市史編さん事業《編さん事業について》
主旨
市史編さん事業は、平成19年(2007年)2月15日の市制施行100周年を記念して、平成11年度から開始しました。本市初めての本格的な市史として、平成26年度までに全15巻の刊行を終了しました。
市史の編さんに当たっては、
- 横須賀市の歴史的発展過程の正しい理解及び将来の進むべき方向の展望に資し、「郷土横須賀」に対する市民の関心と愛情を深める。
- 横須賀市の歴史的資料を整理保存し、永く後世に伝える。
- 横須賀の文化向上と教育振興を図り、市政発展に寄与する。
以上の3点を目的としました。
組織
市史編さん事業は、下記組織図のとおり、各種委員の協力のもと調査・刊行等を行い、平成26年度で市史編さん委員会の活動を終了しました。その後、事務局で収集した資料の整理を2年間実施し、平成28年度で市史編さん係を廃止し、「市史資料室」を開設しました。
また、令和2年度に「市史資料室」を総務部総務課から教育委員会の中央図書館に移管し、「郷土資料室」に名称を変更しました。

市史編さん事業の概要
『新横須賀市史』15巻(通史編3巻・資料編7巻・別編5巻)のほか、機関誌として毎年1回刊行の『市史研究横須賀』や資料編の補遺、写真集、資料所在目録を刊行しました。各刊行物の内容は、「市史の刊行物」をご覧ください。
新横須賀市史の年度別刊行状況
- 平成15年度:資料編=古代・中世1
- 平成16年度:資料編=近世2
- 平成17年度:資料編=近現代1
- 平成19年度:資料編=古代・中世2、資料編=近世1
- 平成20年度:資料編=近現代2
- 平成21年度:別編=文化遺産、別編=考古
- 平成23年度:通史編=近世、資料編=近現代3
- 平成24年度:通史編=自然・原始・古代・中世、別編=軍事
- 平成25年度:別編=民俗
- 平成26年度:通史編=近現代、別編=年表
その他の刊行物
- 『新横須賀市史』資料編=古代・中世補遺
- 『市史研究横須賀』第1号~第17号
- 『横須賀市史資料所在目録』第1集~第7集
- 写真集『占領下の横須賀ー連合国軍の上陸とその時代ー』
関連刊行物
- 『横須賀市近代化遺産実測図面集』:市史編さん事業の一環で実測調査した近代建築の図面集。国立科学博物館産業技術史資料情報センターが刊行(平成23年3月31日)。市の図書館のほか、国立国会図書館・神奈川県立図書館で閲覧できます。
企画展、そのほかの活動
- 第1回展示「本市の礎を築いた政治家達」/平成14年(2002年)4月22日~5月10日/市役所北口展示コーナー(西公民館・生涯学習センターで巡回展実施)
- 第2回展示「YOKOSUKA1945.8~昭和20年終戦直後の横須賀~」/平成15年(2003年)8月11日~22日 /市役所北口展示コーナー
- 第3回展示「横須賀市所蔵の中世文書」/平成20年(2008年)3月10日~21日/市役所北口展示コーナー
- 第4回展示「横須賀に残る近代化遺産」/平成22年(2010年)1月25日~29日/市役所北口展示コーナー
- 第5回展示「江戸時代の横須賀」/平成24年(2012年)3月26日~30日/市役所北口展示コーナー
- 第6回展示「71年目の夏ー横須賀の学童疎開」/平成28年(2016年)7月11日~15日/市役所北口展示コーナー(中央図書館、リドレ・フリースペースで巡回展実施、そのほか市民生活課・市立小学校のイベントで展示)
- 第7回展示「横須賀の戦艦「陸奥」」/平成28年(2016年)8月22日~26日/市役所北口展示コーナー
- 第8回展示「中世の横須賀」/平成29年(2017年)2月17日~3月20日/リドレ・フリースペース
- 事業発表「民間所在資料の調査事業についてー横須賀市の事例ー」/平成23年(2011年)9月15日/神奈川県歴史資料取扱機関連絡協議会