総合案内 > 市政情報 > 広報・広聴 > ニュースリリース > 報道発表一覧 > 報道発表資料一覧(2024年1月) > 横須賀美術館 企画展「驚異の細密表現展」開催について~江戸・明治の工芸から現代アートまで~
更新日:2024年3月6日
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報道発表資料
開港場であり居留地のあった横浜は、明治期には陶磁器の一大生産地であり、真葛焼に代表される「横浜焼」の精巧な細工や意匠は欧米の人々を驚かせ、大変な評判を呼びます。また同じく横浜では、洋家具をもとにして龍や松竹梅、鳳凰などの精密な彫刻をほどこした和洋折衷で輸出用の彫刻家具が制作されます。近年、横浜焼が里帰りしつつあり、また日本にほとんど残っていない貴重な彫刻家具の表現にも改めて注目が集まっています。
時代が変わっても、優れた技術を伴いつつ強烈な個性と芸術性をもつ作品は、人々を魅了してきました。近代においては西洋由来の写実的な表現として、迫真的な力強さを伴った絵画や彫刻を生み出しています。明治から昭和初期にかけて、高橋由一、岸田劉生、河野通勢らを始めとした鬼気迫るような油彩画はその好例といえるでしょう。
また、今日においても自らの表現を突き詰める現代作家による注目すべき試みを見ることができます。ここでは現代美術として、絵画や様々な素材を用いた立体を展示いたします。
本展は、日本の近代から現代における細密表現をキーワードにして、「江戸・明治の工芸」、「近代絵画・彫刻」、そして「現代美術」という幅広いジャンルから選りすぐった作品をご紹介し、その表現の多様性をご覧いただこうとするものです。
驚異の細密表現展 ―江戸・明治の工芸から現代アートまで―
令和6年(2024年)4月20日(土曜日)~6月23日(日曜日)
開館時間 10時~18時
*休館日 5月13日(月曜日)、6月3日(月曜日)
横須賀美術館(〒239-0813 横須賀市鴨居4-1)
一般1,300(1,040)円、高大・65歳以上1,100(880)円、中学生以下無料
初代宮川香山《高浮彫桜ニ群鳩花瓶》(対の内左)1871-82年、田邊哲人氏蔵(神奈川 県立歴史博物館寄託)
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