更新日:2025年4月25日
ページID:69096
ここから本文です。
市内の森林に囲まれた谷あいの場所には、「谷戸」と呼ばれる地域が数多く点在しています。
谷戸は、昔ながらの自然豊かな景観があり風情を感じることができる場所です。
市では、横須賀らしい谷戸コミュニティの新しい形づくりのため、地域交流に意欲的なアーティストを誘致し、芸術を通した地域の活性化を目指し「アーティスト村(HIRAKU)」の創出に取り組んでいます。
アーティスト村は「YOKOSUKA ART VALLEY HIRAKU」という愛称でも呼ばれています。
多くの人々がアーティスト村に慣れ親しんでもらうために居住芸術家が考案し、名付けた愛称で「ひらかれた場所」「五感をひらく」「関係をひらく」などの意味が込められています。
自然豊かな田浦の谷戸をイメージして居住芸術家がデザインしました。
~詳細についてはこちら~
~紹介動画はこちら~
![]() |
![]() |
主に土器を制作している土器作家。
窯元で修行をしていた経験もあり、アーティスト村(HIRAKU)の現地に地域の人々や陶芸仲間とともに田浦和泉窯(穴窯)を作り上げた。
現在は土器制作のほか、現地の土を使用し田浦和泉窯で焼成する陶器「田浦和泉焼」の制作も実施している。
アーティスト村(HIRAKU)1人目の居住芸術家が決定しました(2018年10月24日)(PDF:117KB)
今までに数々の作品を生み出してきたミリオンセラー作家。
横須賀を舞台とした小説を執筆するために、アーティスト村(HIRAKU)内のアトリエを拠点とし、日常生活を通した取材からストーリー構成していく予定。
コミュニティスペースプロデューサーとして、自身もアトリエの整備に携わり、地域の集いの場としても利用できるように手掛けていく。
折原みと氏「アーティスト村(HIRAKU)」へ(市長記者会見)(2020年7月10日)(PDF:1,684KB)
主に水性インクやアクリル絵の具、墨などを使用した平面画を中心に創作活動をしている。
日本各地で年8~10回ほど美術館や百貨店、地域での芸術祭などで展示を行っている。
令和4年2月にアーティスト村に入居し、これから石や木など自然のものを使ったり、手以外の身体を使ったりして絵を描くワークショップ等を行っていく予定である。
「アーティスト村(HIRAKU)」新たな芸術家を決定(市長記者会見)(2021年12月17日)(PDF:488KB)
主に、銅版画などの版画技法、ドローイングやコラージュなど、様々な技法を使い創作活動を行っている。
近年は植物やコットンを素材にした紙漉きを行い、作品に取り入れている。ギャラリーや美術館でのグループ展・個展の他に、様々な地域に根差したアートプロジェクトに参加しており、運営にも積極的に携わっている。
「HIRAKU」の場所の特性を活かしながら、自身の持つ知識や技術を使って地域の方と交流しワークショップ等を企画していく予定である。
「HIRAKU(アーティスト村)」新たな芸術家を決定(市長記者会見)(2024年12月13日)
主に藍染めや草木染めを中心に創作活動をしている。
活動の範囲は幅広く、国内の活動のほか、中国などのアジア数か国でも数多くの個展やグループ展を開催してきた。
在住時には、アーティスト村にある畑で藍やコットンなどを育てており、現地で収集できる素材での創作活動をしていた。地元との地域交流では、現地で育てた藍の生葉を収穫し、染めあげるワークショップを行った。今後もHIRAKU関係アーティストとして、ワークショップ開催や、地域交流活動に積極的に関わっていく予定。
「アーティスト村(HIRAKU)」へ入居する芸術家の決定について(2020年2月14日)(PDF:86KB)
谷戸地域のコミュニケーションを活性化するために、活動アーティストによる地域との交流を積極的に実施しています。
2018年12月に行った、現地を地元のみなさまに紹介するための土器制作の体験教室を皮切りに、地域との交流活動としたワークショップ等を開催しています。
最新のワークショップの様子(2024年12月)
「HIRAKU冬のおまつり」
写真で眺めるワークショップギャラリー
谷戸地域再生推進事業用地として、市営温泉谷戸住宅跡地にある1棟6戸のコンクリートブロック造りの平家建て住宅を活用し、1戸を居室、2戸を教室兼工房のスペースとして改修を行いました。
教室兼工房の内装等の改修は「横須賀市と関東学院大学との連携及び協力に関する協定」の協力事業として薬王寺氏の母校である関東学院大学にご協力いただき、空き家再生の取り組みを行っている「KGU空き家プロジェクト」の学生の皆様に実施していただきました。
(注)2020年度からは、各芸術家の専用工房ができたため、教室兼工房だったスペースを共用のワークショップルームとして利用しています。
2018年10月から11月にかけて、近隣の工務店や「谷戸再生プロジェクト」のみなさまにご指導をいただき、床板の加工から床板張りまでを行いました。
工具の使い方や危険性など、さまざまな技術や知識をご指導いただき、学生だけでも丁寧で安全な施工を行うことができました。
|
|
外装及び内装の塗装は、2019年1月から2月にかけて、元塗装業を営んでいた近隣の方にご指導いただき、学生や地域のみなさまとDIYにより実施しました。
また、内装施工にあたり、日本ペイントホールディングス株式会社にご協力をいただき、内装塗料(同社ペイントブランド「ROOMBLOOM」)及び塗装用具一式の無償提供を受け、2019年2月23日には、「KGU空き家プロジェクト」の学生や地域のみなさまにお越しいただき、内壁塗装イベントを実施しました。
1.塗装の前に、参加者による記念のお絵かきを実施し、学生と指導者間の関係を深めました。
2.ローラーや刷毛の使い方を指導していただき、午前中のうちに一度、壁を塗り上げました。また、昼食を挟み、ペンキが乾いた後に上塗りを行い、色のムラが無いように仕上げました。
3.全体の塗装が終わり、完成したところでイベントに参加していただいたみなさまと一緒に記念撮影。
外観 |
内観 |
|
|
↓ |
↓ |
|
|
2019年3月16日に地域住民のみなさまに向けたアーティスト村(HIRAKU)教室兼工房等披露イベントを開催しました。
イベントでは、居住している陶芸家の薬王寺太一氏による土器プレート制作教室や野焼きによる土器焼成を披露したほか、陶芸資材を活用した薪窯ピザや地域のみなさまによるすいとん、おにぎりなどが来場者に振舞われました。
これからの芸術を通した谷戸地域の活性化に向けた取り組みの第一歩がスタートします。
![]() |
![]() |
土器プレート制作教室 | 土器焼成(野焼き) |
![]() |
![]() |
地域のみなさまによる食事の提供 | 来場者同士の交流 |
〒237-0073 横須賀市田浦泉町28番地
(「田浦梅の里」のさらに奥にあります)
【京急バス】
「田浦郵便局」下車徒歩約15分
【JR】
「田浦駅」より徒歩約20分
【京急線】
「京急田浦駅」「安針塚駅」より徒歩約30分
谷戸地域再生推進事業 関連報道発表資料
※この事業は神奈川県川崎競馬組合が主催する「川崎競馬」の収益配分金を活用した神奈川県自治基盤総合補助金を活用します。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください