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更新日:2017年2月27日

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12.渡船

 

(浦賀の渡し船)

東西浦賀を結ぶ渡船は、浦賀のシンボルの一つです。
この渡船がいつ開業したのか特定することはできませんが、享保5年(1720)に浦賀奉行所が設置されて間もない享保7年の記録には「当村には、渡船無御座候」とあり、11年後の享保18年に書かれた『東浦賀村明細帳』には「渡船の修復の折りには、鴨居村、走水村、内川新田、八幡村、久里浜村も東西浦賀村と相応の協力すること、船賃は村中(東浦賀)のすべての家で一軒あたり米六合づつ」とあるので、この11年の間に、渡船が操業されたものと判断できます。
修復の際には、近隣の村々にも応分の負担をかけているので、近隣の村人も、かなり渡船を利用したものと考えられます。
また、船賃が1軒あたり米6合づつとなっていますが、西浦賀でも同じとすると、当時の浦賀には、東西合わせて約1,000軒の家があったので、この米の量は約6石(約900kg)となり、当時の渡船は2隻と思われるので、2人の船頭の生活が支えられるように決めたのでしょう。明治元年(1868)の記録では、船賃は1軒あたり一律いくらではなく、家ごとに差がありました。
現在の船は、平成10年8月8日に就航した強化プラスチック製の御座船です。客席定員は12人、片道料金200円です(平成29年1月現在)。乗り場に客が来れば、対岸にいてもすぐ来ます。
この航路は「浦賀海道」と名付けられて横須賀市道2073号となっており、1日80~250人の利用があります。

お問い合わせは、下記までお願いします。

(株)ミウラ総建

横須賀市西浦賀1-1-1

電話番号:046-841-1509

 

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