越え、横須賀を「一つの医療機関」に
沼田管理者が描くのは、市内全域を見据えた連携の姿です。「命を救って終わりではなく、他病院や診療所と連携し、回復への道を整える。医療を支える人の力が限られる中、病院間の垣根を越え、横須賀全体を一つの医療機関として機能させることが、住み慣れた地域で暮らすための確かな基盤になる」。地域の健康を守り抜いてきた先駆者としての、揺るぎない自負がその言葉には満ちています。
市民病院と救急医療センターにフォーカスした【前編】はこちら
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください