更新日:2023年3月17日
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施設能力:9,800m3/日・横須賀まで53km
日露戦争(1904?1905年)後、軍備拡張に伴って走水系統だけでは、水量が足りなくなりました。海軍は、相模川の支流中津川に新しい水源を求め、明治45年(1912年)に工事に着手し、大正10年(1921年)に半原系統を完成させました。
半原取水口
上流に宮ヶ瀬ダムを建設し、より安定した流量を保つことができるようになった中津川から取り入れた水は、約500m離れた半原水源地(愛甲郡愛川町)の沈殿池(9,900m3・4池)で沈殿した後、内径500mmの鋳鉄管で逸見浄水場まで送られます。この、半原水源地(126m)と逸見浄水場(58m)は、標高差が約70mあるため、ポンプを使わずに53kmを自然流下させています。
上郷水管橋
逸見浄水場では、送られてきた水を緩速ろ過池(1,000m3(25m×40m×1m)・4池)で1日2.5mの速度で砂層を通してろ過させ、消毒した後、隣接の配水池から市内に給水する能力があります。
しかし、水需要の減少、水源水質の悪化、施設の老朽化により平成19年(2007年)4月からは取水を休止していましたが、平成27年2月28日付けで廃止しました。
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