総合案内 > くらし・手続き > 防災・安全 > 災害・防災 > 地域での助け合い(共助) > 震災時避難所におけるペット同行避難ガイドライン
更新日:2025年3月28日
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過去の災害では、避難所にペットを連れて行けないという理由で飼い主が避難せず、被災によりペットと一緒に亡くなられた方もいました。
現在では、分散避難もうたわれていますが、まずは身近な避難所でペットを受け入れることで、飼い主がペットを連れて躊躇なく避難できる体制をつくり、ペットを飼っている人の安全を確保することが「ペット同行避難」の目的です。
しかし、災害時には何が起こるかわからず、避難所運営の課題は山積みで、ペットより人への対応を最優先に進めざるを得ない事情もあることから、ペットの対応まで考えられないというのが実情ではないでしょうか。
このガイドラインは、大規模な地震が発生し、市内で震度5強以上を観測した場合に自動開設される「震災時避難所」における「ペット同行避難」に関して作成するものです。
また、動物愛護の観点及びペットによる人への危害防止や生活環境保全の観点から、ペットの安全と健康を守るとともに、動物が苦手な人、アレルギーを持っている人など様々な人が共同生活を送る震災時避難所において円滑に過ごすことを目的としております。
そのためには、飼い主が平常時から災害に備える意識を持ち、取り組む必要があります。
大規模災害では、行政自体の機能が麻痺する可能性もあり、行政機関が取り組む【公助】だけではなく、住民自ら災害に備える【自助】、地域やグループで防災に取り組む【共助】を充実させていくことが重要との認識が高まってきました。
特にペットの防災対策では、避難所運営者がペットより人への対応を最優先に進めざるを得ない事情もあることから、飼い主が自ら避難所でのペット受け入れやルールづくりに協力する必要があります。
そこで、ペットの防災対策についても【自助】【共助】【公助】がうまくかみ合うよう、事前に準備を進めておくことが重要と考えています。
震災時避難所では、動物アレルギーや人獣共通の感染症発生防止の観点からも、避難所内でのペットとの同居は原則禁止しています。 |
「ペット」とは、家庭で飼育する動物等のうち、犬や猫などの小型の哺乳類と鳥類です。環境省で定める特定動物(危険な動物)、爬虫類・両生類・魚類・昆虫などのヒーターやエアーポンプなど付帯設備を必要とする動物の受入れはできません。 |