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更新日:2024年3月26日

ページID:79493

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YOKOSUKA Invention & Good Action アワード

1.概要

目的

職員の政策立案、遂行能力の向上を図るため、市政の推進に多大な効果または貢献があった取り組みについて表彰する。

表彰部門と基準

インベンション部門

(1)市に有益な研究を遂げたもの
(2)市に有益な発明、発見を遂げたもの
(3)市に有益なシステム、仕組み等を構築したもの

グッドアクション部門

(4)全国的にも例を見ないまたは事例の少ない新しい制度、仕組み、方式、手続き、ネーミング等を発案し、確立したもの
(5)市の名誉、知名度およびイメージの向上に多大な貢献があったもの
(6)努力やアイデア、国や自治体、民間企業等との連携により市政の推進、課題の解決など住民福祉の向上に多大な貢献があったもの

審査

(1)事務局による事前審査
推薦があった案件について、上記の表彰基準に合致しているか、事務局(都市戦略課)による事前審査を実施。
(2)市長・副市長による審査
事前審査後、市長・副市長による審査会を開催し、表彰案件を決定。

2.受賞者

令和5年度は25件の推薦があり、審査の結果、インベンション部門3件、グッドアクション部門8件を表彰しました。

  • 所属や組織名は、令和5年度のものです。

インベンション部門

2023-1

(1)kintoneを用いた空き家管理指導業務システムの構築
まちなみ景観課空き家管理支援担当

評価のポイント

空き家の管理指導を電子化し、事務の効率・正確性を向上させた。台帳管理を電子化するモデルケースの先駆けとなった。

  • デジタル・ガバメント推進室が導入したクラウドサービスのテストアカウントを使用することで、費用をかけずに空き家管理指導業務に関するデータベースと業務システムを一元化。入力作業などを省力化し、事務の効率、正確性が向上した。他部署からkintone活用に関する相談を受けるなど、庁内のモデルケースとなっている。

 

2023-2

(2)全国初 IoTで実現する浄水場の遠隔水質管理
浄水課

評価のポイント

WEBカメラ等を利用した、遠隔による水質管理を実現させたことで、人件費を恒常的に削減した。本取り組みは、国のIoT・新技術活用推進モデル事業にも選定されたことで、全国的な注目も集めた。

  • 浄水場(海老名市)の水質管理業務を、横須賀市でも行える体制を考案し、全国に先駆けて実現した。
  • 2人分の人件費が削減できたことにより、効果額は約1,400万円/年と算出された。
  • 全国初のIoTを活用した遠隔水質管理であったため、国モデル事業にも認定された。

 

2023-3

(3)新たな高度処理技術による水処理及び動力予算管理シートの作成による電気代の削減
水再生課 三縄 義和・石渡 誠一・吉田 圭佑・那須野 真

新たな高度処理技術による水処理

評価のポイント

浄化センターの統廃合に伴い、統合先において処理施設の新規建設が必要となったが、新技術を活用することにより省スペース化が実現し、既存施設のみで業務運用が可能となった。結果として大幅な費用削減ができた。

  • 新しい下水処理法を導入したことにより、少ないスペースで多くの下水を処理することが可能となった。新規処理施設の建設を予定していたが、結果として既存の予備施設のみで運用が可能となった。(費用圧縮額=48億円)
  • 新しい下水処理法は、全国で利用実績がないものであるため、実証実験を行い効果を確認し、神奈川県と調整したうえで、全国初の導入にいたった。

動力予算管理シートの作成による電気代の削減

評価のポイント

上下水道事業にとって大きな経費要素である動力費を見直しや工夫により削減した。

  • 動力消費傾向や単価変動傾向を「見える化」した管理シートを作成し、動力費予算の算出方法を見直し。結果、予算根拠が明確となったことで執行管理精度が上昇し、25%予算を削減できた。

