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更新日:2022年2月1日

ページID:83096

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横須賀で輝く女性経営者~知恵の光会小谷光子さん~

顔写真

横須賀で活躍する女性経営者へのインタビュー。
第2弾となる今回は、公郷町にある社会福祉法人「知恵の光会」を設立した小谷光子さんにお話を伺いました。
【一番大切なのは、「人との出会い」と「叶えたい思い」】
小さいころの思いを実現して、社会福祉法人を設立した小谷さんのこれまでの人生や、困難をどう乗り越えてきたかをお聞きしました。

社会福祉法人を設立した経緯を教えてください。

小学生の頃の担任の先生から、障害のあるクラスメイトの面倒をみるように言われ、その子が通っていた施設に迎えに行ったときに、大きくなったらこういう施設を作りたいなと漠然と思っていました。その後、自宅を開放して地域作業所を始めました。そして、43歳のときに医学博士の先生からの「社会福祉法人を作ったらいかがですか」という提案がきっかけとなり、そこから10年かけて社会福祉法人の設立までこぎつけました。

設立から今までの、大変だったことや苦労したことは?

施設写真施設の土地探しから、資金繰りや近隣住民の同意書、申請書作成等、大変なことは数えきれないほどありました。ただ、取り組んでいた10年の間、嫌だと思ったり諦めたくなったことは一度もなく、心は常に前向きでいられたことが、今でも不思議でなりません。
まわりで反対するような人もおらず、たくさんの方々に助けていただきながら、自分のやりたいという気持ちでここまでやってこられていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

ジェンダー平等やダイバーシティについてどのようにお考えですか?

近年、ジェンダー平等やダイバーシティに関する動き見られるようになったことは、自然な流れかと思います。一人として同じ人間はいないので、一人一人違って当たり前です。誰もが幸せに生きる平和への可能性を感じています。ただ、いまだにいろいろな集まりで女性を見つけることが難しく、ジェンダー平等は日本はまだまだすすんでいないと感じています。
今はこども園や学童保育も運営していますが、子どもたちの意識は変わってきているなと感じます。子どもたちは、性別や障害の有無で何かを判断するようなことはしません。だからこそ、子どもと接する大人の意識を変えていく必要があると思っています。
人生100年の今の時代、一つの職場や一つの生活の中にさまざまな世代、さまざまな環境で生まれ育った人がいます。それぞれの考え方を受け入れること、異文化にふれること、障害があることを受け入れること、共存共栄していくのにどのようなサポートを受けたら良いのか考え行動することが大切だと思います。決まった答えはなく、日々まわりにいる方々と共に歩むことを大切にしていきたいです。

今後の目標を教えてください。

尽くす人生をと思います。それには、自分自身が変わりながら、人間としての成長を諦めないようにしていきたいです。年齢を重ねることは、私はとても楽しみで、前向きにとらえています。

これから起業を目指す女性へのメッセージ

やりたいという気持ちや、自分を理解していただける方との偶然の出会いを大切にしていただければと思います。よく「思えば叶う」と言いますが、思い続けていれば助けてくれる人が寄ってきてくれ、思いは叶うと身をもって体感しました。
女性ももっと夢を持っていいし、きっとみんな夢をもっているはず。私は、やりたいことと、できない事情は分けて考えています。たった一回の人生なのだから、「あなたは本当はどうしたいの?」と自分に問いかけ、やりたいという気持ちだけに焦点を当てていけば、自分にブレーキをかけることなく、前に進み続けられると思います。

 

お問い合わせ

市長室人権・ダイバーシティ推進課

横須賀市小川町11番地 本館2号館2階<郵便物:「〒238-8550 人権・ダイバーシティ推進課」で届きます>

内線:046-822-8228

ファクス:046-822-4500

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