更新日:2024年10月14日
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豪雨などの水害で家屋が浸水すると、汚水により家屋内に細菌やカビが繁殖し、感染症のリスクが高まります。
感染症を予防するためには、家屋の清掃と乾燥が最も重要です。速やかに家屋の清掃を行いましょう。
清掃時に感染症にかかる恐れがありますので、以下の注意事項に従って安全に作業を行ってください。
消毒薬は、過剰に使用すると人の健康や環境へ影響を与えることがあります。使用は必要最小限にしましょう。
また、使用の際には、取り扱い説明書に従い、事故が起こらないよう注意してください。
参考:消毒方法の例
(※色々な濃度のものが市販されているので希釈倍率には注意してください)
消毒対象 | 消毒薬 | 調整方法(例) | 使用方法 |
---|---|---|---|
屋内 (汚水に浸かった壁面や床、家財道具) |
0.1%塩化ベンザルコニウム (逆性石けん) |
10%塩化ベンザルコニウム10mlに水を加えて1Lとする。 |
泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、薄めた液を浸した布などでよく拭く。 (噴霧器で噴霧した場合は、濡れる程度に噴霧する。その後、風通しをよくしてそのまま乾燥させる。) |
手指 (後片付けなどで、汚染された箇所や土に触れた手指) |
0.05%塩化ベンザルコニウム (逆性石けん) |
10%塩化ベンザルコニウム5mlに水を加えて1Lとする。 | 石けんで手の汚れを落としたあと、流水で石けんをよく落とし(石けんが残っていると殺菌力が低下します。)、洗面器などに入れた消毒液に手首まで浸し、30秒以上もみ洗いする。その後、乾いたタオルなどで、よくふき取る。 |
食器類 | 0.02%次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤でも可) | 10%次亜塩素酸ナトリウム2mlに水を加えて1Lとする。 | 食器等を水洗いした後、消毒液に5分以上浸し、自然乾燥させる。(家庭用塩素系漂白剤を用いた場合は、水ですすぐ。) |
消毒薬を取り扱う際には、長袖、長ズボン、めがね、マスク、ゴム手袋などを使用し、皮膚や目にかからないように注意してください。また、皮膚についた場合、水と石鹸でよく洗い流し、目に入った場合は、水で15分以上洗い流し、医師の診察を受けてください。使用する直前に希釈し、希釈濃度を守るとともに、他の消毒液や洗剤と混ぜないで使用してください。
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