市立小学校における個人情報の漏洩について

1.事故の概要

　6月10日（火曜日）、市立小学校の教員が、算数の「はがきの長さを調べよう」という授業を行った際、児童に実際のはがきを使って長さを測らせたいと考えました。その際、過去に自身が担任していた児童（現在中学校1年生）から送られてきた年賀はがきを、児童一人につき1枚ずつ配布しました。この年賀はがきは、当該教員が前年度に6年生を担任していた際、冬休みの宿題として児童に作成・送付させていたものです。6月12日には算数の学習が終わりましたが、当該教員は配布した年賀はがきを回収せず、児童たちはそのままはがきを所持している状態となっていました。
　6月23日（月曜日）、年賀はがきを持ち帰った児童の保護者から学校に連絡があり、このはがきには個人情報が記載（氏名、住所）されていたため、個人情報を含む年賀はがきが教材として使用されていたことが発覚しました。

2.事故発生後の対応

　6月23日（月曜日）、当該教員及び管理職が担任をしていた児童（現在中学校1年生）及び保護者、授業を行った児童及び保護者に対し、事情を説明し、謝罪しました。

3.事故の発生原因

　当該教員の個人情報に対する認識不足があったため、発生しました。

4.今後の防止策

　これまでも、市立学校長会議をはじめ様々な機会において個人情報の取り扱いについて十分に注意するように呼びかけてまいりましたが、今後、学校における個人情報の取扱いに関しては、細心の注意を払うとともに、個人情報そのものに対しての認識を再確認し、再発防止に努めてまいります。