閉じる

更新日:2020年4月27日

ページID:25638

ここから本文です。

計画の概要

新たなごみ処理施設の必要性とその方向について

横須賀市はごみの処理について、次のような課題を抱えていました。

1.可燃ごみ(燃せるごみ)

横須賀市の唯一の焼却施設である南処理工場は、昭和58年に稼働(令和2年2月まで稼働)し、施設の経年劣化が進み、今後、安定的なごみ処理を行うために多額の老朽化対策費用を必要としていました。

2.不燃ごみ

横須賀市には不燃ごみの最終処分場がなかったため、県外の民間の処分場に埋め立てを委託していました。将来に向けて安定的な処分を行うためには、自前の最終処分場の確保が必要でした。

 

本市は上記のような課題があり、新しいごみ焼却施設の早期建設が必要となっていましたが、施設用地の確保や財政上の理由などから横須賀市単独で解決することは、きわめて困難な状況にありました。

そこで、これらの課題に対応するため、三浦市と共同でごみ処理施設を建設し、両市がお互いの施設を利用する「ごみの広域処理」に取り組むこととしました。

これらのことについては、平成20年度にパブリック・コメントや市民説明会を実施した上で、平成21年3月に「横須賀市三浦市ごみ処理広域化基本計画」として取りまとめました。

可燃ごみ処理施設の見直しについて

「横須賀市三浦市ごみ処理広域化基本計画」における可燃ごみ処理施設については、下記の理由から横須賀方式(*)による生ごみバイオガス化施設を導入しないこととしました。(平成22年8月)

 

横須賀市議会においては、生ごみバイオガス化施設導入等について、検討を行う「廃棄物処理等特別委員会」から出された中間審査報告書の内容、学識経験者3名、公募市民2名、ほか9名の委員にて構成する「廃棄物減量等推進審議会」から出された、ごみ処理施設整備検討にあたっての要望及び「横須賀市新ごみ処理施設整備検討委員会」の検討結果等を基に「コスト」と「安定稼動」を中心に検討した結果、三浦市とのごみ処理広域化における可燃ごみ処理施設については、生ごみバイオガス化施設を導入しないこととしました。

  • 横須賀方式とは

生ごみ分別という市民負担を伴わずに、燃せるごみから生ごみを効率的に機械選別することによってバイオガス化を図る方式

各市と広域の役割

各市と広域の役割
各市が処理するごみ 広域が処理するごみ
  • 紙、繊維類
  • 容器包装プラスチック類
  • 缶、びん類
  • 植木剪定枝
  • 可燃ごみ(燃せるごみ)
  • 不燃ごみ
  • 粗大ごみ

広域におけるごみ処理の基本フロー

各市に建設するごみ処理建設について

1.横須賀市

  • 可燃ごみ処理施設

焼却施設(可燃性粗大ごみ処理施設を併設)(施設規模:360t/日)

本施設では、燃せるごみの焼却処理を行います。処理方式は、全国でも多く採用されているストーカ式焼却炉です。(3炉構成、久里浜の南処理工場と同方式、煙突の高さは59mです。)

  • 不燃ごみ等選別施設(施設規模:30t/日)

本施設では、不燃ごみと粗大ごみの破砕・選別処理を行います。処理方式は、破砕選別で、資源化のために鉄・アルミ等を選別します。廃プラスチックは可燃ごみとして焼却施設で焼却します。

  • 上記のごみ処理施設(焼却施設及び不燃ごみ等選別施設)の運営方式は公設公営(委託を含む)とすることとしました。
  • 施設規模に関しては、平成24年度に策定した「横須賀ごみ処理施設整備実施計画」において見直しを行いました。

2.三浦市

  • 最終処分場(施設規模:57,500m3)

本市が整備する施設の建設計画地について

平成18年度から、本市の全域を対象に候補地の選定作業を開始し、最終的に建設計画地を現在の不燃ごみ減容固化施設周辺(横須賀市長坂5丁目)としました。

平成22年1月に建設計画地を公表し、以後、地元の連合町内会や各町内会に対する説明会や建設計画地の視察等を行いました。

平成23年5月に設立された「横須賀市新ごみ処理施設建設対策協議会」と協議を重ね、平成23年11月17日に同協議会から建設計画地を長坂5丁目3,878番地付近とすることについて容認するとの文書が提出され、平成23年12月5日に建設計画地の容認に関する協定書の締結をしました。

計画地の概要

  • 住所

長坂5丁目(位置図(PDF:89KB)

