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更新日:2016年8月31日

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田ノ浦神明社(長浦神社)

田の浦の交差点(長浦交番)裏側の山腹に神明社がある。祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)ほか一神で、社の創建は不明。
新編相模国風土記稿に「正徳3年(1713)の棟札あり」と記されているが、これは再建のときの棟札らしい。このあたりの漁師の厚い信仰に支えられた社で、大漁のときは、「おぶり」といってその魚の一部を社で撒いて大漁を祝い、撒かれた魚は土地の人たちが拾ってごちそうにしたそうだ。
もとは田の浦の小字浜の地(現在の長浦町1丁目1597番地)にあったが、大正15年社地一帯の田の浦浜が海軍軍需部用地として買い上げられたため、その年の12月に現在地に遷した。
田浦保育園の山際の旧神明社跡地には、昔のままの石段があり、社の基礎がそのまま残っていて、昔をしのばせる。昔は、田の浦の大松といわれた松は裏山の頂上に、椎が境内に植えられていたが、松の方は関東大震災で枯れ死してしまったという。
境内に嘉永7年(1854)、当時の名主、小林吉郎兵衛、世話人宮本八右衛門などから奉納された浄水盥がある。祭礼には金沢八景の瀬戸神社の神主が来て、「湯立て」神楽を舞う。参列者は、神楽終了後お釜の湯を飲んで無病息災を祈願したという。

田ノ浦神社写真

 


 

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