グッドアクション部門

2023-4

(4)ChatGPTの安全な利用環境の構築及び行政事務における生成AI利活用の推進
デジタル・ガバメント推進室

評価のポイント

全国的にもいち早く導入したChatGPTを、庁内はもちろんのこと、他の市町村にも利活用を促進することにより、デジタルガバメント先進都市としての認知を高めた。

  • まだ行政での活用時実績がなかった「ChatGPT」ついて、庁内外での推進活動(庁内報「チャットGPT通信」での発信、職員向け研修の開催、Webサイト「自治体AI活用マガジン(他自治体との情報交換サイト)」の運営等)を行った。結果、多数の自治体から注目を集め、本市のイメージ向上に貢献した。

 

2023-5

(5)メタバースヨコスカ
観光課 小山田 絵里子・久水 陽平

評価のポイント

全世界で注目が高まっているメタバースを活用し、全く新しい観光プロモーションを確立した。また今までにない観点から都市魅力を向上させ、本市のイメージアップに貢献した。

  • 「ドブ板&三笠ワールド」「猿島ワールド」の公開や、横須賀らしさのある「スカジャン」や「よこすか海軍カレー」などの3Dアイテムを無料で配布した。
  • メタバース界隈の人気クリエイターとうまくコラボしながら取り組みを進めることで、スカジャンは約42,000ダウンロードと多くの方に利用いただいているほか、NHKをはじめとするメディアにも取り上げられ、本市の情報発信に大きく貢献した。

 

2023-6

(6)全国初 年金事務所による福祉事務所専用出張相談会の毎月開催

生活福祉課 北野 智子・森永 健太・梶谷 尚未
生活支援課 石田 和美

評価のポイント

全国に先駆け年金事務所とチームを組み相談体制を整えたことで、年金受給者を増やし生活保護支給額の削減につなげた。

  • 横須賀年金事務所と協力し、生活保護受給者や無年金と思い込んでいる市民を対象に、年金受給に関する相談会を月1で開催。複雑な年金制度の相談に両職員・ケースワーカーが同席することで、市民の年金受給権を確保し、今より豊かで自立した生活の実現に貢献した。
  • 年金受給により生活保護費も削減されるため、市の財政負担軽減にも貢献している。

 

2023-7

(7)「新型コロナウイルス感染症対応史」の作成・発行
保健所企画課

評価のポイント

未曽有の感染症に対する対応をまとめ、今後の感染症における危機管理にとって重要なアイテムを作成した。全国に先駆けて発行することで、医療機関や大学等の教育機関でも利用されるなど、教育的な側面でも価値や注目を生んだ。

  • 本市が新型コロナウイルス感染症へ対応した5類移行までの取り組み記録を、全国に先駆けて作成・発行した。
  • 行政と関係機関の動きを主眼とした時系列でまとめてあり、新たな感染症が発生した際、市民生活を守る参考資料となる。

 

2023-8

(8)NPO法人との連携による24時間365日のこころのチャット相談

保健所保健予防課 増田 浩子・菅 祐太朗
南健康福祉センター 田杭 真澄

評価のポイント

今まで対応できなかった23時~翌8時30分の時間帯をカバーすることで、更なる相談体制の充実を図り、自殺対策に貢献した。

  • 24時間365日無料匿名でチャット相談ができるNPO法人と全国初の連携協定を結び、時間外の相談や、電話が苦手な人でも相談できる体制を整えた。
  • 自殺ハイリスク者をチャット相談から本市につなぎ支援する体制も確立した。

 

2023-9

(9)ふるさと納税寄附額拡大に向けた部局間連携プロジェクト
ふるさと納税連携チーム

評価のポイント

アドバイザーのサポートを得ながら、市内事業者に粘り強く営業を継続することで、数多くの魅力的な返礼品を新規に開拓し、ふるさと納税額のかつてない増収を実現した。また返礼品を通じて市外へのPRにもつなげた。

