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更新日:2023年7月10日
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現在、日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなると言われています。がんは自覚症状が現れてからでは治療も困難になることが多く、早期発見、早期治療することで生存率も高くなります。同時に生活習慣を見直すなど予防の意識を持つことも大切です。
平成24年度から市民健診では胃がんリスク検診(40歳以上対象)がはじまりました。医学の進歩により胃がんの原因のほとんどがピロリ菌感染であることがわかっています。また、ピロリ菌感染の期間が長いと胃がんになりやすい萎縮性胃炎になります。これらの有無を採血により調べ、胃がんになりやすいか否かのリスク(危険度)分類をする検診です。ピロリ菌を除菌することで胃がん発生リスクを下げられることもわかってきており、平成25年2月から内視鏡検査の結果で胃炎と診断された場合、保険適応で除菌治療ができます。すでに胃がんリスク検診を受けてA群と判定された方は5年後に再検診を、B~D群と判定された方は定期的に内視鏡検査を受けましょう。なお、今までに受診し、B~D群と判定された方、食道、胃、十二指腸疾患で治療中の方は胃がんリスク検診を受診できません。積極的に市民健診のがん検診を受診し、がんに負けない、健やかな生活をおくりましょう。
検査結果 |
A群 | B群 | C群 | D群 |
---|---|---|---|---|
ペプシノゲン検査 ピロリ菌抗体検査 |
陰性 陰性 |
陰性 ※陽性 |
陽性 ※陽性 |
陽性 陰性 |
胃がん発生のリスク |
非常に低い |
やや高い |
高い |
非常に高い |
胃の状態 |
良好 |
ピロリ菌に感染 萎縮性胃炎が軽度 |
ピロリ菌に感染 萎縮性胃炎が存在する |
胃がん発生リスクが 非常に高い |
年間胃がん発生数 (平成24~令和元年度 横須賀市の実績による) |
約4,200人に1人 |
約90人に1人 |
約90人に1人 |
約90人に1人 |
判定判明後に していただくこと |
初回A群→ 5年後に受診 再検A群→ 自己検診としての 内視鏡検査 |
精密検査(内視鏡検査)を必ず受診してください |
※(3.0以上10未満は、内視鏡検査後再評価)
令和3年度胃がんリスク検診受診者数(2,641人)のリスク(危険度)分類結果
分類 | 割合 |
---|---|
A群 |
76.0% |
B群 | 13.0% |
C群 | 9.4% |
D群 | 1.6% |
E群 | - |
胃がん発見数12人(令和5年5月1日現在)
【群別胃がん発生数】
B群(344人):3人(早期1人,進行2人)
C群(247人):9人(早期6人,進行3人)
D群(43人):0人
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