総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 歴史 > 浦賀の歴史とふれあう散策ルート > 浦賀・鴨居の庚申塔(こうしんとう)
更新日:2025年1月6日
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(鴨居地区の小原台にある庚申塔) |
お庚申様とは、60日ごとに巡ってくる庚申(かのえさる)に当たる日に行われる信仰で、元々は中国から入ってきた信仰だと言われています。庚申の夜は身を慎んで徹夜をしないと、人間の体内にいる三尸(さんし)と言う虫が人間の早死にを望んで体内から抜け出し、天帝にその人の罪過を告げ、その結果、天帝は人を早死にさせるという考え方です。 この信仰が全国的に盛んになったのは江戸時代で、この頃より横須賀市内各地にもこの信仰が広まったようです。このことを信じる人たちは、庚申の夜、仲間を作って互いに語り合いながら夜を過ごしました。このようにして、庚申講が各地で結ばれるようになりました。庚申講の仲間たちが費用を出し合って、庚申の当たり年や災厄を免れた年などに建てた石塔が庚申供養塔(庚申塔)で、市内の各地でも見られます。 一口に庚申塔と言ってもその種類は多く、塔に刻まれる本尊の姿や塔の形は変化に富んでいます。「青面金剛」「猿田彦大神」「帝釈天」などと刻まれているものも庚申塔の仲間で、猿の像や六ぴ(6つのひじ)の青面金剛像が浮き彫りされているものも庚申塔です。この他に観音像や阿弥陀像などが彫られたものもありますが、それらには猿が現わされているのが普通です。 (出典:横須賀子ども風土記) |
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