  • 全庁的なプロジェクトとして5部9課で寄附額や市内事業者の売上拡大に取り組んだ。
  • 前年に対する増加率は、寄付額約162%、寄付件数約227%、事業者数約159%、返礼品数約302%。

 

2023-10

(10)民官協働による長井海の手公園リニューアル及び三笠公園リニューアルに向けた社会実験
公園管理課(公園活用推進担当)

三笠公園

評価のポイント

従前にないイベントを数多く開催するため、関係各所への連携調整に尽力し、新たな公園活用の可能性を開拓した。来るリニューアルに向けた機運も醸成した。

  • 音楽、アート、アーバンスポーツ、サウナ、ヨガ、キッチンカーなど、多種多様な企画が応募・実施されたことで、公園活用の可能性が広がった。
  • 初開催のレゲエイベントは来場者数2万人規模と市内最大級となり、周辺店からは開業以来最高の売り上げを記録したなどの声が多数寄せられ、大きな経済波及効果ももたらした。

長井海の手公園

評価のポイント

民間事業者や地元住民との市場調査や対話を粘り強く継続し、公園の魅力を十分に引き出したことで、民官協働によるリニューアルを成功させた。また、民間のノウハウを最大限活用したリニューアル方法を採用したことにより、全国的な注目を集めた。

  • リニューアル後は過去最高となる年間来園者数100万人を達成した。
  • Park-PFIを主体にDB方式と指定管理者制度を組み合わせたリニューアルスキームや運営内容は、全国的にも注目されており多数の視察依頼を受けている。
  • 都市公園の先進的な取り組みを表彰する「第39回都市公園等コンクール」で最優秀賞の国土交通大臣賞を受賞(都市公園制度制定150周年記念部門)するなど、対外的にも評価されている。

 

2023-11

(11)牧野富太郎に関する企画展示及び「みんなの理科フェスティバル」の開催とスチームハンマー製造国の解明

博物館運営課 山本 薫・菊地 勝広・萩原 清司・柴田 健一郎・内舩 俊樹
教育指導課 堀井 真
自然環境・河川課 宮川 雅子

牧野富太郎に関する企画展示

評価のポイント

植物標本を所蔵する大学や放送局などに粘り強く交渉を重ね、他博物館に先駆けて企画展示を機を逃さず実施。結果、博物館の来場者数が増加し、博物館および本市の知名度向上に貢献した。

  • 2023年4月放送のNHKの朝ドラ主人公「牧野富太郎博士」にスポットをあてた企画展示を全国で初めて開催。期間中の来場者数大幅増(前年度比125%)、関連グッズの増版など、大盛況の展示となった。
  • 会期終了後も担当学芸員に本件に関する講演依頼が入るなど、博物館のPRにつながった結果、令和5年度の来館者数は前年度比120%に達する見込み。

理科フェスティバル

評価のポイント

前例を踏襲せず、過去のイベントから改良点を洗い出したことで、過去最高の実績を持つイベントを開催した。

  • 子どもから大人までみんなが理科でつながる理科フェスティバルを、博物館が核となり工夫を凝らした試みを行った結果、コロナ禍にも関わらず、過去最高数の参加団体や来場数を記録することができた。

スチームハンマー

評価のポイント

固定観念にとらわれず、日々の研究を粘り強く行うことで、新たな事実の発見に至った。

  • ヴェルニー記念館で展示されている「スチームハンマー」の製造国について、これまで「オランダ製」とされていたが、元大学客員教授との共同研究により「英国で製造され、オランダの会社から購入されたもの」であることを解明した。本研究に関連する書籍や講演会は人気を博しており、スチームハンマーやヴェルニー記念館、横須賀製鉄所に関する注目度が高まった。

 

お問い合わせ

経営企画部都市戦略課

横須賀市小川町11番地 本館1号館4階<郵便物:「〒238-8550 都市戦略課」で届きます>

電話番号:046-822-8258

ファクス:046-822-9285

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