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平和・反基地活動を郷土史・教育資源として位置付ける提言について

VOICE NO.9331

カテゴリー:教育・学習(学校教育・生涯学習・スポーツ)

市民の声096/07 2025年10月22日受付

詳細情報

ご意見・ご提案
 横須賀市の反基地・反原子力空母寄港運動、環境運動、横須賀ピースフェスティバルなどの市民活動は、地域の歴史・文化において重要な役割を果たしてきました。これらを市の郷土史に公式に位置付け、自然人文博物館で常設または特別展示として公開することで、市民や来訪者が歴史的背景や活動の意義を理解できるようにすべきです。また、小中高の教育カリキュラムに組み込み、地域の平和・環境・市民参加の価値を学ぶ機会を提供することが、次世代の市民育成につながります。
 市が公式に認定し、教育・文化資源として活用することを強く要望します。

 私は横須賀市に住む市民として、地域の平和・反基地運動、反原子力空母寄港運動、環境運動、市民主導の文化イベントである横須賀ピースフェスティバルなどが、横須賀市の社会・文化の歴史において極めて重要な位置を占めると考えています。現在、これらの市民活動や運動は、公式な郷土史の資料や教育カリキュラムには十分に反映されていません。
 しかし、地域住民や次世代の市民が、横須賀市の歴史・社会運動を正しく理解し、平和や環境、民主的参画の価値を学ぶためには、これらの運動を公式に位置付け、活用することが不可欠です。

【提案内容】
1 市の郷土史に公式に位置付け
・反基地・反原子力空母寄港運動、環境運動、横須賀ピースフェスティバル、市民団体の活動を、横須賀市の歴史・文化の重要な章として公式に位置付ける。
・市史編纂や公文書で明確に記録し、将来の資料として保存する。
2 自然人文博物館での公式展示
・市内の平和・反基地運動や市民文化活動を、自然人文博物館で展示。
・史料や写真、映像、関連アートワークを収集し、常設展示または特別展示として公開。
・展示内容には市民の声や体験談を反映させ、地域住民の参加も可能にする。
3 学校教育への導入
・小・中・高等学校の社会科・総合学習の授業に、横須賀市の平和・環境・市民運動を教材として組み込む。
・地域社会の歴史・民主的参画の重要性、平和の価値を学ぶカリキュラムを整備。
・学校訪問プログラムや博物館連携のフィールドワークも導入。

最後に
 横須賀市は、米軍基地が集中する地域であることから、平和・環境・市民運動の歴史が特に重要です。これらを公式に位置付け、教育・博物館展示に活用することで、市民の歴史認識と平和意識の向上、地域社会への参加意欲の強化につながると考えます。
 私は、横須賀市がこれらの活動を郷土史・文化資産として認定し、次世代教育に活用することを強く要望します。
回答・対応
 地域の平和は、全ての市民にとって共通の願いです。
 横須賀市は終戦後、「旧軍港市転換法」のもと、平和産業港湾都市としての歩みを進めてまいりました。
 こうした歴史的な経緯は、郷土史の中でも重要な位置づけとなっており、今後も、博物館などで分かりやすくご紹介していきたいと考えております。
 一方で、反基地運動や反原子力空母寄港運動など、さまざまな主義・主張がかかわるテーマにつきましては、政治的な側面や社会的な要請に対する賛否も分かれることから、市の郷土史上の位置づけや自然・人文博物館での展示は、慎重な対応が必要であると認識しております。
 また、小・中・高等学校においては、国が定める学習指導要領に基づき、社会科・地理歴史科・公民科などにおいて、児童生徒の発達の段階に応じ、地域社会の歴史、民主的参画の重要性、平和の価値などについて指導しています。
 本市では、横須賀市の歴史や地域の様子などについて学習する際の教材として、小学校3年生の全児童には、社会科副読本「よこすか」を、中学校1年生の全生徒には、社会科副読本「郷土横須賀」を配付しています。併せて、校外学習において、自然・人文博物館に実際に訪問したり、学芸員が博物館や学校等において、教師と共に協力して授業を行ったりしています。
 なお、反基地運動や反原子力空母寄港運動など、多様な見解のある事柄につきましては、一つの見解が絶対的に正しく、他の見解は誤りであると断定するようなことは困難であることから、学校で多様な見解のある事柄を取り上げる場合には、特定の事柄を強調し過ぎたり、一面的な見解を配慮なく取り上げたりせずに、児童生徒の考えが深まるような、さまざまな見解を提示するなどの配慮が必要と考えます。
 今後とも、子どもたちが公正かつ多面的・多角的に物事を考えられる学びの場を大切にしてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

教育委員会博物館運営課

教育委員会事務局学校教育部教育指導課

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