市立小学校における健康手帳の誤交付について

1.事故の概要

(1)発生の経緯
6月10日（火曜日）、当該学校において、学級担任はクラスの児童に健康手帳を返却しました。
6月11日（水曜日）、児童Bの保護者から、「児童Bが、児童Bの健康手帳だけでなく、児童Aの健康手帳も持ち帰ってきている。」旨の連絡があり、誤交付が判明しました。
(2)記載の項目
「氏名」、「学年」、「組」、「出席番号」、「健康診断の結果（身長、体重、視力、聴力等）」、「病歴」
(3)事故に係る個人情報の対象人数
1人

2.事故発生後の対応

6月11日（水曜日）、学級担任は、学校長とともに児童A宅を訪問し、謝罪及び経緯説明を行ったうえ健康手帳を返却しました。また、児童Bの保護者に対しても謝罪及び経緯説明を行いました。
なお、本件については個人情報の保護に関する法律施行規則第43条第1号に当たることから、個人情報の保護に関する法律第68条第1項に基づき、教育委員会から国の個人情報保護委員会への報告を行います。
今後、教育委員会として、学校長及び関係職員から事故の発生経過について聴き取るとともに、厳重注意を行う予定です。

3.事故の発生原因

本件は、児童に対し返却された健康手帳に記載されている氏名の確認を促さなかったこと、また、返却時に名簿に返却状況を記録しなかったことにより、発生しました。

4.今後の防止策

学校長に対し、学校における個人情報の取扱いに関して細心の注意を払うとともに、個人情報を含む文書の適正な取り扱いについて教職員に徹底するよう指導し、再発防止に努めてまいります。