総合案内 > 市政情報 > 人権・ダイバーシティ・多文化共生 > 男女共同参画・ジェンダー平等 > 女性の活躍推進 > 横須賀で輝く女性経営者~須藤設備工業(株) 須藤ひとみさん~
更新日:2023年2月15日
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横須賀で活躍する女性経営者へのインタビュー。
第3弾となる今回は、水回り、給排水工事、水道敷設工事等を手掛ける須藤設備工業(株)を経営する須藤ひとみさんにお話を伺いました。
【水道という命にかかわる仕事、お客様のことを第一に】
40歳の時、急遽、会社を経営することになった須藤さんが、これまでどのようにして苦労や困難を乗り越えてきたかをお聞きしました。
自分が40歳の時、夫が義父から会社を引き継ぐその月に急逝したため、代わりに自分が引き継ぐことになりました。自分は経営者としての勉強をしていなかったため、会社を引き継ぐことには抵抗感がありましたが、義父は自分に経営のノウハウを伝えるため、半年ほど引退しないで頑張ってくれました。そして何より、社員、協力会社の皆さんの生活がかかっているという思いもあり、会社を引き継ぐことを決意しました。
急な社長交代だったこと、経営者としての勉強をしていなかったことで、最初は本当に大変でした。皆が不安を感じる中での船出でしたが、社員や協力会社、同業他社の皆さまに支えられてこれまでやってこれました。夫と義父が作り上げてきた交友関係のおかげで、人に恵まれていたことが大きかったと思います。社長就任から23年が経過した今、振り返ってみると社長だからこそ経験できたことは、自分の人生において貴重な体験であり、財産であったと感じています。
性別を問わず、自分らしく生きる社会へと変化していると思います。今いる女性社員の1人が、「今までやったことのないことに挑戦したい。現場にも出てみたい」というので、色々と経験してもらうようにしています。女性の目線で現場を見ると、また違ったこともあるのではないでしょうか。やってみたいことがあれば挑戦できる場を設定してあげたいです。
今年は会社創立50周年の節目の年に当たります。皆で話し合いを重ねて、3年かけて会社の経営理念を作り上げてきました。ミッションを「人と未来のために」、ありたい姿を「快適で笑顔を結ぶ、未来へつなぐ」としています。人と未来のために貢献できる会社に育てていきたいと思っています。
人生はフィフティフィフティ、良いことばかりではないし、悪いことばかりでもありません。嫌なことばかりと思って過ごしてしまうよりも、良い面もあると思って前向きに生きていくほうが幸せだと思っています。
社長になって23年、私は人に恵まれてきました。巡り会う人やさまざまな体験が、すべて自分の心の財産になっています。問題にぶつかったときに、一歩踏み出すのは自分の勇気にかかっています。下を向いていたら道は見えません。失敗を恐れず、勇気を持って行動すれば道は開けると思います。
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