総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 神奈川県指定重要文化財等 > 木造 毘沙門天立像(もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう)
更新日:2010年11月1日
ページID:3420
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指定年月日:昭和35年(1960年)5月17日
毘沙門天像は、もとは清雲寺の本尊仏であり、寺伝によれば建保の乱(建保元年、通称和田合戦)の折、和田義盛の為に敵の矢を受けとめたということで、矢請けの毘沙門天と呼ばれている。
構造は彩色玉眼入り寄木造で、像高70.7cm。邪鬼の上に立ち、腰をやや左に張ってひねり、右手に宝桙(ほうむ)、左手に五輪塔を捧げる通形の立像である。
兜を別に作り頭上にかぶせ、鎧の止め金の銅板細工で戴金模様が伺われる鎌倉中期以前の優作の一体である。
鬼底部及び台座の次のような墨書銘から貞享4年(1687年)に補修されたことがわかる。
*鬼底部銘
相大矢部村大富山清雲前住可心
再興貞享二二年(貞享四年のこと)卯九月吉日
*台座銘
相鎌倉扇之谷村二而仏師後藤左近重房(花押)
貞享四卯ノ年八月出来為後年之書置者也
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