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更新日:2017年2月27日

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13.円照寺

 

円照寺

(円照寺)

 

 

室町時代初期の応永5年(1398)、日海上人によって創建されたお寺です。本尊は、仏、法、僧の三宝です。
また、脇には、幕末の文政5年(1822)春、走水沖で漁師利兵衛によって引き揚げられた半鐘(市指定)と写経も祀ってあります。半鐘は44cmの小型のものですが、檜の厚板で密封し、二軸の写経が封印されていました。経文から鎌倉時代の元徳2年(1330)8月の彼岸、沙弥了性(しゃみりょうせい)が龍神に奉納したものであることが分かりました。これは「吾妻鏡」にある建保元年(1213)12月、源実朝が自筆の円覚経を三浦義村に命じ、海底に沈めたという沈鐘信仰を裏付けた、全国でも珍しい一つの例です。龍神信仰は、平安時代から鎌倉時代にかけて盛んに行われ、船を利用する者にとっては大切な信仰でした。浦賀水道は、太古から房総への交通路であり、故に水の神としての龍神が好んだという鐘を捧げたのでしょう。このような沈鐘は全国にも伝わっています。
また、墓地には会津藩士の墓6基と川越藩士の墓1基があります。

 

 

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