総合案内 > 健康福祉・子育て教育 > 歴史・文化 > 文化財 > 横須賀市内の指定重要文化財等 > 神奈川県指定重要文化財等 > 三島社の社叢林(みしましゃのしゃそうりん)
更新日:2010年11月1日
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指定年月日:平成4年(1992年)2月14日
三島社参道左側には、アカガシ・スダジイ・モチノキが混生した常緑広葉樹林が発達している。
この林の高木層は20mを越え、なかには胸高直径48cmのアカガシの老木や神奈川県では比較的めずらしいツクバネガシも混生している。
しかし、高木層の植被率は60%とやや疎開している。亜高木層にはカクレミノ、ユブツバキ、モチノキ、スダジイ、タブノキ、ヤブニッケイが混生し、高木層の空間を被い、植被率も70%を占めている。
低木層には高木層・亜高木層の種群に加え、シロダモ、ヒサカキ、アオキ、クロガネモチ、ヤツデ、トベラなどの常緑樹や、イヌビワ、ムラサキシキブなどの落葉樹が混生している。
また、林床には上層の常緑樹の芽生えも見られる。
神社北側にもスダジイをはじめモチノキ、クロガネモチ、アカガシが混生した常緑広葉樹林が見られる。
ここには胸高直径75cmのスダジイの大木もあり、高木層が25mを越える樹林を形成している。林床にはホソバカナワラビ、コバノカナワラビなどのシダ植物が見られる。
今日ではこれらシダ植物の生育する多様性に富んだ常緑広葉樹林は三浦半島でも貴重な存在となっている。
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