  • 面積

約4ha

  • 区域区分

市街化調整区域

  • 地域地区等

風致地区・首都圏近郊緑地保全区域・宅地造成工事規制区域・神奈川地域森林計画対象区域

  • 地目

山林

計画地を不燃ごみ減容固化施設周辺とした理由

  • 人家から離れていること。
  • 市域の中央部に位置しており、市内各所からの運搬にあたり車両が特定の道路に集中しないこと。
  • 久里浜田浦線、坂本芦名線などの幹線道路を利用した効率的な運搬ができるとともに、将来的には現在計画中の三浦半島中央道路の利用も可能となること。
  • 効率的な運搬ができることにより、環境負荷の低減と運搬コストの縮減が図れること。
  • 広い土地が確保でき、ゆとりのある施設配置が可能となること。

計画にあたって配慮すること

  • 計画地は風致地区、首都圏近郊緑地保全区域にあたりますので、周辺環境の保全に配慮した施設整備に努めます。
  • 施設や建物の設計については、周辺の景観に影響を与えないよう配慮をいたします。

 新ごみ処理施設施設整備基本計画

横須賀ごみ処理施設整備実施計画

本計画は、「一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」および「新ごみ処理施設施設整備基本計画」に定めた基本的事項を踏まえ、排ガスの自主基準値に対する処理対策、発電を主体とした予熱利用計画、施設配置計画等について詳細に検討したものをとりまとめました。

今後、本計画を基礎資料として建設工事の発注仕様書作成等を行いました。

 

横須賀ごみ処理施設整備実施計画

 

  • 基本設計図

この基本設計図を基に本市が要求する性能を仕様書としてまとめ入札を行いました。入札で決定した工事請負業者が本市の要求する性能を満たす実施設計を作成するので、本市が作成した基本設計図は実際に建設する施設とは異なります。

図面番号、図面名称一覧(PDF:102KB)

基本設計図
図面番号 図面名称
A-1 全体配置図(PDF:759KB)
A-2 動線計画図(PDF:802KB)
A-3 焼却施設地下1階平面図(PDF:343KB)
A-4 焼却施設1階平面図(PDF:352KB)
A-5 焼却施設2階平面図(PDF:330KB)
A-6 焼却施設3階平面図(PDF:355KB)
A-7 焼却施設4階平面図(PDF:310KB)
A-8 焼却施設5階平面図(PDF:299KB)
A-9 焼却施設R階平面図(PDF:222KB)
A-10 焼却施設A-A断面図(PDF:316KB)
A-11 焼却施設B-B断面図(PDF:203KB)
A-12 焼却施設東立面図(PDF:333KB)
A-13 焼却施設南立面図(PDF:244KB)
A-14 焼却施設西立面図(PDF:373KB)
A-15 焼却施設北立面図(PDF:374KB)
A-16 不燃ごみ等選別施設地下1階・1階平面図(PDF:232KB)
A-17 不燃ごみ等選別施設2・3階平面図(PDF:297KB)
A-18 不燃ごみ等選別施設4・5・R階平面図(PDF:242KB)
A-19 不燃ごみ等選別施設A-A、B-B断面図(PDF:207KB)
A-20 不燃ごみ等選別施設C-C、D-D断面図(PDF:187KB)
A-21 不燃ごみ等選別施設立面図(PDF:599KB)
A-22 計量棟・連絡橋一般図(PDF:365KB)
A-23 焼却施設(車路部分)・車庫一般図(PDF:473KB)
A-24 焼却施設仕上表(1/2)(PDF:366KB)
A-25 焼却施設仕上表(2/2)(PDF:367KB)
A-26 不燃ごみ等選別施設仕上表(PDF:401KB)
C-1 造成計画図(PDF:570KB)
C-2 造成計画断面図(1/6)(PDF:197KB)
C-3 造成計画断面図(2/6)(PDF:254KB)
C-4 造成計画断面図(3/6)(PDF:240KB)
C-5 造成計画断面図(4/6)(PDF:227KB)
C-6 造成計画断面図(5/6)(PDF:228KB)
C-7 造成計画断面図(6/6)(PDF:220KB)
C-8 造成法面標準図(PDF:348KB)
C-9 場内緑地計画図(PDF:602KB)
C-10 場内舗装計画図(PDF:645KB)
C-11 場内舗装標準図(PDF:297KB)
C-12 外構フェンス・門扉計画平面図(PDF:686KB)
C-13 門扉詳細図(PDF:352KB)
C-14 街路灯配置計画図(PDF:631KB)
C-15 サイン計画図(PDF:640KB)
  パース(PDF:740KB)

 

お問い合わせ

環境部広域処理センター

〒240-0101 横須賀市長坂5丁目1番1号 横須賀ごみ処理施設「エコミル」3階

電話番号:046-854-4153

ファクス:046-854-4160

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページは見つけやすかったですか?

このページは分かりやすかったですか?

このページは役に立ちましたか?