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更新日:2016年8月31日

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常光寺

国道16号線の下り長浦トンネルの出口にあたる山腹に、浄土真宗の法灯山常光寺がある。西本願寺派に属し、本尊は阿弥陀如来像。鎌倉幕府3代将軍の源実朝の家来であった鈴木三郎常広の二男常光が実朝の菩提をとむらうため衣笠荘に開いた寺だった。常光は、承久元年(1219)八幡宮で主君の非業にあい、無情を感じ高野山に入って出家する。また、吾妻社を改修し、別当職を兼ねた。2代和尚のとき寺を衣笠から長浦(荒井)へ移したといわれる。慶長の頃、現在地に移り、慶長6年(1601)に亡くなった11代浄珍和尚が、真言宗を浄土真宗に改めた。本堂は、文化12年(1815)に了覚(しょうかく)和尚のとき建立されたといわれ、戦後改築された。
明治7年(1874)常光寺に私塾として開かれていた「三浦郡内共立長浦学校」の名称を「長浦学舎」と改め、本堂を仮校舎として使用した。後の長浦小学校である。
常光寺の右手の石段を登った山の斜面に、枝ぶりのすばらしい枝垂れ桜がある。明治16年、葉山町上山口の民家から分けてもらい植えられたもので、枝は横に広がり、その小枝が細長く垂直に下がる樹形は風格がある。枝垂れ桜はイトザクラともいい、しだれる枝に花をつける姿が優美で、社寺によく植えられる。昭和52年「横須賀風物百選」に選ばれた。


常光寺写真


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