更新日:2022年10月24日
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経済政策や産業政策などの政策立案のための研究として、令和元年度に2つの研究に取り組みました。
1つ目は、神奈川県内全市町村産業連関表の作成です。統一された手法により作成していることから、産業連関表から得られる数値について市町村間の単純比較が可能となっています。
2つ目は、地域経済構造分析ツールの開発です。県内全市町村産業連関表をもとにして、神奈川県と横須賀市および任意の他市町村の地域経済構造を簡易的に比較分析することが可能です。
2018年度に総務省が実施した第3回「地方公共団体における統計利活用表彰」において、本市の取組である「横須賀市のEBPM推進に寄与する経済波及効果分析ツールの開発と全庁的活用」が最上位の賞となる総務大臣賞を受賞しました。
本報告の第1章および第2章では、その一端を報告し、第3章では今後の発展的取組について報告しています。
政策の企画立案のための研究として、平成29年度に2つの研究に取り組みました。
1つ目は、横須賀市独自の産業連関表を基にした経済波及効果分析ツールの開発です。この分析ツールでは、市内の消費や投資によって、「どれほど生産が誘発されるか」、「どれほど雇用が創出されるか」などを分析することが可能です。政策研究報告は、各分析ツールの操作方法を解説するとともに、実際の事例分析などを掲載した活用マニュアルとなっています。
2つ目は、横須賀西海岸地区において住民主導で取り組んでいる農泊に関して、取り組みの継続性を確保するための課題を抽出し、今後の方向性について考察を行いました。
経済波及効果分析ツールは、簡単な入力作業を行うだけで経済波及効果や雇用創出効果を分析できるツールです。平成27年(2015年)横須賀市産業連関表をベースとして開発しています。市はもとより、企業の関係者など、どなたでもご利用いただくことができます。各分析ツールの内容をご確認のうえ、ダウンロードしてご利用ください。
なお、ご利用に当たっては、事前に「著作権・免責事項等」を必ずご確認ください。
分析ツール | 内容 | ファイル |
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需要増加ツール | 市内の消費や投資などの需要増加がもたらす市内への経済波及効果及び雇用創出効果を分析する場合に利用します。 | |
観光・イベントツールⅠ | 市内の観光・イベントにおける観光入込客の消費支出や、イベントの開催経費による需要増加がもたらす市内への経済波及効果及び雇用創出効果を分析する場合に利用します。 | |
観光・イベントツールⅡ | 市内の観光・イベントにおける観光入込客の消費支出による需要増加がもたらす市内への経済波及効果及び雇用創出効果について、(1)予測値の分析、(2)実績値の分析、(3)実績値と予測値の差の要因分析、(4)観光入込客数や消費単価が実績値から増加した場合における経済波及効果及び雇用創出効果の増加分のシミュレーション、(5)目標とする経済波及効果もしくは雇用創出効果を達成するために必要となる観光入込客数の増加人数や消費単価の増加額のシミュレーションを行う場合に利用します。 | |
建設投資ツール | 市内で住宅建築や公共事業などの建設投資が行われた際の市内への経済波及効果及び雇用創出効果を分析する場合に利用します。 | |
設備投資ツール | 市内の企業や工場などが機械などの設備投資を行った際の市内への経済波及効果及び雇用創出効果を分析する場合に利用します。 | |
生産増加ツール | 市内の企業や工場などが生産を増加した際の市内への経済波及効果及び雇用創出効果を分析する場合に利用します。 | |
収入増加ツール | 市民の収入が増加し、それに伴う消費がもたらす市内への経済波及効果及び雇用創出効果を分析する場合に利用します。 |
※分析ツールはExcelファイルで作成されています。Excelファイルをご覧いただくためには、Microsoft Excel形式のファイルを読むことができるソフトウェアが必要です。
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