今週の感染症トピックス
令和8年4月6日から令和8年4月12日(第15週)
今週の注目感染症
【麻しんについて】
- 麻しんは、麻しんウイルスによる急性の感染症です。
- 感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ確実 に発症します。発熱、咳、鼻水、のどの痛み、目の充血等が数日続いたあと、高熱と全身の発疹が出現します。また、肺炎や中耳炎、脳炎を合併する場合もあります。特別な治療法はなく、対症療法(症状を和らげる治療)が行われます。
- 予防にはワクチン接種が効果的です。日本では、予防接種法に基づく定期接種として、1歳で1回目、小学校入学前1年間に2回目のワクチンを、原則、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)で行うことになっています(全額公費)。また、2024年度に定期接種の対象であった方で、2024年度内にMRワクチンの偏在等が理由でワクチン接種ができなかった方については、2025年4月1日から2年間、定期接種として公費で受けられることになりました(特例措置)。
- 海外では麻しんの流行している国も多いため、海外渡航前には自身の予防接種歴や現地の流行状況を確認しましょう。
【結核について】
- 結核は、結核菌によって肺などに炎症が起きる病気で、今でも全国で年間10,000人以上の新しい患者が発生しています。
- 咳・微熱・身体のだるさなどが2週間以上続いている場合には結核の可能性があるため、早めに医療機関を受診しましょう。また、定期健康診断で胸のレントゲンの異常を指摘された場合も、放置せずに必ず精密検査を受けましょう。
全数把握対象疾患情報(横須賀市内)
【結核:2例】
- 1例目:年齢群は60代、病型は結核性胸膜炎、推定感染原因・感染経路は飛沫・飛沫核感染、推定感染地域は神奈川県横須賀市
- 2例目:年齢群は20代、病型は無症状病原体保有者、推定感染原因・感染経路は飛沫・飛沫核感染、推定感染地域は埼玉県
【E型肝炎:1例】
- 年齢群は60歳代、推定感染原因・感染経路は不明、推定感染地域は日本国内
定点把握対象疾患情報(横須賀市内)