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更新日:2023年6月14日
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「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。
ワーク・ライフ・バランスの実現には、事業者等による健康経営の取り組みが必要です。従業員に対する健康支援の強化は企業経営において欠かせない部分であり、その対策を強化する必要性が高まっています。健康経営を通じて性差も考慮した健康課題に対する取り組みを行うことにより、働きやすい環境整備を進めるよう事業者等へのジェンダー視点に立った健康経営の制度に関する認知度を高め、啓発を推進します。
健康経営の実践により、従業員等が健康な状態となり病気やけがをすることが減り、健康的に生活できるようになるだけではなく、企業側にも従業員等の欠勤率や長期休業者数の低下、労働生産性の向上のほか、経営の安定性向上、医療費の削減、企業イメージの向上等、様々なメリットがあります。健康経営の実践においては、身体的な健康のみならず、従業員の心のケア(メンタルヘルスケア)も重要となっています。
また、ワーク・ライフ・バランスの実現には健康であることが不可欠であり、健康経営とワーク・ライフ・バランスとは密接に結びついています。ワーク・ライフ・バランスを実現するための取り組みは、誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができることを目指しています。
出典:経済産業省「健康経営の推進について」(令和4年)
心のケアについて、厚生労働省「こころの耳」のホームページにセルフチェック、セルフケア、職場での取組事例等の情報が掲載されていますので、ご参照ください。
https://kokoro.mhlw.go.jp/(外部サイト)
健康経営の質をさらに高めるためには、今後は女性の健康についても重要視されており、「健康経営銘柄」の選定評価項目には「女性の健康保持・増進に向けた取り組み」が掲げられています。女性の社会進出等の観点からも、女性特有の健康課題に対する取り組みを増やすことで、女性が活き活きと働くことができるだけでなく、企業の更なる活性化につながり、次世代への健康に対する投資であるとも言えます。
例えば、女性特有の月経随伴症状などによる労働損失は4,911億円と試算されています。健康経営を通じて女性の健康課題に対応し、女性が働きやすい社会環境の整備を進めることが、生産性向上や企業業績向上に結びつくと考えられます。
出典:経済産業省「健康経営における女性の健康の取り組みについて」(平成31年)
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