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更新日:2023年6月22日

ページID:94969

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教育フォーラム2023を開催しました

1 開催概要

 外国につながりのある子どもたちの支援について、学校、家庭、地域が一緒に考え、意見を交換しました。

2 開催日時・場所

 令和5年5月28日(日曜日)9時30分~12時30分、総合福祉会館5階ホール

3 来場者

 計90人(参加者67人・見学者23人)

区分 内訳 人数
参加者
ファシリテーター(関東学院大学法学部教授・牧瀬 稔氏)
 1人
ラウンドテーブル討論者
4人
中学生(追浜中学校生徒会)
6人
高校生(横須賀総合高校7、三浦学苑高校6、緑ヶ丘女子高校1)
14人
大学生(関東学院大学法学部・牧瀬ゼミ)
19人
保護者
7人
教員(小学校6、中学校2、横須賀総合高校1、指導主事3)
12人
関係者(日本語支援ステーション)
2人
公募市民(広報よこすか)
2人
見学者
教員9、教育委員4、市議会議員3、広報課1、事務局6
23人

 

4 開催内容

 事務局による概要説明(横須賀市の現状、日本語支援ステーションの動画紹介)の後、ファシリテーターの進行により以下のとおり開催しました。

[第1部]ラウンドテーブル形式の討論・意見交換(9時30分~11時)

討論者 

土山豊 氏(横須賀総合高校の卒業生)

山口忠士 氏(浦賀中学校総括教諭)

西之原愛子 氏(日本語指導員)

平塚淑江 氏(前 国際教育コーディネーター、日本語指導員)

テーマ 「実際に関わる中で感じること、伝えたいこと、求められること」

討論者の主な発言

土山氏

来日時は「元気ですか」しか知らず、通訳がいないと不安だった。

横須賀総合高校在籍時は、外国の方がいたことや日本語指導もあり、ありがたく楽しい学生生活を送ることができた。

日本語と母国語の2言語が使えるようになり良かったと思う。

山口氏

一般の教員が外国籍の子どもを受け持つと、互いの母語が分からないため、試行錯誤して支援や指導に取り組んだ。

困っている生徒をクラス全体で助けるため、最終的には温かい雰囲気のクラスになると感じた。

部活動では言語を超えたスポーツの意義を知ることができ、大きな財産となると思う。

西之原氏

出会った人で人生が変わる、人との出会いは大事である。

日本人でも外国人でもない中間層にいるため、周りと違う自分を好きになることが大切である。

子どもの性格や生活の状況によって、気持ちを落ち着かせ安心させてから学習に入るとよいと思う。

平塚氏

外国籍の子どもは、日本に来て今までできていたことができなくなる。友人や授業も異なるため、意気消沈してしまう。

植物が、育ってきた土壌から抜かれ、根も葉も傷ついている状態と同じ。「あなたは大切な存在です」と伝えることが大切である。

みんなで一人を囲んで育て、つないで広げるということを大切にしてきた。

 

参加者との意見交換(主なテーマ)  

  • 支援する側のアプローチの仕方
  • 子ども同士の助け合いエピソード

[第2部]ワールドカフェ形式の意見交換(11時~12時30分)

テーマ 

第1ラウンド「外国につながりのある子どもと自分との関わりは?」

第2ラウンド「目指す姿とのギャップ、今はどう?どうなるとよい?」

第3ラウンド「(振り返り)私たちには、どんなことができる?」

総括1 テーブルホスト担当の大学生による「まとめの言葉」(テーブルA~J)

 A 自然体で受け入れ、優しく簡単な単語を使い、自分からアプローチ

 B 次世代には、分け隔てなく取れるコミュニケーションを

 C やさしい日本語を使う、お祭りに参加するなど入りやすい環境づくりは必要

 D フレンドリーな関わり方が大切。言語への興味が授業での教え合いに広がる

 E 交流イベントの開催など、安心感を与える場所づくりが必要

 F 校門でのあいさつ言語を日によって変える取り組みのアイデアも

G 外国人向けの教材整備、国際教室の全校配置、話しやすい環境づくりが理想

H 外遊びに言葉はいらない

 I 積極的に話しかける、討論への参加など文化交流の場を設けることが大切

J 地域・家庭・学校のコミュニティとしてのつながりが大切 

総括2 ファシリテーターによるワールドカフェ全体の総括

 ・3つの「共」にまとめられる。一番は「共有(ワークショップなどの情報共有

   など)」、2番は「共感(ともにかんじる)」、最後に「共創(ともにつくる)」。

   行政は、いきなり「共創」に取り組んでいるように見える。

 ・本日のフォーラムのように共有から共感、共創につながっていければいいと思う。

5 来場者の感想・意見など(感想カード集計結果)

  • 回答者  47人(参加者34人、見学者13人)  
  • 内訳  中学生2人、高校生8人、大学生11人、保護者6人、教員13人、その他7人
  • 感想  とても良かった 30人(63.8%) 、 良かった 17人(36.2%)
  • 自由コメント(主なもの)

 ・さまざまな年代や立場の人と意見交換できる機会だった。(11人)  

 ・当事者の話を聞くことができて良かった。(8人)

 ・「外国につながりのある子どもたち」について学び考えることができた。(6人)  

 ・もう少し時間が欲しかった。(3人)  

 ・違う視点の意見を聞くことができ、気づきが多かった。(2人)  

 ・若い人たちの議論や意見を知ることができた。(2人)  

 ・テーブルホストの大学生の進行がわかりやすくスムーズだった。  

 ・子どもが学校に通う大切さを再認識できた。

6 当日の様子

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教育フォーラム2022を開催しました

 

お問い合わせ

教育委員会事務局教育総務部教育政策課

横須賀市小川町11番地 本館1号館6階<郵便物:「〒238-8550 教育政策課」で届きます>

電話番号:046-822-9751

ファクス:046-822-6849

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